幸せの可視化
人間にとって、ある意味永遠のテーマである幸せってなんでしょうか?
自分なりに可視化してみました。
https://viewer.edrawsoft.com/public/s/3f6a3026899943
大きさは重要度を表しています。位置関係にはあまり意味はありません。
ググれば幸せの項目はいくらでも出てきます。今回はなるべく自分の感覚に近いと思うイメージをシンプルに書きました。
気分の幸福感
つながりの幸福感
やる気の幸福感
まずは、気分の幸福感です。健康状態に大きく左右されます。身体的なものだけではなく、「不安」「心配」「イライラ」「いやなことばかり思い出す」ということが過度にない状態です。
こちらを高めるには、
朝散歩
マインドフルネス(瞑想、深呼吸、腹式呼吸含む)
笑顔
などがよいと言われています。
私自身も仕事で「商品開発のスケジュールに間に合わないかもしれない不安」「職場の人間関係のイライラ」「いやなことばかり思い出す」などといったことが続き、食欲がなかったり、常に体調が悪かったりすることがありました。趣味の旅行などは気晴らしにはなるのですが、たまにしか出来ません。いろいろ試行錯誤した結果、結局上の3つ、特に朝散歩が効果的でした。
「朝起きて、コップ一杯のお茶を飲んで、20分くらい散歩して、軽めの朝食をとる」、これだけで一日の体調の悪さがなくなりました。
科学的にも、朝日を浴びたり、朝にリズム運動をすることで、幸福物質「セロトニン」が分泌されるのは有名な話です。コロナで出勤時間が無くなった分を朝散歩に充てるようになってから、ストレスは劇的に減ったと思います。
マインドフルネスなども有効ですが、ここでは詳しくは触れません。一日の終わりに、嫌なことを思い出さずに、なるべくポジティブな感情で終わることができればどんな手法でも構いません。感情をマネジメント(感情はコントロールは出来ません)するために、マインドフルネス、笑顔、いやなことを書き出すといった行動を習慣づけて、間接的に感情や怒りやイライラをマネジメントすることは有効です。
重要なのは、嫌なことを思い出さないように頑張るのではなく、一日の良かったことをなるべくたくさん思い出す習慣をつけるイメージですね。
つながりの幸福感はいわゆる安定した人間関係によって生まれます。友達をたくさん作れとか、結婚しろとかいうわけではなく、自分にとって心地よい人間関係を見つけることが重要です。特に孤独を感じないのであれば、人間関係は最低限でも構いません。
大人になって友達や家族と疎遠であれば、職場の人間関係を大事にしたり、SNS上の緩いつながりを自覚して大事にするといった行動をおこすのもよいと思います。人と比べるときりがないので、今の人間関係を自分なりに満足することが大事になります。
やる気の幸福感はいわゆる社会的成功、目標達成です。一般的に幸せをもとめようとすると、この幸福感を求めようとしますが、この幸福感、先の2つの幸福感があって初めて十分に感じられるものとなります。そのため重要度は一番低くなっています。社会的に成功していなくても、幸福に見える人はたくさんいますが、それは「気分の幸福感」と「つながりの幸福感」を満たしている人が多いです。
急に幸せになることはできませんが、今幸せであることを自覚することは、ちょっとした習慣で簡単にできますし、そのための行動も簡単に起こせます。
目標を決めてそれに向けて頑張ったり、社会的成功を追い求めたりすることは重要ですが、その過程で幸せを感じている状態でないと、成功した直後だけは幸せを感じることはできるかもしれませんが、幸せを継続的に感じることはできません。
朝散歩中や、寝る前に直近の良かったことを思い出したり、今の人間関係や環境が恵まれていることを自覚して、日々ささやかな幸福を感じることが人生の幸福度を上げることで重要だと思います。