【日記】カテゴライズの暴力──年森瑛氏「N/A」を読んで── 2022.5.24
鼻炎がいつもの酷い時よりも更に酷いような状態なので短めに。
文學界(2022年5月号)に掲載され、文學界新人賞を受賞した作品である年森瑛氏「N/A」を読んだ。
各自で実際に読んでみてほしいものなので細かなあらすじについては割愛するんだけど、
人とのコミュニケーションを効率的乃至円滑にするために、定められた常識的な振る舞いやマイノリティのカテゴライズなどの類型的なものに縋ってしまうことで、個人を見つめて対話するという機会を失い人が傷ついていくという様をリアルに描写しており、