UMITRON(ウミトロン)のメンバーが情報発信するメディア、UMITRON BASE。UMITRONの技術をはじめ、水産養殖・魚の可能性、事業展望、日々のワークライフ、働くメンバーなど様々なテーマで発信していきます。https://umitron.com/ja/index.html
UMITRON
日本全国のユーザーに聞いた、スマート給餌機 UMITRON CELLの活用事例を紹介します。
衛星データを活用した水産養殖向けデータサービス「UMITRON PULSE(パルス)」に関するブログです。
こんにちは!ウミトロンのカスタマーサポートチームです。 ウミトロンはオフィス勤務よりも現場主義の文化があるため、出張中以外は各メンバーがリモート中心で離れて仕事をしています。今回は久しぶりに対面でメンバーが集まり、海を望む某場所で1泊2日の合宿を実施しました! 合宿のテーマは「ウミトロンのユーザーとの関係性・満足度向上のために必要なこと」。 ユーザーサポートとは? ウミトロンでは、近年ありがたいことに、サービスのユーザーがどんどん増えてきており、それに伴いユーザーサポート
高知県宿毛市でシマアジの養殖を営む吉村さんに、スマート給餌機 UMITRON CELLの活用についてお話を伺いました。 Q1.導入のきっかけは? 吉村さんが養殖を営む漁場は浜から遠く、往復に約30分かかっていた。また1日に3回程度出かけるため移動に費やす時間は合計1時間半ほど。沖に行かずに魚の世話ができたらいいのに....といつも考えていたため、遠隔操作ができる給餌機 UMITRON CELLを初めて知った時は「ああこれええなぁ」と思い導入しました。 Q2.どのように活
スマート給餌機 UMITRON CELLを現場で活用されている兵頭さんにお話を伺いました。 Q1. UMITRON CELL導入のきっかけは? 以前の給餌は沖の生簀まで出向いて人力で行っていて、作業負荷が高かったため、省力化を目的に導入しました。過去にはタイマー式の給餌機による無人給餌を試してみたこともありましたが、無駄餌が生じてしまったり餌が足りなかったりして思うような給餌を行えず、やはり人力で魚の様子を逐一見ていないと理想的な管理はできないと諦めていました。そんなとき
*この記事は、弊社エンジニアのHouariが英語で書いたブログを翻訳したものです。 ウミトロンは、シンガポールと日本の活気あるハブの中に佇む企業で、IoT、衛星リモートセンシング、AIを活用して養殖場の効率を大きく向上させ、環境リスクを管理し、水産養殖の収益を急増させることに情熱を注いでいます。 私たちは、世界の食糧と環境の課題に真正面から取り組み、持続可能なタンパク質生産を応援することを目指しています。 ここでは、ウミトロンのValuesに基づき、2023年夏に入社した
*この記事は、弊社エンジニアのPowlookが英語で書いたブログを翻訳したものです。 こんにちは、Powlookです。 水産養殖業界に技術とソリューションを提供するアクアテックのウミトロンで働き既に6ヶ月が経過しました。 主に、日本、スコットランド、チリで展開をしています。 ソフトウェア・エンジニアとしてのポジションをオファーされたときは、とても嬉しかったです。 これまで、アメリカ、ヨーロッパ、シンガポールのグローバル企業やスタートアップで働いていましたが、日本企業で働く
はじめに 気候変動に対応するため、世界中が革新的なソリューションを求めていますが、ウミトロンは常に地球環境に良い影響を与え、貢献したいと考えてサービス開発を行ってきました。この度、ウミトロンはAIとリモートセンシング技術を駆使して、広範囲の沿岸部におけるブルーカーボン生態系による炭素固定量を効率的に推定し、ブルーカーボン生態系の生息地をマッピングする新しい手法を開発しました。 ENEOSホールディングス株式会社および熊本県上天草市と提携し、その有効性と可能性を実証プロジェク
みなさん、こんにちは!ウミトロン広報担当です。 この度、シンガポールにある割烹レストラン「Omakase@Stevens」にて、ウミトロンのAI技術を活用して生育されたシーフードブランド「うみとろん」のASC認証真鯛が春の特別コースにて提供されることを記念して、Omakase@StevensのExecutive Chefである窪田シェフと、ウミトロンシンガポール法人の代表山田による特別インタビューをお届けします! ▼関連プレスリリース 窪田シェフには、料理人としてシンガポ
