wachiru/わたなべみちる

旅が好きです。Service designer @NEWh

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  • Service Design Magazine

    • 62本

    サービスデザイン・新規事業開発領域で働く方に向けて、NEWhメンバーが日頃の業務で得た気づき・発見・学びをお届けします。

最近の記事

サービス開発・改善につなげるインサイト探索

こんにちは、NEWhサービスデザイナーのわたなべです! 今回は、新規事業開発におけるインタビューから分析のプロセスにおいて、「サービス検討に活用するインサイトをどう導出していくか」についてご紹介したいと思います。 サービス開発・改善につながる「良いインサイト」とはサービス開発や改善に活用できる「良いインサイト」とは何でしょうか。人によって定義は様々だと思いますが、私は「検討しているサービスに関わるコンテクスト、ユーザーの振る舞いや思考」において「顧客にとっての重要度」が高く

    • 事業開発において生成AIが役立つとき

      こんにちは、NEWhサービスデザイナーのわたなべです! ここ1-2年で生成AIがどんどん進化してきていますが、最近は個人的な作業だけでなく、実際の事業開発案件においても生成AIを活用する場面がかなり増えてきています。その中で「こういうときには生成AIが役に立つ」「こういうときには生成AIには頼らない方が良さそう」という感覚が見えてきたので、一度まとめてみたいと思います。 そもそも生成AIってどんなことが得意なの生成AIの得意なことをものすごくざっくり言うと… 一度に大量の情

      • よりよい製品・サービスをつくるための顧客体験設計

        こんにちは、NEWhサービスデザイナーのわたなべです!今日は顧客体験の設計をテーマに書いてみようと思います。 世の中には様々なサービスが溢れていますが、みなさんにとって「良いサービス」とはどういうものでしょうか。アプリがすごく使いやすい、スタッフの接客対応がとても良い、とても専門性の高いサポートをしてもらえるなど…色々考えられるかと思います。私は良いサービスを一言でいうならば「自分(顧客)が求める価値を期待通りまたはそれ以上にして受けることができる」ものだと思っています。

        • より良い共創体験を生み出すこれからのファシリテーションのススメ -miroの活用編-

          わたなべです。5月に株式会社NEWhにサービスデザイナーとしてジョインしました!前回の記事でより良い共創のためのファシリテーションのコツについてまとめましたが、今回は具体的な方法をご紹介できればと思います。 共創プロジェクトにおいてどんなツールを使うかは非常に重要で、それによってプロジェクト全体の体験が左右されると言っても過言ではありません。NEWhではクライアントさまとのワークショップや日々の社内ワークにおいて、ZoomとMiroを併用して進めることが多いです。特にMir

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          より良い共創体験を生み出すこれからのファシリテーションのススメ

          わたなべです。5月に株式会社NEWhのサービスデザイナーとしてジョインしました!NEWhでは様々なクライアントさまとのプロジェクトにおいて「共創」を大切にしながら、多様なテーマ、フェーズでの事業開発のお手伝いをしています。前職時代からのクライアントワークの経験を通して、様々な共創プロジェクトに参画・推進してきた中で、今日はよりよい共創をするためのファシリテーションのコツをテーマに書いてみようと思います。 2020年頃からパンデミックをきっかけにオンラインワークが増えた方が多

          より良い共創体験を生み出すこれからのファシリテーションのススメ

          8ヶ月仕事から離れてみて

          昨年の8月末で前職を退職し、9月から大人の夏休みを約8ヶ月間とっていました(最近ではキャリアブレイクという言い方もあるようですね)。年も大分前に明け、5月から新天地で頑張るぞーという今、このお休み期間のことを少し振り返ってみようかなと思い、久々にnoteを投稿してみます。 やったこと・できたことこの8ヶ月間、以前から行ってみたかった国内外の場所へ時間を気にせずに赴くことができました。南米あたりはやはりがっつり時間がとれないと中々行けない場所で、この期間中に足を伸ばすことがで

