言葉一つで印象が何倍にもなる日本語
ワタナベさんです。
【自分ブランドを作るだけで人生が変わる】
をテーマに、ホテルマン時代に300人以上の億万長者のお客様から教わったブランディングをデータ化し、集客法に体系化して10,000人以上の店舗経営者や個人事業主に提供しています。
私はおかげさまで、たまたまですがホテルマン時代に、多くの億万長者の方、スポーツ選手、芸能人などの成功者の方々に可愛がっていただけ、たくさんお話をさせていただきその時の知恵が今の仕事に礎になっています。
自分で言うのはなんですが、他にもホテルマンの人はたくさんいたのに、なぜ私はたくさんの方々に可愛がっていただけたのでしょうか。
理由はいろいろあるかもしれませんが、一つは
「言葉遣い」
かなと思います。
もちろんホテルマンとしての丁寧な接客の言葉遣いは、全員できます。
一流ホテルでしたので。
そうではなくコミュニケーション時に選ぶ言葉の話です。
例えば
頑張って
という言葉はどうでしょうか?
マラソンの応援などで、「頑張って!」と言われるとランナー嬉しいですよね?
でも鬱の人に1番言ってはいけない言葉も
「頑張って」
なのです。
このように相手の立場に立てない人は
「同じことをしてるのに」
「一生懸命やってるのに」
と言いながらやり続けてもいつまでも結果が出ません。
一生懸命伝えているのに伝わらない
一生懸命書いているのに読んでくれる人が増えない
自分の方が正しいのに理解されない
などで悩む人はこういう、相手を楽しませようという想像力に欠けている場合が多く、自分がいい言葉を言いたいのに思いつかないという自分本位なモードになっている場合が多いです。
逆にサービス業など人と人が関わる仕事で、言葉一つで印象が何倍にもなる単語があります。
これは相手の立場に立って、楽しませる発想があれば意外と思いついたりするものです。
日本語って奥深くて、普段から使っている同じ言葉なのに言い方によっては、励ます言葉になったり嫌味になったりするってなんとなくわかりますでしょうか?
私はそれをホテルマンの時に気づき、今でも意識的に多用して多くの成功に気に入ってもらえました。
一つが
「ありがとう」
という言葉。
通常は感謝の言葉ですよね。
しかし、おせっかいで迷惑したときや、恩着せがましいときに、嫌味っぽくありがとうと言えば、それは感謝ではなく皮肉な拒否的な言葉ですよね。
私はこのありがとうという単語を、普通の人より少し多めに使っていました。
例えばお客様が「追加注文いいですか?」と言った時の正しい返しは「お伺いします」ですよね。
でもいちいち「ありがとうございます」をつけていました。
そうするとお客様は、いやいや別に大したことじゃないけど、と思いながら悪い気はしないものです。
こういう小さいことを積み重ねる感じで、ボディーブローの積み重ねが後から効いてくるように、印象が変わってくるものなのです。
もう一つは
「いつも」
という単語です。
何かをした時に
「ありがとうございます」
というのは普通です。
でも
「いつもありがとうございます」
と言うことで、
・自分のことを覚えてくれてる
・よく見ている
などの印象になり、いっきに距離が縮まったり好感を持たれたりします。
たった一つの単語で意味が違ったり、気に入られたりちょっとした言葉一つで結果が、そして未来が変わるもんですね。
これは文章作成やネタ作りで困っている人にも、共通のことが言えると思います。
自分の実績や今日の出来事を伝えるときに「ありがたいことに」とあるだけでも印象が違ったり、お客様がご来店されてと伝える時も「いつもお越しいただく」とつけるだけで、流行っている感が出るものです。
でも意識していないと、抜けてしまう単語でもあるのです。
いい文章を作りたいと思うのは、自分本位な言葉選びになり自分が気にいる言葉を並べる頭になり結果思いつかないというパターンは多いです。
しかしちょっとした単語で読み手の気持ちが変わる、ということを知っておけば思いつくものもまた変わると思いますよ。
そのために客観的視点、見られる意識を高めるのは、とても大事ですね。