”精神の休息”と”呼吸”の関係
この記事では 毒親育ちさんにとって
精神の休息には
休息できる環境と
深くゆっくりした呼吸が 必要な仕組みを
ポリヴェーガル理論の視点からご説明します。
ゆったりした環境を用意しよう
たくさん休むことは急にはできませんが、
最初に決めることがあります。
まず、
自分に対して「楽になること」を許可します。
「わたしは 楽になる」
「わたしは 楽になってもいい」
「わたしは だんだん楽になる」
しっくりする言い方で自分に許可を出します。
毎日 少しずつか、
週末や休暇を取るなどして休む方法をきめることから始めます。
とにかく「自分を休ませる」と決める。
自分を優先する。
自分を愛する。
と決めましょう。
呼吸と精神の休息のつながり
休む時間がとれそうな時,
後回しにできそうなことは置いておき、
休みましょう!
毒親育ちさんは無意識に
子どもの頃いつも怒っていた母親の真似をしている
インナーチャイルドが
指示を出してくることがあります。
「そんなのではだめだ」「もっと頑張らなくちゃ」等々。
休むと思うだけでもそのチャイルドが怖がって
危険信号を出してくるかもしれません。
そんな時は そのチャイルドに、
「今まで本当にありがとう。
これからは休んでも大丈夫だよ」と
声をかけてあげてください。
自分を尊重すると
周りの人もあなたを尊重してくれるようになります。
Dr.ポージェス博士の発見
身体のバランスは自律神経が整えていることは
一般的に知られていることです。
自律神経は、
自分の意思とは関係なく自律して働いてくれている神経のことで、
血圧や脈拍等を整えてくれています。
自律神経は昔から言われている
交感神経と副交感神経があります。
さらに1994年Dr.ポージェス博士により
副交感神経には2種類あることが発表されました。
背側迷走神経と腹側迷走神経です。
背側迷走神経複合体は 昔からの神経。
腹側迷走神経複合体は 我々が海から地上に上がり、
エラ呼吸から肺呼吸に変わる時に
進化した哺乳類からの神経系です。
ゆっくり吐く呼吸と腹側迷走神経複合体の関係
安全安心な時は腹側迷走神経が優位です。
我々哺乳類は、
その新しい腹側迷走神経複合体を使い、
お互いの安全を守るよう進化してきました。
危険な時(生の脅威)は交感神経を使い、
安全安心な時は腹側迷走神経で交流し
集団生活を維持してきました。
呼吸は 自律神経(交感神経・副交感神経)をスイッチするなど
自分で意図をして意識して切り替えることが可能なツールになります。
吐くときは 腹側迷走神経複合体の機能です。
コツは穏やかにゆっくり吐くことです。
今回は
いつでも どこでも
簡単にできる呼吸法を今日はご紹介します。
安全安心で起こる奇跡
呼吸をできるだけゆっくり行います。
ポイントは吐く息の方を長くすることです。
(吸う息を長くすると緊張状態になり過呼吸になると言われています)
最初はあまり
「急激に」普段の呼吸法を変えない方がいいそうです。
急に呼吸を変えると身体がびっくりすることがあります。
少しずつ身体に変化を気づかれないように
吐く息を長くしてみてください。
一日3分からでも効果がありますので、
ぜひオススメします😊
最後までお読みくださりありがとうございました。