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深く、さらに深く考える

考えることは人に与えられた最大の特権

毎日、どんなことを考えていますか?

・仕事
・勉強
・生活
・家族
・過去
・未来

など、さまざまあります。

それだけ、考えるということは私たち人間にとって切っても切り離せないくらい大切なモノです。

そして、考えることは人間だけに許された特権だと思います。


突然ですが、質問です。
「考えるために何か特別なことをしていますか?」と聞かれて、すぐに「はい」と答える人は多くはないかと思います。

では、「逆に特別なことをすれば、より良い思考力」と向き合えると思いませんか? と言われるとどうでしょうか。

私は考えることに対してこだわりがありますので、特別なことをしているかも知れません。

私にできることなので、
誰にでもできます。

意識を変えるだけなのでとても簡単です。

みなさんは、「考えたことを覚えていますか?」と聞かれたら、ほとんどの人は全てを思い出すことはできないと思います。

それだけ人間は忘れる生き物なのです。

せっかく時間を使って考えたことなのに忘れては、その考えた時間がもったいないです。「その時、考えた思考」はその時にしか生まれないと思った方がいいかも知れません。

なので、その時のひらめきがとても大切なのです。

タイミングがあった瞬間にしか生まれないと思っています。


なら、みなさんは「考えたことを忘れようとしていますか?」と質問されれば、そんな人はいないと思います。

頑張ってでも覚えていようと思うはずです。

しかし、人間は忘れる生き物です。

なら、最初から考えたことを忘れてしまえばいいのです。


そのために「書き残す」「メモを取ること」が大切なのです。


自分がより深く考えるきっかけを得た本が、前田祐二著『メモの魔力』です。この本は、ただのメモの取り方を教えてくれるのではなく、「知的生産」を生むためのメモを書き方を教えてくれる本です。

これから先は、上記の本の内容も含めながら、私が経験したことを交えて、書いていきたいと思います。

Whyを持つ

なぜ、私たちは多くの時間を考えることに使うのでしょう。

それはきっと、「自分に関するモノをよりよくしたいから」だと思います。そのためにどうすればいいのかを必死に考えるのだと思います。

つまり、私たちは「疑う」ことを最初にしているのだと思います。

一度、結論が出て、公に発表されたモノでも、再度疑いを持つことによって新しい発見の扉に立ち、新しいモノを生み出そうとしているのだと思います。

「疑う」という言葉だけでは、あんまりいい印象の言葉ではないかも知れません。しかし、自分が今いる現状を変えるのであるならば、ちょっとしたことでも疑う気持ちは大切になると思います。

Whyの深さ

初歩的なステップとして、最初に「Whyを考えた時、ひとつの解決策が思いついたら、それで考えるをやめて行動に移しますか?それともまだ続けますか?」 

結論としてはどちらも正しいと思います。

思いついたら実行するのは大切なことだと思いますし、深く考えるのも大切だと思います。

しかし、浅い表面的な行動の繰り返しではいけないのです。

実行したが、また同じ疑問、ミスが生まれてしまう。

これは、疑問に対して浅い段階でしか判断していなく、深いところまで本当の原因を探ることができていないことが問題にあると思います。

疑問をより深く考える時に、ためになる本があります。


桑原 晃弥著『トヨタ式5W1H思考 カイゼン、イノベーションを生む究極の課題解決法』という本です。

基本的に5W1Hと聞くと、英語の「When(いつ)」「 Where(どこで)」「 Who(誰が)」「 What(何を)」「 Why(なぜ)」「How(どのように)」と思うかも知れませんが、しかしこの本ではトヨタ式の5回Whyを出し、深く掘り下げていくことで、本当の原因となる「真因」を見つけ、1つのHowを導き出す方法を教えてくれる本です。

単なるミスや故障が続く原因には、それが本当の原因ではなく、その奥、さらに奥に本当の原因があるのです。なんでだろうと思う原因を深く考える時はより深く潜ることが大切になってくると思います。

くだらないと思ったことが自分を変える

日常を生活していても何も疑問が出てこないという人もいるかも知れません。しかし、私が思うには「考えようとすることを考えていない」からだと思います。

簡単に言えば、何も考えずに過ごしているということです。

少し乱暴な言い方かも知れませんが、せっかくの特権を勝手に放棄するのはもったいないです。なので、やり方のきっかけさえ掴めれば誰でも考えるきっかけを手に入れることは簡単にできると思います。

まずは、五感で捉えることが大切になると思います。中心になるのが視覚情報になります。伝達情報を与えるのに一番効果的な機能だからです。

目から入った情報で気になることをなんでもいいので「メモを取ること」です。箇条書きでもなんでもいいと思いますが、わかりやすく書くことが大切です。

テレビやネットで見た、ラジオで聞いた、触って気づいた、嗅いで知ったなど、探せるきっかけはたくさんあります。それに対して自分の疑問を当てることができるかが大切になってくると思います。

そのメモに書いたことを深く掘り下げることが必要になります。メモの魔力では、

「ファクト→抽象化→転用」という最強のフレームワーク

と述べています。このように三段階に分けることで、日常や考える時に浮かんだ疑問を知的生産に変えることができるのです。

はじめは、いろんなことに「なんでだろう」や「なぜ?」と常に浮かべるところからはじめ、メモする。そして、深く考えることで本当の自分を変える要因が見つかると思います。

ふとした思いつきがワクワクされてくれる

なんか変な思いつきだとしても、それが人生を変えるきっかけになるかも知れません。人生なにが正解なのかわからないですから。

その思いつきで自分の気持ちが明るくなったなら実践するべきだと思います。違ったら辞めればいいだけの話です。

より深い思考力を手にして、新しい自分探しの旅を始めて見てください。


(2020-12-22 編集)

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