【日記】恥と自尊心 2022.5.18
端的に言って、病んでいる。
僕がもうまったくの愚図で役立たずでそれ故孤独であるのだという感覚がとても強いものとなって押し寄せてきた。
インターネットが嫌になってすべての電源を落とし、村上龍『限りなく透明に近いブルー』を読んでいると、ドラッグとセックスによる酩酊した描写が直接的に入ってきてくらくらした。僕はドラッグなんてキメてない。せいぜいアレジオンくらいなわけだが、鼻の奥に生じるくしゃみの種みたいなものが生まれてはアレジオンによって抑圧されていくような感覚が、妙に僕の居心地を悪くさせた。
そういう精神状態で朝を迎え、僕はこの日記を継続するか否か結構悩んだわけだけど、やはり続けることにした。
僕には読んで欲しいという気持ちがあるのだが、それはどのようにしても叶わないことだった。普段の振る舞いであるだとか、コミュニティへの所属数であるだとか、求心力といったものが僕には本当にない。自業自得だ。
他者を変えるということはとても難しいものであるから、僕はこの日記の主目的であった自己満足的文章という側面を押し出し、書くことに妥当性を持たせることにした。
そういうわけで、今日のこれは呟かない。
僕は僕のために書いているのだ。
ネットに公開しなければいいじゃないかと指摘されるかもしれない(誰も読まないからそれは杞憂なのだが)。でもそれは全然違っていて、僕にはなにか継続しているという意識が必要だし、ネットに公開することは人に発信するという目的以外にもデータをネットに保存するという目的もある。今の僕の場合、後者がその割合を大きく占めている。
そもそも、孤独で良いのだという感覚が最近はかなり薄れつつあった。これがよくなかった。
呼吸を意識的にしないことには苦しくて死んでしまいそうな夜であっても、孤独の持つ自由には甘美なものがあった。
どちらにも違った良さがあるわけだから、そのあたりをきちんと認識してあらゆる状況下に順応しなければならない。孤独であることの良さを再確認したわけだけれど、だからと言ってお前らはもう僕に話しかけるなとか、そういうことを思っているわけではない。
ただ適応したというのみのことだ。
おしまい。