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2024年12月27日 自家製キャロットケーキに挑戦

キャロットケーキが好きです。
お気に入りのカフェのキャロットケーキは
ぎっしりと人参が入っていて、
スパイスが効いており、
クリームチーズのフロスティングが乗っています。
ここのキャロットケーキには、ココナッツが入っていて、食べると、シャキシャキします。
ふわふわの生クリームで飾られたスポンジまで柔らかいケーキや
とろとろのプリンとは全く違く方向性のおいしさです。
ずっしりと重い、質実剛健な風体のケーキなのです。
スパイスがしっかり効いていて、
そこにクリームチーズのフロスティングのまろやかな味が合わさります。
1度に丸ごと食べるのはためらわれるほどなので
たいてい、半分にして食べています。
熱い紅茶に、冷たい牛乳を注いだミルクティーか
珈琲を合わせていただくことが多いです。

時折、無性に食べたくなって、
買いに行きますが、
最近は忙しくてなかなか購入しに行けていません。
無印良品でも
キャロットケーキを取り扱っていると聞いて、
先日、無印良品を訪れた際に探したのですが、
見つかりませんでした。
見つからないとなると
とてつもなく食べたくなるのが、人間の性というものです。

そんなところで、
料理家の今井真実さんのこの投稿を見かけました。

さすが、今井真実さん、
材料もシンプルで、
作業行程もわかりやすいレシピです。
これなら思いついたらすぐできます。
ちょうど、頂き物のりんごがあったので、
ひとつを使って、
粉は小麦粉だけのケーキを作ってみました!
パウンドケーキ型に
クッキングシートをしきこんで
焼き上げました。

簡単なのに美味しい

シンプルな材料ですが、
全くパサパサにならず、
しっとりしたケーキに仕上がります。
りんごの水分と油、玉子の水分で、こんなにしっとりするのですね。
食べているうちに、
キャロットケーキのことが頭に浮かびました。
この今井真実さんのレシピを
キャロットケーキにも転用できるのではないか?と考えたのです。

レシピのりんごの部分をにんじんに変え、
作ってみました。

材料:
にんじん 2本
砂糖 30g
塩 ひとつまみ
玉子 1個
米油 40g
小麦粉 100g
製菓用ココナッツ 15g
シナモン・オールスパイス お好みで
ドライフルーツ お好みで
くるみ お好みで


にんじんはおろし器で、すりおろします。
今回は小ぶりなものを2本すりおろしましたが、
もしかしたら、3本にしてもよかったかもしれません。
大きなものであれば、1本でもいけるかも…。
そして、元々の材料に加えて、
絶対外せないココナッツとシナモンとオールスパイス、
思いつきで、
ミックスドライフルーツとくるみを入れました。
りんごのケーキと同じように、
パウンドケーキ型に、クッキングシートを敷き込んでから、
生地を流し込みます。
元のレシピにならって、
180℃50分、予熱したオーブンで焼きました。

にんじんとココナッツぎっしり

予想通り、
にんじんとココナッツぎっちりのキャロットケーキができました!!
冷めてから、パウンドケーキ型から出して
薄く切り、食べてみます。
美味しい!
これですこれ。
りんごのケーキの時より固めで、
ぎゅっとしまったような歯応えです。
お気に入りのカフェのキャロットケーキにかなり近い味がします。
少し砕いて入れたくるみとスパイスがキャロットケーキらしさを引き出してくれています。
キャロットケーキにつきものの、
クリームチーズのフロスティングは、
面倒臭いのと、
脂質が多そうなので割愛しました。
フロスティングがかかっていれば、より、近い味かもしれません。
そもそもフロスティングってどう作るのでしょう。

「①クリームチーズを泡立て器で、練ってクリーム状にする」
「②①に砂糖やレモン果汁を加える」
想像よりは、難しくなさそうです。
減量を達成した暁には、フロスティングも作って乗せることにしましょう。
今回、調子に乗って、ミックスドライフルーツも練り込んだのですが、
それはちょっとやり過ぎだった気もします。
ドライフルーツが入っていて食べると甘すぎる箇所がありました。
入れるとしたら、レーズンだけに絞った方が良さそうです。
次回作るときには、レーズンだけ、
もしくはドライフルーツ無しで作ってみましょう。
次回作る際には、
次の3点に気をつけます。
・にんじんは小ぶりなら3本使用する
・ミックスドライフルーツは入れない
・くるみとココナッツは必ず入れる

料理は好きなのですが、
お菓子作りは苦手意識がありました。
「いつか大好きなキャロットケーキを作れるようになりたい」とは思っていたのですが、
こんなに気軽に作れるなんて
驚きです。
自分が好きなものを自分の手で作れるというのは
もはやひとつの魔法です。
自己有用感とか自己肯定感とかいう言葉を並べる前に、
自分の好きな食べ物をひとつ、
自分で作れるようになった方がいいのではないでしょうか。
自分が好きな食べ物を自分で作れるって、
それぐらい、勇気づけてくれるのです。
自分がどんなにダメに思えても、
「でもキャロットケーキ作れるしな…」と呟いて、
しばらく、キャロットケーキを食べつつ、耐えて、生き延びればいいのです。

実は、甘く煮た人参は苦手な私は、
そうやって今日も生きてゆきます。

もともとのレシピを公開してくださった
今井真実さん、
いつもありがとうございます。




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千歳緑/code
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