【 幼児〜成長期の睡眠時間】
Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!
・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!
前回は、暑い季節の体温調整と睡眠との関連ついてお伝えしました!今回は、幼児期の理想的な睡眠時間について考えていきます!
推奨される睡眠時間
学生は夏休みに入り、学校に通っている時とは生活リズムが異なっている子どもが多いのではないでしょうか。子どもの頃はいくらでも眠れてしまうものですが、リズムの乱れが成長を妨げてしまう可能性が示唆されています。夜更かして、朝遅く起きるまたは、少ない睡眠時間にならないように注意してあげたいものです。
アメリカ睡眠医学会からの提示されている推奨値では、
・4ヶ月〜1歳まで:12〜16時間
・1〜2歳まで:11〜14時間
・3〜5歳まで:10〜13時間
・6〜12歳まで:9〜12時間
以上の1日の睡眠時間が健康を維持する上で必要とされています。
この数値を見るとかなり多いように感じる方が多いかもしれません。朝、しっかりと覚醒して、十分なエネルギーを食事から摂取することから睡眠に向けた生活習慣は始まります。摂取するエネルギー量が少ないと、日中に十分な活動(遊び)を行うことができません。活動により疲労が溜まることで、夜遅くまで体力が保つことなく、早い就寝を促してぐっすり眠ることができます。
睡眠時間が少ないことによる影響
短時間睡眠になると、身体は解消できていない疲労をエナジードリンクを飲むかのようにエネルギー摂取により補おうとするので、高カロリー食を好むようになり、日中の活動量も低下する傾向にあります。そのため、子どもにおいてもBMIが高くなり肥満傾向となりやすくなってしまいます。また、3歳半までに10時間未満の睡眠時間しか取れていなかった子どもでは、長く眠っていた子どもに比べて、6歳時点での認知能力のパフォーマンスが低くなるリスクがあるとの報告があります。さらに、1歳半の子どもにおいて10時間以下の睡眠時間または夜間覚醒が多い子どもでは、5歳時点での攻撃的な行動や不安抑うつ傾向の問題が多くなることも報告されています。
先ほど示した推奨時間は、1日の目安なので、昼寝を含めても構いません。明確な昼寝は、1歳ごろから確立され、昼に1回と夜の睡眠が主な睡眠となります。その後、生理的に必要な昼の仮眠は4 〜5歳頃にはほぼ消失すると言われており、5 歳児頃に夜問のみの睡眠ヘと移行します。しかし、必ずしも消失させなくてもよくて、子どもの場合では昼に30〜90分未満の仮眠を取ることで総睡眠時間を稼ぐのもありです。特に、夜間の睡眠時間が少ない場合には積極的に仮眠をとって、成長を促してあげたいものです。ただ、眠れるならいくらでも寝ればいいということはなく、夜間の睡眠や仮眠からの起床後に支障をきたさない程度に調整してあげることも必要です!
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