生き延びるためにどうすべきか考えた
私が住んでいるのは愛媛県松山市です。
1月22日、南海トラフ地震への不安がよぎる出来事がありました。
深夜1時8分、緊急地震速報が鳴り、ベッドが左右に小刻みに揺れました。
私は夢なのか現実なのか分らないまま、夢うつつで階下で寝ている母の様子を見に行きました。
「あんた地震じゃ、結構揺れたね、あんたが2階で掃除を始めたんかと思たわい」
「お母さん、何言よん、松山は震度4だって」
「恐かったねー、揺れたねー」
「テレビの地震速報を見てみよや」
二人でこんな会話を交わしました。
翌日から、私は不安な日々を過ごしています。
私は「おじくそ」です。何でも恐がる心配性、ビビリです。
私は母と二人暮らしで、母は91歳です。
母と私が地震から身を守って生き延びるにはどうすればいいかを改めて考えてみました。
南海トラフ地震はここ40年以内に90%の確率で起きると言われています。その想定震源域になっている日向灘が震源の地震があると本当に心配になります。
これまで以上に危機感をあおられたこともあって備えをしなければと改めて思いました。
これまでも親子で相談して災害時に持ち出さなければいけない貴重品や最低限必要になりそうなものはリュックやボストンバッグに入れて準備していました。でも今回の事でもう一度チェックをする必要があると思い、再びチェックしました。
地震発生時にどこにいるかで、身の守り方も違ってくると思いますが、とりあえず私たちが我が家にいると想定して、命を守る方法を考えて記しておこうと思います。
◇◇我が家にいる時に地震が起きた場合◇◇
【家具の下敷きにならないように】
タンスや大きな家具の下敷きにならないように、家具が動かないように固定しようと思います。
落ちてきそうなものは出来るだけ置かないように、家の中の小物やガラス類をしまい込もうと思います。
テレビは、テレビ台に固定できるようにベルトで縛っておこうと思います。
【懐中電灯・履物・ヘルメットの準備】
夜の場合は停電する事を考えて、懐中電灯を用意する。
スリッパやスニーカー等の履物をベッドサイドに準備して、万一ガラスなどが割れた場合でも問題なく脱出できるように。
一番大切な頭を守るために、ヘルメットを身近に準備しておく。
今回の事で、私用のヘルメットを購入しました。(2500円前後)※母は地区で老人に配布されたヘルメットを持っています。
【出入口が確保できるように、扉は開ける】
地震の際に扉が開かなくなる可能性があるので、逃げ道を確保できるように扉を開けるように、母にしっかり伝えました。
【火の元のチェック】
少し揺れが収まったら、火災が起きないように火の元のチェックをする。
常に料理を終えたらガスの元栓を締めるように心がけています。
こんなチェックポイントを書き出して母と話し合いました。
「お母さん、今地震が起きたらどうする」と聞くと
「私はこのリビングのテーブルの下に身を隠す、もし時間があったらヘルメットを取りに行く」
そんな言葉が返ってきました。
「避難場所は知っとるけど、私はそこまで行けんけん、私の事はほっといて」
「お母さん、何を言よんぞね、私がついとるけんね」母の弱気を私は大きな声で吹き払いました。
常にいざという時の事を家族で話し合っておくこともとても重要だと思います。
「備えあれば憂いなし」今回の地震が私たち親子にその心構えをさせてくれました。
生き延びるために、もう一度非常持ち出し袋の再チェックをしたいと思います。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《災害は忘れた頃にやってくる》
「ちょっと気分が緩みよったけん、心が引き締まった、これが現実と思たんよ、いつ来るか分からんけんね」
「丁度いい時期ではあったねー」
「やっぱり、リュックの中とか、もう一度チェックしようと思たんよ、災害は忘れた頃にやって来る、気を引き締めんといかんと思たんよ」
母と私で色々見直すことになりました。まず頼れるのは二人だけですから。
麗かや今日ここにいる幸せよ
人はついつい欲張って、抱えきれないくらいの幸せを求めてしまうことがあります。でも本当は今日ここにこうして元気で生きている小さな幸せを感じとることが大切だと思います。
災害のニュースなどを見ていて改めて感じることです。春の柔らかな日差しを浴びながら、生きている幸せを大切にしたいと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。
また明日お会いしましょう。💗