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カクテルパーティー効果(但し君限定)
ある晴れた日曜の22時。
僕は、いつもより少し遅めの時間に、恒例のランニングコースをひたすら走っていた。
5キロほど走り、いつも給水場所としている四角公園で、ベンチに座っている本田さんを見かけた。
学校でポニーテールにしている髪の毛を、今日はおろしていた。
本田さんは、中学1年から3年の今まで、ずっと同じクラスだ。
家庭科の調理実習も、学園祭で披露した創作ダンスのチームも、修学旅行の班も同じ
面倒くさがることは、悪いことじゃない。
私はかなり面倒くさがりだ。
可能なら、声を出したくないし、口も開きたくない。
何も食べないで生きていけるなら、それでいい。
でも、そんな生活をしたなら、この世の中では後々面倒くさい事になる。
後々面倒くさい方が、面倒くさがりとしては、面倒くさい。
小学生のころ、夏休みの宿題を最後までためて、最終日面倒くさい事になったことがある。
だから私は、今日も元気にはきはき挨拶するし、ご飯をモリモ
君のことが好きな僕より
君に会ってから春の訪れが、分かるようになった。
君の身体を巡った空気と、君と選んだ匂いがいいと思った火曜日の昼下がり。
君に会ってから、「好き」が増えて、「嫌い」は、少し分かるようになった。
「美味しい」よりも先に、「君に会いたい」と思うようになった。
君が好きだと言うから、
りんごの皮は剥いて、少し甘く煮詰めることにした。
君が好きだと言うから、
餅はカリカリに焼いて、砂糖と醤油で味付
インスタントコーヒーは、皆さんが思ってるより美味しいです。