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CFOの戦略:結局、業績がすべてになる|SaaSではなく、サブスクリプションが選好される意味

上場を目指すにも業績次第

スタートアップの多くは上場を目指して経営しているはずです。

どうしてもスタートアップや未上場でいると、
ビジョンや社会へのインパクトのような話が
前面にでてきてしまいます。


上場するには業績が一番重要になっていきます。
特には事前に作成した事業計画(予算)通りの数値を
達成していけるのか、ということが上場審査では
一番の難関
になっていきます。

上場後に急に業績が悪くなるということは、
株価が下がる原因になります。
当然、業績が悪くなる前に株を買った投資家は
含み損になってしまう可能性が高いです。

業績が上場後に急に悪くなる企業が続出するということは、
含み損を抱えている投資家が新たに投資をしてくれることが
少なくなることから
市場として機能しなくなることが最大のリスクになります。

業績がしっかり積み上げられるということを
証券会社も東証もしっかり審査することになります。

だからサブスクリプションが
投資家ウケをするということを理解する

サブスクリプションは積み上げモデルです。

MRRやARRで語られるように、
いくら月々売上が上がるのかが比較的容易に
見通せること、
アカウントのハンドリンクができれば
毎月、毎年の売上が判ってしまうというとても
良いビジネスモデル
です。

何より上記の上場審査にも十分に耐えられる
ビジネス構造であるから、良いのです。

ここで誤解をしてはいけないのは、
あくまで投資家が選好しているのは、
サブスクリプションという繰り返しの集金方法(入金)であって
SaaSではないということを十分に理解した方がいいことです。

入金が積み上がることが好まれていることで、
揺るぎないビジネスモデルを構築することが
企業の業績安定化を進めます
し、
さらにその先の上場審査も業績としては比較的高い確度で
審査対応ができることになります。



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