人は、自分似の同性に好感をもつが、自分似の異性には好感をもたない。
こんばんは、ひまわりです🌻
今回は題名通り、
人は自分似の同性に好感をもつが、自分似の異性には好感をもたない理由について、解説します。
ペットと飼い主が似ている理由
なぜか、ペットと飼い主が似ていることがある。
それは、暮らしていくうちに似てくるのだろうか。
研究では、人はそもそも自分に似ているペットを選んでしまうとわかっている。
※見慣れたものに好感を示しやすい単純接触効果が働いているため。
見慣れたものに好感を示しやすいという人間の本質は、ある大きな問題を発生させる可能性がある。
それは、
近親交配の可能性である。
顔が似ているということは、それだけ自分と血縁度が高いということを意味している。
顔の類似している個体に魅力を感じて配偶者にしてしまうと、近親交配をしてしまう可能性が出てきてしまう。
しかし、遺伝子共通性が大きい血縁関係のある個体間で、子供ができると、様々な遺伝的な問題が発生する。適応にも不利で、種の存続にも影響を及ぼす。これは、配偶者や性的行動の相手を選択する場合に血縁関係のある個体を選択しないような近親交配回避メカニズムが、進化の過程で備わっていったと考えられている。
ドゥ・ブリュイヌの実験
自分に似ている人間の影響を調べるため、以下の実験を行った。
自分と類似した同性顔、自分と類似した異性顔を作り出す。
さらに、別で男女ともに平均顔を作り出す。
そして、自分の顔と同性の平均顔の差を算出する。次に、この差の50%を同性平均顔に適用する。これによって、自分の顔と同性顔の中間の顔が作り出される。
次に、この工程を異性平均顔にも適用する。これによって自分に似た異性顔が作り出される。
※ここで50%という値を使う理由は、本人に「この顔は自分に似ている」と意識的に気づかれないギリギリのポイントなため。
実験内容
自分に似た同性顔、異性顔を作り出したら、これらの顔を様々な顔とペアにして呈示し、「どちらに好感が持てるか」と判断させる。
自分類似の顔が呈示された場合に、他の顔よりも自分類似の顔をどのくらい選考したかが調べられた。
実験結果
同性の人物の場合には、
※女性が女性を評価する。
※男性が男性を評価する。
自分に似た顔が選ばれやすかった。
それに対し、
異性の場合には
※女性が男性を評価する。
※男性が女性を評価する。
自分に似た顔を選考する傾向がなかった。
結果を受けて
これは我々に備わった近親交配回避のためのメカニズムが生んだ結果だと思われる。
同性の場合には2人の間に子供を作ることはなく、好意をもつということは、相手を援助することに関連し、単純に血縁関係の大きい相手を選考するほうが、結果的に自分の遺伝子を多く後世に残すことができる。
似ている個体であればあるほど好感を持ったほうが、より適応的だと考えられる。
異性の場合
好感を持つということは、2人の間に子供を作ることにつながる可能性があるので、近親交配メカニズムによって
似すぎている場合には、魅力が感じられないようになっている方が適応的である。
単純接触効果が生じるにもかかわらず、自分の兄弟姉妹や両親、子供を恋愛対象に考えにくいのは、このメカニズムが働いているからである。
疑問
自分と似ている異性に好感をもたないとしたら、街でよく見かける夫婦同士が似ている現象をどう説明するのか。
これは、当初それほど似ていなかった夫婦でも、一緒に生活していくなかで、生活パターンや食生活が同じになり、似てきてしまうと説明されている。
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本日は、
美人の正体 外見的魅力をめぐる心理学 越智啓太
を参考にしました。
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