将来に悩む若者へ:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
スパゲッティっていうと子どもっぽく聞こえるのはなぜ?
日本人はいつからスパゲッティのことをパスタって言うようになったのかね?
どうでもいいですね。すみません。
ちなみに一応解説しておくと、スパゲッティはパスタの一種で小麦を細長く伸ばしたもの。輪状で短く切ったものはマカロニでしてこれもパスタですし、ラザニアも広義のパスタに含まれます。
私は意地でもスパゲッティを使い続けることをここに誓います。
どうでもいいですね。すみません
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
本書はかの有名なやぎぺーさんが書かれた本で、どうやって自分の望ましいキャリアを見つけていくかについて書かれています。
タイトルは『「やりたいこと」の見つけ方』なのですが、そんな浅い内容ではありません。
自分が得意なこととはそもそもどういうものか、どう仕事に結び付けていくかといった、自己分析を極める一冊と言えます。
本書を読めば、やぎぺーさんがご自身を「自己理解を深めることが得意」と言われるのが非常によくわかります。
巻末には自己分析チェックリストが6種類も添付されていて、質問やチェック項目が網羅されているのですが、よくこんなの作ったな、と感心してしまいました。
きっとやぎぺーさん自身が途方もない自己分析を重ねられた、ほんの一端を書籍化したにすぎないのでしょう。
就職活動や転職活動に悩まれる方に進める至高の一冊といっても過言ではないです。
志望動機が常に嘘っぽくなってしまうのはなぜか
就職活動を進めるにあたってよく言われるのは、自己分析→業界分析→企業分析という三段論法かと思います。
しかし、特に学生のときはこの自己分析がピンとこないことも多いはず。
気づけば業界分析や企業分析に終始してしまい、
薄っぺらい志望動機と誇張に塗れたガクチカスピーチをせざるを得なくなっていないでしょうか。
私が就活しているときに先輩に教わったエッセンスがそのまま書いてあって驚きました。
自己分析、志望動機、業界分析、そのすべての核になるのがこの「社会や業界に対する不満」です。
怒り、ストレスなど、普段排斥すべきと教えられるこれらの負の感情の中にこそ、自分の芯がつまっています。本書はそれに気づかせてくれます。
あるいは、自身の得意をどう掘り下げたら良いかについてもヒントがあります。
特に転職活動のときは、経歴や前職の実績、取得した資格などについて語ることが多いと思います。しかしこれらはすべてスキルであって、自身の強み、得意ではないのです。
本当に自分が得意なことは、自分の思い出や日頃の感情から見出すことができる、と書かれています。
ここでもまた負の感情が登場するんですね。
他人を見て、どうしてこんなに簡単なこともできないの?と思ったらそれが得意、とのことです。
うぅん、なるほど!と唸らされました。
まさに、得意は無意識の中にあり、ですね。
人生を導くコンパス「大事なこと」を見つける
読んでいて心が震えた一節を紹介します。
起業家にも当てはまる気付きを与えてくれますね。
そして、YouTuberをはじめとするインフルエンサーがよく言う「好きなことで生きていく」というキラーセンテンスにも、ある意味で警鐘を鳴らしてくれます。
やりたいこと、好きなこと、自分が続けられそうなこと
どれも仕事につながる可能性がありますが、それだけではダメということですね。
自分の好きなこと、得意なこと、それによって生み出すものがどこの誰に届けられるか、誰を幸せにできるか、そういったことをしっかりと考えていくことも重要だと書かれています。
うぅん、分かっていたつもりだけど、全然わかってなかったかも・・・
関連書籍:好きなことで生きていく
私がこの本を読みながら突然思い出した書籍を勝手に紹介するコーナーです。関連してないかもしれません。
後半で少し触れたので、SNSつながりで紹介します。
本文内で若干ディスったようにも聞こえたかもしれませんが、私自身も実はYoutubeやってまして、特に偏見はもっていないです。
特にDJ社長は経営者としても非常に優秀で、単純に好きないことをやりたい放題にやっている方とは全く違うのですが、この方は見せ方もうまいですね。
かっちりきっちりやっているだけだと見ていてつまらないものです。器用な人だなぁと常々思っています。
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