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[2084年報告書-地球温暖化の口述記録]ジェームス・ローレンス・パウエル(2021,10.25)国書刊行会. 253p.☆☆
3段階の評価をつけます。 ☆☆☆:読む価値あり ☆☆:暇なら読んでも損はない ☆:無理して読む必要なし 題名に引かれて読みました。 アメリカの大御所の地質学者が書いた本です。 題名は,ジョージ・オーエルの有名な本「1984」をもじったものです。 「1984」は全体主義的国家の恐怖を描いたデストピア小説ですが,本書はその100年後の世界を描いています。 地球温暖化阻止に失敗した人類がたどる悲劇の未来を描いた「1984」以上のデストピア小説です。 気の弱い方は読まない方がよい
センチメンタルジャーニー読書[万延元年のフットボール]大江健三郎(1967,9)講談社. ※講談社文芸文庫(2007,6,1) 492p. ☆☆☆
3段階の評価をつけます。 ☆☆☆:読む価値あり ☆☆:暇なら読んでも損はない ☆:無理して読む必要なし 初版は1967年9月で、大江が32歳の時の作品。 私は高校3年生の時に出版されたばかりの初版本で読んだ。なんと今から半世紀以上前である。 これをきっかけに、大江の作品を読んでいった。 盆地を表現したような等高線によるカバーのデザインから強烈なイメージを与えられた。 また、はじめの部分での強烈な1行がショッキングで今でも頭の中に残っている。 『この夏の終わりに僕の友人は朱