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  • ツクヨミノマコト(古事記全文解読)

    三貴子なのに古事記では活躍しない月読尊。きっと天皇家を陰で支えた氏族が信奉しました。古事記を全文解読し、謎の神ツクヨミのマコトに迫り、日本古代史に光を当てます。 古事記 [電子書籍版] 著者:稗田阿礼, 太安万侶 https://books.rakuten.co.jp/rk/2fc569ed1b943c7a8f6548d0d98dc7b8/?s-id=ph_pc_itemname

  • やまとみずほの国に生まれて

    大和は倭にあらず大きくなった和です。阿波は邪馬台国やソロモンの秘宝など伝説の宝庫。「やまとみずほの国」に生まれて「おおやまと」に暮らす弥真都満穂が熱く古代ロマンを語ります。

  • やまとまほろば(奈良GPS散歩写真)

    2007年3月から始めました。散歩がてら写真を撮っているので、その内容が中心になります。

  • 世の中しゃくばかり~腹は寝かせたい~

    気は長く心は丸く腹立てず口慎めば命長かれ

  • 思い出の曲と振り返る歩いてきた道

    歌は世につれ世は歌につれ

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天皇家探すはお門違い⁉倭の五王まとめ

やまとみずほの国に生まれて  第三十六話 第三十五話「狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏」第十五代応神天皇は第十一代垂仁天皇皇子の結論になった。第十三代成務天皇に皇子はおらず、第十二代景行天皇皇子の日本武尊と第十四代仲哀天皇皇后の神功皇后は幻。日本神話は各世代の成果をまとめ、超絶英雄を創る。王権確立には必要だ。第二十五話挿話「長髄彦討つ物部氏!神武東征最後の戦い」も同じである。 第三十四話「応神天皇を解かす前に倭の五王を特定」、倭王讃は応神天皇、倭王武は第二十一代雄略天

    • 神生み最初の神に忠の亮

      イザナギとイザナミは協力して、国生みを行った後、神生みを行いますが、では最初に生んだ神は誰でしょう。国生みは邪馬台から大和への領土拡大とよく語られますが、神生みはほとんど語られません。しかし序文も深堀りした【ツクヨミノマコト】(古事記全文暗号解読シリーズ)、新解釈を追求して神生みも深堀りしていきますが、まず多大な功績があった二人を紹介しなければなりません。 天武天皇が諸家に伝わる史実を国家として統一するため、帝紀と本辭の誦習を命じたのは高い記憶力を持つ稗田阿礼。大和棟との同

      • 天之御中主を抹殺した日本書紀の真の理

        ツクヨミノマコト(古事記全文暗号解読)シリーズ、国生みまで進めて来ましたが、序文に「あんぐり」しました。天武天皇の発議により歴史書の編纂が命じられましたが、その発議の経緯を序文第二段「古事記の企書」に記し、天武天皇の道は黄帝に勝ると讃える。 中国の神話伝説時代、黄帝は三皇五帝の三皇の一人か最初の五帝とされていて、何より伝説的には黄帝は道教の開祖と語られています。道は人や物が通るべきところ、道徳だけでなく自然法則や美や真実の根源など、道家や儒家が道について説いています。天皇家

        • 天津神と国津神だけじゃない三貴神

          【ツクヨミノマコト】古事記全文暗号解読シリーズ、前々話「国生みは天照と素戔嗚の誓約に符号する」の最後、【ツクヨミノマコト】古事記序文の暗号「天と地が分れた」、イザナギとイザナミの出発地は、同じイスラエルでしょうか。【ツクヨミノマコト】神代七代も天を駆ける?駆けてた?。徐福が目指した蓬莱山は剣山とも語りました。どっちだ?と混乱しました、 今回はその解決編になりますが、その前に前話「古事記が語る瀬戸内海の島生み」の島の別名を紹介し、古事記に記される島生みが、なぜ瀬戸内なのかを説

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        • ツクヨミノマコト(古事記全文解読)
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          古事記が語る瀬戸内海の島生み

