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「自分で食べるから、

 はやくちょうだいよっ」

プリンカップの底に残るプリンを

かき集める私におかんは言う。

おかんの認知症がこの1年で急速に進行した。

まだ私の存在はわかってくれているが、

会話が噛み合わなかったり、

動作がうまくできなかったり、

飲み込みが悪くなったり、

最近は車椅子を使うことも多くなった。

毎日していた散歩の数も減り、

楽しんでいた

テレビを見ることもしなくなっている。

おかんを見ていて唯一、

表情がいいなと感じるのは、

昔のアルバムを見ながら話をするのと、

甘いものを食べる時だ。


糖尿病の数値も気になるが、

毎週1、2回は、

プリンやカップケーキを食べる。

私も一緒に食べる。

小さな楽しみだが、

おかんが感じられる幸せを

プリンのようにかき集めて

なるべく渡したいなと思っている。


「もっと早く親孝行しておけばよかった」

と自責の念にかられるのだが、

おかんの人生が続く限り、

少しでも豊かさを

感じてもらいたいなと思っている。

おかん、

気付かせてくれて、

ありがとうね。


〈スタエフライブの告知です〉

9月23日(月)21時〜。

お悩み解決スタエフ

『笑っていい解』、

次回のお悩みは、

うりちゃんネーム:

ぽっちゃりお姫さま。

うりもさん、彩夏さん、私悩んでます。
どうかアドバイスをお願いします。

結婚した当時は、主人とラブラブだった
のですが、10年経った今は、もう女性
としてみてもらっていない感じになって
います。

無視されているというわけではない
のですが、会話もなくなりましたし、
私が髪を切っても全く気づかないし、
昔あった誕生日のプレゼントさえも
なくなっています。

どうしてももう一度、
私を女性としてみてもらいたいのですが、
一体どうすればいいでしょうか?

10年前より、10キロ近くふっくらして
いるのがいけないのかもしれませんが笑。

前向きなアドバイスを
よろしくお願いします。

解決策をレターでお願いします。


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