クロード・レヴィ=ストロース著『神話論理』
弘法大師空海著『秘密曼荼羅十住心論』
この二冊を並べて読む試みです。
導きの系は「構造」と「曼荼羅」と、深層意味論(意味分節理論)
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2023年4月の記事一覧
猿-人間-獲物-嘘-カエル-煤-毒-魚/経験的事物の対立関係を裏返して記述される存在分節の論理 -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(23)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を意味分節理論の観点から”創造的”に濫読する試みの第23回目です。前回までの記事を読まなくてもだいじょうぶ。今回だけでもお楽しみいただけます!
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これまで読んできた『神話論理1 生のものと火を通したもの』もいよいよクライマックス! といっても、途切れることなく『神話論理2 蜜から灰へ』と続き、読み
hyper-Δ項 虹、そして金星 -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(22)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を意味分節理論の観点から”創造的”に濫読する試みの第22回目です。
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前回の記事では、図1に示す八項関係においてΔのうちのどれかひとつが空っぽの「抜けた穴」になった場合、そこにしばしば「プレヤデス星団」という項が充当されるという話を検討した。
なぜ唐突に「プレヤデス」なのか?
それはプレヤデス