完全制覇!秦氏「松尾大社・月読神社」下鴨神社・上賀茂神社と同等の古社である
701年秦氏が創建。松尾山の岩倉(磐座)を祀り始めたのがはじまりと思われる。平安遷都は秦氏と賀茂氏が尽力したそうで、西の松尾社、東の賀茂社と言われ、天皇が崇敬する二十二社の一つである。最後に京都四条通はここと八坂神社が両端になっている。
2024年『松尾大社展』があった。
変更履歴 ※変更点のみ参照は日付で検索してください。
2024/10/20 誤植修正/他NOTEへリンク追加
2024/01/05 正月参拝(「2024/01/05」で検索)
2023/01/22 旧正月参拝記録追加(旅行記はこちら)
2022/10/04 「↑亀の井・よみがえりの水」に動画追加
2022/07/18 御田祭追加
2022/06/19 箇条書きで説明追加
2022/05/06 松尾祭追加
2021/12/04 紅葉狩で時間が余ったので参拝
2021/10/27 テレビ番組を観て更新
2021/09/18 写真追加
2021/08/06 初版
HP
▼松尾大社(まつのおたいしゃ)・月読神社境内と徒歩ルート
http://www.matsunoo.or.jp/tukiyomi/map/map1.html
▼ セットで行くところ
電車・車・・・嵐山周辺
徒歩・・・・・梅宮大社、苔寺、鈴虫寺
▼祭神
▽松尾大社
祭神は「大山咋神(おおやまぐい)」と「中津島姫命(なかつしまひめ)」で、オオヤマグイは上賀茂神社の祭神の父親である。ナカツシマヒメは市杵島姫命の別名。
▽境外摂社:月読神社(京都市西京区松室山添町15番地)
アマテラスの弟「月読尊(つきよみのみこと)」
▼見どころ
→由緒
まずは箇条書きで説明
松尾山の山頂の磐座が信仰対象で山全体が松尾大社で社殿は701年に造営
秦忌寸都理(はたのいみきとり)が文武天皇の勅命で社殿を造立
明治までは秦氏が神職を務めた古社
松尾山は神職のみ入山可能だったが、現在は許可を得て入山できる
宗像三女・イチキシマを祀ることから秦氏=海族だと思われる
記紀には滋賀の日吉大社(私のNOTE)の神・オオヤマグイも同神とある
秦氏は賀茂氏と同族とした系図で、賀茂氏は秦氏の婿である
日吉大社は秦氏×賀茂氏×三輪氏の祭神が集まっている
平安時代には「賀茂の厳神」「松尾の毛霊」とされ、朝廷からも重要視された
下鴨神社の「糺の森」は有名だが、
畑秦氏の神社にも「糺の森」はある室町時代以降は日本一の酒造りの神と呼ばれる
多くの本殿の屋根は平仮名の「ヘ」のように左右(厳密には前後)非対称の流造だが、ここは対称の両流造で「松尾造」と呼ばれている
多くの神像を持っており、国内最古のものもある
松尾大社、伏見稲荷大社(私のNOTE)、宇佐八幡宮(私のNOTE)と神道の古社を持ちながら、広隆寺(私のNOTE)など寺も古くから持っているところに神仏習合にも早くから入っていったのかもしれない
では本題です。境内と徒歩ルートはこちら。
▽松尾大社
京都を代表する古社。観光客は少ないが、地元の方が大事にする神社である。
楼門をくぐると神域です。「まつお」ではなく「まつのお」です。
701年に秦忌寸都理(はたのいみきとり)が勅命により、山上の磐座の神霊を山麓の社殿に移し、松尾大社が建立されたと伝わります。
秦氏は、南の稲荷山周辺などあちこちに居住し各地を開拓していく。現在の嵐山と亀岡を結ぶ「保津峡」を開削、桂川に堤防を築き、渡月橋上流に大きな堰を設けるなど、現在にもつながる土地の開拓を行う。
そのため、右京区・西京区は秦氏の神社仏閣が多い。そして、伏見稲荷大社も秦氏であり、秦氏の神社には賀茂氏を祀る社があり、つながりは強いようだ。
2021年コロナ禍では隠されていました・・。2023年1月は復帰していました。
手水舎ですね。
平安時代より「皇城鎮護の神」として、都の守り神であった神社だけあって、「松尾造」と呼ばれる独特の建築様式を残している。ここからも、歴史・力がある神社であると言えるかも。
→舞殿
舞殿です。そして左から拝殿・本殿に向かいます。
お酒の神様なので正月は尾坂が集まります。いずれ御神酒になるのかな??