          桃太郎はなぜ桃から生まれたでしょう。お腰につけた黍団子、いつのまにか「きび」が「吉備」になっていますが、切り取る前の吉備をお腰に付けてるはずがない。占領した後に、領地を家来に分け与えたと解釈するが、鬼ヶ島を岡山にしたい人の奇弁にしか聞こえない。 岡山が吉備になったのは、吉備津彦が岡山を成敗してから、吉備は元々和歌山。吉備津彦を桃太郎のモデルとしているが、本当の桃太郎は吉備津彦の異母兄弟、弟の稚武彦。二人のかかさんは姉妹、二人とも第七代孝霊天皇の夫人。稚武彦も同じきびだんごを

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          国生みは天照と素戔嗚の誓約に符号する

          イザナギとイザナミは天津神でしょうか、国津神でしょうか。神世七代の最後、天界の高天原から地上へ降り立ったから、通説はもちろん二人とも天津神。しかし黄泉比良坂を逃げイザナギが禊をしたのは、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原。阿波の橘は阿波の海岸部、出身の国津神の領土へ帰った。国生みの最初にイザナミから声をかけて失敗するのは、イザナギは元々国津神、天津神へ婿入りした暗号でしょうか。 「ツクヨミノマコト」では、黄泉比良坂は倭国大乱の神話化。倭国は伊国、山岳部の天津神と海岸部の国津神の

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          国生み神話が卑弥呼の時代を特定する

          国生みは邪馬台国から大和へ、領土拡大の神話化と言われる。では卑弥呼の時代に、支配していた地域はどこまででしょう。それは魏志倭人伝の道程を紐解けば理解できるのです。その前に前話「最上祇園祭は最強怨霊スサノオの祀り」にて、漢委奴国王印の委は伊国の伊、奴国は長国と語りました。なぜ阿波南部の那賀に名を残す、長国王金印が九州にあるか。巨石の下に隠されてたなら、全国どこだろうと謎になります。 巨石がお墓なら博多湾志賀島近くにあった理由になるが、その痕跡は全く無く偽造説まで飛び出る始末で

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          最上祇園祭は最強怨霊スサノオの祀り

          スサノオがオオゲツヒメを殺める、これも大きな暗号です。その暗号を解く鍵は、国生み神話に書かれています。日本最大と言って過言でない祇園祭、山鉾巡行が素晴らしい。素戔嗚尊を中御座に祀る八坂神社、京都の祇園に鎮座する。 国津神は天津神へ国譲り、国津神の総元締がスサノオ。最大のライバルを何故、京都の中心部に祀るのでしょうか。アマテラスとスサノオの誓約、万世一系に男系が必須なら、アマテラスではなくスサノオが皇祖神だからでしょうか。 祇園祭の起源は貞観期、清和天皇の御代に遡ります。8

          最上祇園祭は最強怨霊スサノオの祀り

          高天原は天球!神道の道は道教の道?

          前々々話、古事記序文の暗号「天と地が分れた」。中国神話では、盤古が天を押し上げて天地を分離します。前々話、天之御中主神・別天津神は天を駆ける、隠れる別天津神を代々の北極星であると紐解きました。前話、神代七代も天を駆ける?駆けてた?、神世七代の三代から六代は、朱雀、青龍、玄武に、白虎。 南方朱雀井宿、三代宇比地邇神と須比智邇神、比の発音は井。東方青龍の角宿、四代の角杙神と活杙神、角の字が重なる。北方玄武は斗宿、五代意富斗能地神と大斗乃弁神、斗が共通。西方白虎は奎宿、六代は淤母

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          神代七代も天を駆ける?駆けてた?

          前々話、古事記序文の暗号「天と地が分れた」、中国神話では、盤古が天を押し上げて天地を分離します。古事記冒頭の天之御中主神の登場は、天地が分れた後です。前話、天之御中主神・別天津神は天を駆ける、さらに序文に天武天皇の道は黄帝に勝ると記す。 黄帝は道教の開祖、中国への対抗心が半端ないですが、古事記は天地開闢の創世神を天之御中主神ではなく、中国神話の天地創造の神である盤古に譲っていますし、天をプラネタリウムの天井、スクリーンとする宇宙観です。そして道教の最高神、玉皇大帝を北極星と

          神代七代も天を駆ける?駆けてた?

