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蒔いたものしか収穫できない #86 農場の法則
もちろん、私の努力なんて、たいしたことではないと理解はしています。
それでも、なぜ、報われないのかとやるせなく思ったことは多々あります。
しかし、成功している人たちは、本当に、順風満帆だったのかです。
「努力した者がすべて報われるとは限らない。しかし、成功したものは皆、すべからく努力している。」
スポーツの世界などで良く使われる言葉です。
努力が報われないことを、損失と捉える傾向があります。
結果、リスクを回避するために努力や行動そのものを起こさない考えに偏ってしまいます。
しかし、現代は、変動的で不確実性、複雑で曖昧な環境だといわれています。
この様な環境下で、損失回避するために、現状を維持していたらどうなるのかです。
確かに失敗はないのかもしれませんが、成果を得るどころか、結果的に環境において行かれ、衰退を意味するのかと思います。
有名な書籍である7つの習慣に出てくる農場の法則があります。
農場には、即効性のある解決策など存在しません。
種を蒔き、 肥料を与え、水をやり、成長を支え、そして収穫するのです。
つまり、種を蒔かずして、決して収穫することはできません。
さらに、どんなに努力したからと言って、台風などの不可抗力により、収穫が叶わない可能性だってあります。
この「蒔いたものしか収穫できない」と言う農場の法則は、人間が成長あるいは成功するためのプロセスとして存在する、ある意味、原理原則なのだと思います。
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リスクばかりを恐れ、行動しないのではなく、仮説でよいので、リスクも想定の上で行動することが大切です。
行動することで、良くも悪くも結果は出ます。
あとは、望むべき結果とのギャップを補うために改善を繰り返すことで、収穫へと結びつけるべきかと思います。