舞台と客席が一つになった。
鳴りやまない拍手、舞台と客席が一体になっていました。私は、立ち上がりたい衝動を抑えて、心の中でブラボーと叫んでいました。
オーケストラの迫力と音の厚み、指揮者との連動感、体の内から震えるものがありました。
コロナ禍でなかなか開催されなかったクラシックコンサートに行ってきました。新日本フィルハーモニー交響楽団の50周年記念演奏会です。
指揮は佐渡裕さん、ピアノは反田恭平さん。前評判も高く、チケットは完売だったそうです。
私は多くのクラシックファンと等しく、期待に胸を躍らせてその日を待ち構えていました。
本当に素晴らしいコンサートでした。
行ってよかったです。
演奏が終わってからも、暫くオーケストラのハーモニーの余韻に酔いしれていました。
佐渡裕さんは2023年から新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督を務められるそうです。演奏が始まる前にステージに登場して、クラシックコンサートでは珍しいミニトークで、会場をリラックスさせ、コンサートの期待感を盛り上げていました。
愛媛県松山市の県民文化会館でのコンサートが今回の13公演の最終日と言うこともあって団員の皆さんの気迫と高揚感が感じられた演奏でした。ツアー最後の演奏会に立ち会えた私たちはとてもラッキーだったと思います。
プログラムはベートーヴェン
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」作品73
交響曲 第7番 イ長調 作品92
昨年の第18回ショパンピアノコンクールで2位を受賞した反田恭平さんの演奏はダイナミックさと繊細さが備わっていて、きらめく音色が随所にちりばめられていました。
佐渡さんは「時には万華鏡を覗きこんでいるような音色」と表現していましたが、まさにその通りだと思いました。
私は一気に反田さんのファンになりました。
「オーケストラの奏でる音楽は素晴らしい」改めてそう思ったコンサートでした。
アンコールで演奏したのはチャイコフスキーがウクライナを想って作曲したと言う「アンダンテ・カンタービレ」ウクライナの美しい風景を思わせる穏やかな美しい曲でした。
音楽で人を癒し、平和を願う、本当に素敵なクラシックコンサートでした。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《音楽は心が豊かになるけんね》
「私も聞きたかったなー、反田さんはショパンコンクールで2位になった時にテレビで見たんよね、演奏も素晴らしかった、私も昔はクラシックコンサートによう行きよったんじゃけどねー」
「ホント聞いてよかったわい」
「佐渡裕さんはテレビでよう見よるけん親しみ深いわいね、音楽はええわい
心が豊かになるけんねー」
その通りです。特にオーケストラの音色は格別のものがありました。
楽団の平和の調べ夏の天
今回のコンサートの最後でウクライナに思いを馳せて、平和を祈る心優しい演奏があったことを母に伝えると、このコラボ作品を創作しました。
穏やかで川の流れや美しい自然を想像させるその音色を聞いていると
今戦火に見舞われているウクライナに一日も早く穏やかな時が訪れて欲しいと思わずにはいられませんでした。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗
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