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【食事炎症指数と睡眠の質】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、女性の月経関連症状の強さと睡眠の関連性についてお伝えしました!今回は、食事による炎症と睡眠への影響について考えていきます!

食事と睡眠の関係

睡眠の質の低下は様々な要因から引き起こされる可能性があります。普段の食事もその要因の1つです。空腹感が強いと眠れなかったり、摂取した栄養を利用して疲労の回復や細胞の更新を日々行うように睡眠と食事は密接に関連しています。

例えば、高脂肪食はいくつかの睡眠障害に関連しており、睡眠の質を低下させます。また高炭水化物食は除波睡眠を減少させ、急速眼球運動(REM)睡眠を増加させることが知られています。そして、こうした食事により炎症が引き起こされるかどうかの指標として、食事炎症指数(DII®)がありますが、この指標を利用して睡眠との関連性を調査している研究が多く行われています。

炎症による睡眠の制限

睡眠時間によっても7時間未満または8時間以上の場合には、炎症促進マーカーが高くなることがわかっており、プロスタグランジンD2やインターロイキンなどの物質は睡眠と密接に関係しています。

そして、食事によっても炎症は促進されることがあり、DIIスコアの高い食事では中途覚醒増加、睡眠効率の低下、就寝時間の遅れ、および起床時間が遅くなる可能性が有意に示唆されています。

食事炎症指数を高める栄養素を含む炭水化物やトランス脂肪酸や飽和脂肪酸、オメガ6脂肪酸などの脂質を多く含むパンやスナック菓子、揚げ物などは食べ過ぎ注意です。反対に、ビタミン類やミネラル類、食物繊維を多く含む野菜や果物、n-3系脂肪酸が豊富な魚介類や魚油、イソフラボンを含む大豆製品などをバランスよく食事に取り入れると、炎症を抑える効果が期待できます。日々の食事に注意すると、睡眠の質を高まるかもしれません!

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