短歌/桃色
手品師が取りいだしたるかのごとくナツズイセンの唐突に咲く
ナツズイセンが野のあちこちに咲いています。
ヒガンバナの仲間だそうで、
花が咲いているときには葉がないので
まるで何もなかった空間に
ある日突然桃色の塊が出現したように感じます。
ところでこの短歌を考えているときに
手品師が何もない空間から
花とかコインとか鳥とかを取り出すところをイメージしたのですが
いまどきのマジシャンは「取りいだしたる」
なんて言うかな…?
と思い「取りいだしたる」で検索してみたら
なんと
「ガマの油売りの口上」
がヒットしましたよw
マジシャンが宙からコイン出すようにナツズイセンの唐突に咲く
こっちのほうがいいのかな?