こんにちは!ウミトロンでHR・PRを兼任しているあこてぃすこと佐藤です。 タイトルの通り、ウミトロンのValues(行動指針)をメンバー全員で半年かけて言語化したので公開します!Valuesの背景や意図、内容を、特にウミトロンにジョインを検討してくださる方々、日々関わっているステークホルダーの皆様にお伝えできればと思い、noteにまとめました。 ValuesとはValuesとは、ウミトロンのミッション・ミッションを実現するための戦略を実行するために必要なマインドセット・取
はじめに 先日、水産養殖事業者向け海洋データサービス「ウミトロンパルス」の新機能がリリースされ、沿岸域の長期間の海洋データ閲覧が可能となりました。 期間限定のキャンペーンとして現在、すべてのユーザーがモバイルアプリ(iOS、及びAndroid)で最大1ヶ月、PC版で最大2年の履歴データにアクセスできるようになっています。長期間の過去履歴データは、ウミトロンパルスの有料ユーザーから最も要望の多かった機能の一つでした。 ぜひまだお試しになっていない方は、ウミトロンパルスにアクセ
水は実に不思議な動き方をします。流体を正しく理解しモデル化するのは大変難しいことで有名です。水力及び海洋を研究するエンジニアは誰よりも水について詳しいですが、それでも海の強力な力に耐えることができるシステムを設計するには、常に最善の推測と判断を必要とします。 海の水と波には、いくつかの基本的なルールがあります。外洋(水深が深い場所)の波の高さは、風速、及びその風速の持続時間、吹送距離等、いくつかの要因が関係します。吹送距離とは、一定の風速・風向の風が陸に遮られることなく移動
血や汗、涙。これらの液体はすべて、塩と水の両方を含んでいます。魚は泣いたり汗をかいたりはしませんが、私たちと同様、体液には塩分と水分が含まれています。平均的な魚では、水1リットルごとに14グラムの塩を含んでいると言われています。しかし、魚が暮らしている環境には、塩分と水がこれと同比率であることは滅多にありません。淡水では塩分は全く含まれておらず、海は通常水1リットルあたり35グラムの塩分濃度です。これは、淡水魚と海水魚が、体内の塩分と水分のバランスの取り方について真逆の戦略を
UMITRON PULSE(ウミトロンパルス)はPC版、スマートフォンアプリいずれも無料でご利用いただけます。 ▼ご利用はこちら ▼お問い合わせ pulse@umitron.com
陸上では、酸素があることが当たり前です。地上のどこにいでも、私たちの肺を満たすのに十分な酸素が無制限で手に入ります。海はそれとは全く異なる世界であり、海中の酸素は数分で消えてしまい戻ってくるのに数十年かかる希少な資源になっています。体積当たりの水準で比較すると、水は空気よりもはるかに少ない酸素しか含まれていません。海水における高濃度の酸素レベルは、12mg/L程度と言われています。一方、空気には約250mg/Lの酸素が含まれています。これが意味するのは、魚は水から酸素をより効
海の水一滴一滴にも、小さな生命が含まれています。藻類やバクテリア、原生動物、微小な生命体などで構成されるプランクトンは、赤道から北極・南極の海、そして海面から最も遠い深海まで存在しています。一滴の海水に含まれるプランクトンの量と種類は、環境条件、栄養素レベルなど、多くの要因によって異なります。 水温や塩分濃度とは違い、プランクトン濃度は物理的パラメーターではなく、生物学的パラメーターです。プランクトンは海洋生態系の一部であり、天候だけでなく食物連鎖の力学の結果として変化する
一見、海面は何も変化がなく無限に広がっているように見えますが、海の中をのぞいて見ると、生き生きとした生命に溢れるダイナミックな三次元の環境があります。陸上と同じように、水中の生命は環境条件に応じて分配されます。例えば、サンゴはたくさんの太陽光、澄んだ水、そして暖かい海水温の地域に広がり、イワシの群れは、彼らが食べるプランクトンが繁栄しやすい、より涼しく、栄養豊富な水域に出現します。これらの生物種の分布を決める大きな要因の一つは水温です。水温は、赤道からの位置だけでなく、潮の流
UMITRON PULSE(ウミトロン パルス)は、世界中の養殖生産者の声から生まれたサービスです。 生産者が自分たちの養殖現場を取り巻く海洋環境について知りたいと思っても、これまで理想的な海洋情報サービスはなかなかありませんでした。天気予報を確認することで気温や降水量などの天候情報を知ることはできますが、実際に魚が泳いでいる海水面の温度を知ることはできません。また、日々の潮汐表によって、その日の潮の流れに関する情報は取得できますが、水質に影響を与える可能性のある変数などは