元明天皇平城京遷都初の即位は聖武天皇

やまとみずほの国に生まれて　最終話

倭国を日本にしたのは藤原不比等。不比等は阿波を隠すため「倭国は伊国」を消した。倭国の訓読みが「邪馬台国」。金印倭国も伊国なら、倭面土国は伊国の面、面は海岸線にて、土の発音は津、即ち伊国の海岸に港があった。伊邪那岐が禊した橘。第四十五話「持統の天武の継承を裏で糸引く不比等」　
持統天皇の藤原宮は阿波の鴨島と語った。世界遺産を目指す藤原京は何か。

藤原京は場所の選定を間違った。水はけが悪く住めない。奈良で政治を行う不比等、意思決定が阿波では堪らない。白村江の大敗も阿波と奈良の齟齬。
６４５年まだ天智天皇は即位せず、敗戦責任は不明確。藤原不比等の生誕は６５９年だから、天智天皇と藤原鎌足の責任のはずだが、悪くは書けない。藤原宮場所の選定は単純である。大和三山の中心は都を築くにふさわしい。

藤原京の北に耳成山、西に畝傍山、そして東に天香具山だ。持統天皇の和歌「春すぎて夏きにけらし　白たへの衣ほすてふ　天の香具山」が有名だが、舒明天皇の国見歌では、天の香具山から海原に飛ぶ鴎が見える。「大和には　群山あれど　とりよろふ　天の香具山　登り立ち　国見をすれば　国原は　煙立ち立つ　海原は　鴎立ち立つ　うまし国ぞ　蜻蛉島　大和の国は」と。

第四十三話「王朝交代隠す茶番劇乙巳の変が幕引き」舒明天皇の飛鳥岡本宮　次代の皇極天皇の飛鳥板蓋宮は乙巳の変の舞台。さらに天武天皇と持統天皇の飛鳥浄御原宮も比定地は飛鳥宮跡だ。しかし「とりよろふ天の香具山」は手近にある天の香具山の意味。飛鳥の手近な山は甘樫丘、香具山から飛鳥は見えない。飛鳥を国見をするなら絶景ポイントとなる絶対に甘樫丘である。

大和三山は阿波三峰をならった。三峰に火を炊き灯台にして、暗夜の海からよく見えて、相互の位置関係から行先を明示する。津峰山の津は伊面津の津「橘港」、中津峰は「小松島港」、そして日峰山は小松島市の北。手近な山にて当然海原も見える。そう世界遺産を目指す飛鳥京は阿波の小松島市だ。第十一話挿話「天岩戸伝説は最初の大嘗祭？」、日峰山に日峰神社が鎮座。

舒明天皇は大和の国を美しい国、蜻蛉島とも詠う。神武天皇が蜻蛉の臀呫のようだと感嘆したから、日本が秋津洲の呼び名になったと日本書紀は記すが第四十話「継体天皇が隠す真の王朝交代」、古事記は秋津洲と名付けたのは　雄略天皇と記す。吉野宮に狩りに行き、獲物を待っていると虻が腕に止まって噛まれたら、虻を蜻蛉が食べた。腕に止まる虫を蜻蛉が食べるだろうか。

古事記の暗号を日本書紀が抹殺している。阿波の吉野川の川中島の善入寺島かつては粟島と言われ蜻蛉の臀呫の形をしているが、川の流れは神武天皇の時代と同じだろうか。雄略天皇は蜻蛉の功績を讃えて、秋津洲と命名した。蜻蛉は前にしか飛ばず、空中で素早く虫を捕らえる。勇敢だし攻撃力も有り　勝ち虫と呼ばれる。蜻蛉が秋津洲の日本、虻が阿波の邪馬台国に謎ってる。

古の倭国を日本が飲み込んだ、中国史の記述通りでないか。雄略天皇は阿波の出身ではなく、秋津洲は奈良か。蜻蛉が止まった虻を食べるのは暗号だ。雄略天皇にて王朝交代した。古事記にはまだまだ暗号が隠れているはずだ。
奈良の藤原京へ持統天皇も元明天皇も移らない。不比等は強引に元明天皇を呼び寄せたかもしれないが、元明天皇は故郷の阿波が恋しいと鴨島へ帰る。

平城京へ７１０年遷都した元明天皇は既に４９歳、遷都の詔を出しただけ。元正天皇は氷高内親王、平城宮。聖武天皇天璽国押開豊桜彦天皇、平城宮。　
聖武天皇のととさんは文武天皇、かかさんは不比等の娘の宮子。文武天皇も藤原宮だから、阿波の鴨島から奈良の藤原家に通った。だから藤原不比等の家で育った聖武天皇が即位したら、平城宮第一次大極殿の高御座に座った。

元正天皇は未婚のまま即位した稀有な女性天皇、文武天皇の姉、かかさんの元明天皇の後を継いだ。聖武天皇の生誕は７０１年、元明天皇崩御７１５年はまだ１４歳。不比等は元正天皇をつなぎにし聖武天皇が２３歳の７２４年　元正天皇から譲位させた。元正天皇は３５歳にて即位、７４８年に６８歳の崩御はかなりの長命。退位後は鴨島に帰ったが、平城宮に転居しただろう。

元々政治の舞台は奈良、阿波から庶民は移住しない。転居したのは元明天皇の供回りだけだからお嫁入りと変わらない。かかさんの元明天皇は藤原京を気に入らなかったが、元正天皇は平城宮から見る生駒山が阿波の眉山に似ていたから、とても平城宮を気に入った。「やまとみずほの国に生まれて」にしか妄想できない結論を最後に書いて、本マガジンのフィナーレとします。

古事記に暗号がまだある、全文解読を新マガジンにする。その前におまけ。

妄想経過と創作過程の裏話を自慢話たらたらで語ります😀
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