→拝殿・本殿
近年、本殿裏に磐座が発見され、古代からの自然信仰から発生していることが分かった。
お正月はこんな感じになります。
通常は下のような感じ。
本殿右側と左側からの写真。これが「松尾造」です。
→本殿左:相生の松、おもかる石など
相生の松の背後には「幸運の撫で亀」「おもかる石」などありますね。2021年と2022年はコロナ禍で出来なかったのですが。
→本殿から右側へ
→本殿右:亀の井・よみがえりの水
本殿右側に「亀の井」という井戸がある。ここの水は延命長寿の功徳があり、「よみがえりの水」とも呼ばれる霊泉。お酒の仕込みに使うと、酒が腐らなくなるといわれ、今も酒造りの時期には酒造家の方がお水を求めてこられるそう。境内には酒が多く奉納されているのはここの水と祭神が酒の神様だからである。そして「酒-1グランプリ」なるものを実施している。
お正月はお餅が飾られます。
→亀の井
→霊亀の滝
→ご神体、宝物館など本殿右側の境内
御田祭などの祭りのはじまりは「祓戸神社」から!
この神社は発祥となる磐座への登拝もできる。奈良・大神神社と同じく神域扱いなので申請するとタスキが渡される。現在、猿が多く出没するため、一人での登拝は認められないので要注意。聖地として本来、足を踏み入れることが許されなかった場所へのお参りになるので、ルールを守って登るべし。所要時間は往復で1時間から2時間だそうです。
最後に、宝物館には神像が安置されている。
そして、平安から江戸時代末期の文書史料が500点あり、朝廷や歴代幕府とのやりとりや、神社の行事について記されたものなどがあるとか。。
→庭園「曲水の庭」
神が降臨した磐座を見立て、そこに平安の雅な庭園。
→本殿左:境内摂社・末社「衣手社/一挙社/金毘羅社/祖霊社」
2022年7月17日気付いた。本殿左側です。こちらも祓戸なのかな。。
本殿左側です。
ちなみにこの「一挙社」ですが、妻はずっと「一言主」という願いを必ず1つだけ叶えてくれる神様と思っていたらしく、2021年11月に「一挙」だと気づいたらしい。
ずっと「ヒトコトヌシに行かないと!」と言っていて、私はない認識で、「コトシロヌシ」と間違っているわと思っていたのですが話が合わずだったのですが・・。
→松尾大社のヤマブキ
▽境外摂社:月読神社
別にしました。
松尾大社を南に小道を下ると現れます。この神社は穴場で、よい神社の空気感があります。『山城国風土記』逸文によれば、月読尊が保食神のもとを訪れた際、その地にあった桂の木に憑りついたといい、「桂」の地名はこれに始まるという説話が記されている。
5世紀の任那に行くときツクヨミに言われここに祭り、壱岐氏が宮司になった。秦氏が壱岐氏を連れて来たということだろうか?
少なくとも5世紀末から壱岐市からここの遷座させたということは間違いないとのこと。
境内に神功皇后ゆかりの安産信仰発祥の石「月延石」がある。この石は元は筑紫にあり、神功皇后が応神天皇を産む際にこの石で腹を撫でて安産し、のち舒明天皇の時に月読神社に奉納されたらしい。
「戌の日」に安産の特別祈祷が行われ、祈祷後、名前を書いた「安産祈願石」を月延石の前にお供えして安産を祈願するとよいそうな。梅宮大社(私のNOTE)でまたいでここに来れば完璧かな。
ということで、この月読神社は現在は松尾大社の境外摂社だが、それは江戸時代からで、元々は、単独で壱岐氏が守っていた神社である。時代とともに神社淘汰(合祀)していくが、京都は大きな神社がそのままの形で「境外摂社」として歴史をつなぐところが多いので、そういうところも知っていれば、見え方が違うのかなと思う。
よい神社、よい仏像には有名豪族あり!歴史あり!ということで、秦氏の氏寺・神社を続けて記していきます。
▽正月参拝 ※2024/01/05
祈祷を受けてみた。祝詞が良かった~。面白かったのは、くじ引きができること。コロナ禍は中止していた御神酒の授与が再開されていた。コロナ禍前は御神酒を盃か何かで回し飲みだったが、紙コップになっていた。しょうがないか・・・。
さて、『松尾大社展』いくか!!神像で有名な人zにゃでもあるが、信長や秀吉など権力者の書状もみたいし。
▼旅行記
▼松尾大社「神幸祭」
▼松尾大社「節分祭」
出雲神話の主人公スサノオが松尾大社の祭神「大山咋神」の祖父神にあたる由縁もあって、毎年節分に島根県益田市から拝殿で奉納される。また、節分祭は「幸運の福豆」というくじびき抽選会があり、2月1日~3日に初穂料300円で福引券が授与され、2月3日節分祭当日の13:00~17:00に福引となる。人多い!
▼パワースイーツ
▼松尾大社「御田祭」
▼境内の食事処
▼境外食事処
▼纏め
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