和食を食べるメリット5つ
11.24和食の日
ということで、和食のよいところを5つあげてみました。
昨日11/23が新嘗祭だったので、
和食の日も新嘗祭にちなんでかと思ってたのですが、「1124いい日本食の日」で、単純な語呂合わせだそうです!
2013世界遺産登録された際に和食文化会議が制定した日だそうなので、わりと最近できたばかりの記念日。
和食の大切さを改めて考える日、日々の食事をほんの少し考えるきっかけになればと思います。
はじめに
和食は美味しいだけじゃない!
私達が和食を食べるメリット知ってますか?
和食は美味しいだけじゃなく、健康や地球環境にとっても良い食事。
私達が毎日和食を食べると様々な良いことがあります!!
病気の予防や健康維持に最適な食事!
和食の主食はエネルギー源となるお米、
主菜は魚、大豆製品から筋肉や血液の材料になる
たんぱく質が摂れるため、お肉が控えめで脂質の少ない食事。
副菜にはお浸し、煮物、和え物などをバランスよく食べることで、
体の調子を整えるビタミン、ミネラルが摂れます。
また、味噌汁からは野菜や海藻類など食物繊維も補えます。
発酵調味料で味付けをするので無添加で美味しく、腸内環境も整えてくれます。
カロリー計算や栄養素など難しい事を考えなくとも、
基本的な和食を毎日食べるだけで、生活習慣病の予防に役立ちます。
美容効果がすごい!!美肌やアンチエイジングにも
和食は海外のスーパーフードに負けないくらいの
ビューティーフードがいっぱい!!
和食に使われる食材「まごわやさしい」の
豆類・ごま・海藻・野菜・魚・きのこ・いもには
ビタミンやミネラル、タンパク質など豊富な栄養素がたっぷり。
普段の食事で、お味噌や発酵調味料などの発酵食品など、
美肌効果に優れてた栄養素を自然と摂ることができます。
和食の調理方法は、ゆでる・煮る・蒸すなどが多く、海外の食事に比べて油の使用量が少なく、
また、水を使った低温調理が多いため、
老化の原因となる体の糖化を防いでくれるので、
老化予防にも役立ちます!
地球温暖化や食糧危機にも役立つ!プラントベースな食事が自然と叶う。
肉食を禁忌とした歴史をもつ日本の伝統的な食生活は元々がプラントベースに近い食事内容。
私たち日本人の食生活は昭和初期の頃までは、
米(雑穀)、大豆を中心とした豆類、野菜、
海藻、そして魚が中心でした。
伝統的な和食に回帰することは、
将来食肉の供給不足による「たんぱく質危機」を
回避だけでなく、畜肉の増産による穀物や水資源への負荷や森林破壊のリスクを軽減したり、
CO2の排出量を減らすことが出来るなど、
環境負荷がかからないサステナブルな
食事として期待できます。
「地産地消」「旬」を大切にする食事は環境に負荷が少ない。
日本は海に囲まれた南北に長い列島で、
その土地土地に多彩な食材や食文化があり、和食を
食べることで地産地消を実践しやすくなります。
食料の生産地から食卓までの距離が長いほど、
輸送にかかる燃料や二酸化炭素の排出量が
多くなるため、食料の消費が環境に対して
大きな負荷を与えていることになります。
四季のある日本は旬を大切にする食文化。
旬の食材は栄養価も高く、生産に必要な
エネルギーも少なくてすみます。
また、地産地消の旬の食材は
気温や気候の変化などの自然環境と私達の心と身体の
バランスを取ってくるものでもあります。
発酵食や保存食も豊富でフードロスも減らせる!
和食は味噌や醤油などの調味料やお漬物に至るまで、発酵の力に支えられています。
また、出汁に使われる鰹節や昆布、煮干し、干し椎茸、切り干し大根、高野豆腐、海苔やわかめなどの乾物類などの保存食品も和食には欠かせない食材です。
発酵食品や保存食品には栄養価や美味しさを増す
働きがあるだけでなく、食材を無駄なく美味しく
活用して食べる技術があります。
旬に採れた食材を廃棄する事なく、発酵食品や保存食品にして形を変えることで一年を通して上手に食事を組み立ててきた和食は、食料廃棄を減らし
フードロスにも役立つ食べ方だと言えます。
和食を食べる事は特別なことじゃない!
本当はメリットなんて考えなくても、
日本人が当たり前に日本の食事をすることが、
私たちにとって自然なかたち。
長い間ずっと当たり前だった日本の食事が、
本当に早い速度で
家庭の当たり前の食事ではなくなって、
私達は和食の本質を失いそうになっています。
家庭に伝えられてきたお母さんやおばあちゃんの
和食はもっとも身近な日本の文化、
日本人としてのアイデンティティの根源。
和食の日に、ぜひお母さんやおばあちゃんの
作ってた和食を思い出してみてください。