          8ヶ月仕事から離れてみて

          キューバで感じたモノや情報の心地よいバランス

          日本では欲しいものは何でも手に入りやすい環境にあるなと思います。スーパーに行けば小腹を満たすものから料理の材料まで一通り買えますし、大きいところなら生活用品まで一式揃えられます。コンビニは24時間空いていて食べ物に困ることはないし、急に必要になったものはAmazonで注文すれば早いものは当日中に届けてもらえることも。SNSやYoutubeにも常にたくさんのコンテンツが溢れていて、「気づいたらこんな時間か」と感じるくらいインターネット上で時間を消費してしまうこともあります。

          キューバで感じたモノや情報の心地よいバランス

          アルゼンチンのインフレ

          秋頃からアルゼンチンでインフレが起きているとのニュースを度々目にしていました。 目にすると言っても、何となく覚えていただけでほとんど意識していなかったのですが、12月実際にアルゼンチンに訪問した際、そのインフレのすさまじさを実感しました。 以前のディナー代ではお菓子しか買えない 現地の方によるとインフレが起きる前は1000ペソあればディナーを十分楽しめるくらいであったそうですが、今は1000ペソだけではお菓子をちょこっと買う程度にしかなりませんでした。 私が滞在していた

          アルゼンチンのインフレ

          10日間のスマホ断ち生活をしてみた@南米

          12月に南米ウルグアイの首都モンテビデオを訪問した際、バスターミナルでひったくりに遭い、スマートフォンを盗られてしまいました。1ヶ月強の旅の終わりが近くなり気が緩んでいたのもあり、バックパックを抱えてタクシーを待っている一瞬の内にやられてしまいました。(もみ合いになって一度は犯人を捕まえかけたのですが、振り切られてしまいました…ちょっと悔しい。) その後警備員さんと話したり、警察に行って被害届を出したりなんやかんやと過ごしまして。さてどうしようと考えたときに、海外のスマホは

          10日間のスマホ断ち生活をしてみた@南米

          オーロヴィル滞在記-あたたくて居心地の良いエコビレッジ-

          2023年9月から10月にかけてインドを訪問していました。そのときの体験や感じたことの忘備録です。 オーロヴィルについてインド訪問中、1週間ほどオーロヴィル(Auroville)という町に滞在していました。オーロヴィルはMirra Alfassaによって1968年に設立され、世界中の人々が民族・国籍・思想信条を乗り越えて調和することを理念とした世界最大のエコビレッジです。 オーロヴィルについてはインド在住のKaedeさんによる記事がとてもわかりやすく書かれていましたので、

          オーロヴィル滞在記-あたたくて居心地の良いエコビレッジ-

          インドの手仕事とものづくり -Tara booksへの訪問-

          2023年9月から10月にかけてインドを訪問していました。そのときの体験や感じたことの忘備録です。 今回はチェンナイにある出版社Tara booksの訪問について+αです。 Tara booksへの訪問チェンナイに滞在中、Tara booksを訪問しました。Tara booksは製紙から製本まで全て手作りされた本を発行している小さな出版社です。日本でも度々メディアや展示会で取り上げられているのでご存知の方も多いかもしれません。個人的に前々から気になっており、「南インドに行

          インドの手仕事とものづくり -Tara booksへの訪問-

          退職とこれから

          2023年8月を以て4年半勤めた会社を退職しました。 外部発信は少々苦手でSNSは基本見る専で今まできていたのですが、心機一転的な意味でも少し書いてみようかなという気持ちになり。 長くなりますがちょっと綴ってみます。 入社してから今まで私は2019年春に株式会社mctに入社しました。 mctは新鮮なインサイトを使って、お客様のビジネス変革をお手伝いするデザインコンサルティングチームです。(HPより) 私は元々大学で工業デザインを専攻しており、サービスデザイン、プロダクト