          天之御中主神・別天津神は天を駆ける

          古事記本文は、「天地の初発のとき」の書き出しです。しかし序文第一段は「天と地が初めて分れて」と記します。中国神話では、盤古が天を押し上げて天地を分離しました。古事記冒頭の天之御中主神の登場は、天地が分れた後です。前話では天地創造は盤古、最初天地は一緒だったの暗号から、天地は天神地祇の略、天津神と国津神に分れたと復号した。 【やまとみずほの国に生まれて】第三十七話と憤怒話にて、仁徳天皇の国見歌を天津神が阿波に上陸した決定的証拠と語りました。そして上陸したのは秦氏、ひょっとして

          天之御中主神・別天津神は天を駆ける

          古事記序文の暗号「天と地が分れた」

          三貴子なのに、古事記ではほとんど活躍しない、月読尊。月弓、月夜見とも書き、暦を司るだけでなく、軍神でもある。でもツキヨミじゃなく、月の女神なのに、なぜツクヨミ?イザナギが命じた「夜の食国を知らせ」とは、「憑く黄泉」。天神地祇へ伽をして、邪馬台国を導いた、卑弥呼に相応しい。斎くはイタコに繋がり、食事の世話は斎王にも繋がる。尊は「マコト」とも読む、真、誠、実、良、理、亮、に忠。 日本神話の目的は神様仲間づくり、みんなで盛り上がろう。正確にはその神を信奉する、氏族や豪族の仲間づく

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          元明天皇平城京遷都初の即位は聖武天皇

          やまとみずほの国に生まれて 最終話 倭国を日本にしたのは藤原不比等。不比等は阿波を隠すため「倭国は伊国」を消した。倭国の訓読みが「邪馬台国」。金印倭国も伊国なら、倭面土国は伊国の面、面は海岸線にて、土の発音は津、即ち伊国の海岸に港があった。伊邪那岐が禊した橘。第四十五話「持統の天武の継承を裏で糸引く不比等」  持統天皇の藤原宮は阿波の鴨島と語った。世界遺産を目指す藤原京は何か。 藤原京は場所の選定を間違った。水はけが悪く住めない。奈良で政治を行う不比等、意思決定が阿波では

          ¥390

          元明天皇平城京遷都初の即位は聖武天皇

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          持統の天武の継承を裏で糸引く不比等

          やまとみずほの国に生まれて  第四十五話 藤原京は藤原不比等の命名と考えていた。しかしそこまで不遜じゃなかく、後世の学術用語だった。仮称だったがみんな使うから本称となる。日本書紀に記されるのは、新たに増した京の意味を持つ「新益京」だ。しかしそれは阿波にある。第四十四話「壬申の乱は明治政府の阿波隠し」、近江も難波も鳴門市、飛鳥は小松島市にある。天武天皇は陥落した大津に宮は構えない。 壬申の乱翌年の673年に飛鳥浄御原宮を造営し、崩御するのが686年。後を継いだ持統天皇は飛鳥

          持統の天武の継承を裏で糸引く不比等

          壬申の乱は明治政府の阿波隠し

          やまとみずほの国に生まれて  第四十四話 第四十三話「王朝交代隠す茶番劇乙巳の変が幕引き」、継体天皇を隠れ蓑に実際にあった王朝交代は雄略天皇。遣隋使派遣も雄略天皇、幻の聖徳太子を創るためならの事績のすり替えなど躊躇しない。しかし日本書紀は雄略天皇を大悪天皇と記す。政治や軍事に優れ、中央集権を進めたと評価されたが、反抗的な豪族や肉親を殺める極悪非道は、王権奪取したなら当然の行いだ。 しかし雄略天皇の子孫が王位継承したなら、有徳天皇とも糊塗したが、なぜ大悪と命名するのか。第二

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          魔法から覚めなきゃ~ディズニー~

          ニ年前の「真夏の夢~魔法にかかった3日間~」。最初で最後のつもりが、ダッチェスさんは許してくれない。新エリアに絶対の自信があるのだろう。物価高騰の先を行くのがディズニーだ。地方から行くには待ち時間が少ないバケーションパッケージ(略してバケパ)は必須、家族の要望は二泊三日も孫まで入れて7人の団体では、クレジット百万円の壁を超えて購入不可だ。 三日目をトイ・ストーリーホテルのARパトロールとミッションに加えて、シェフミッキーを楽しむことにして、何とか一泊二日のバケパに節約する。

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