UCHIWAGOCCO
これまで投稿した短歌を一か月ごとにまとめたものを収蔵している「短歌蔵」です
なにぬねのねこ短歌について 「折句(おりく)」は、和歌や俳句などで各句のうえに一文字ずつおいてよむものだそうです。 これを「なにぬねの」でやってみようと思ったところ、最初に浮かんだのが 鍋の中 二匹の猫は ぬくぬくと ねじれの位置で のんびり昼寝 でした。やってみるとな行の言葉は、「にゃー」「にくきゅう」「ぬくぬく」「寝る」「伸び」「のらねこ」など、なぜか猫に関する言葉が多い。 それならば…と、「なにぬねの」で「ねこ」に関係のある短歌を、と、自分に対するハードルを上げ
使わないアプリを削除しますかと気の利くアプリ我に知らせる 何かと思ったら そんなお知らせもあるんですね しかしもちろん 削除する候補の中には 自分は入れていないという なかなか狡猾なアプリである
夜明け前ヘッドライトに照らされてフェンス乗る猫走り去る猫 夜が明けるのが遅くなりましたね 今朝見かけた猫たちは 車のヘッドライトに驚いたのか いっぴきはぴょ~んとフェンスに飛び乗り もういっぴきは脱兎のごとく(猫だけど) 駆けていきました あの身体能力はすごいなあ
後輩のくれた手作りクッキーは愛か好意か宣戦布告 「Cookieを許可しますか?」 と聞かれるたびに 「あの子にもらっちゃったよ~」と プレゼントされた手作りクッキーを 彼女に見せる男性を連想します 単なる後輩が? 手作りの? クッキーを? 彼女がいる男性にあげる? 許可しますか…!?
やきそばの粉末ソース一袋別れた彼女残していった 三袋入りの焼きそばを 二人で麺だけ全部食べて 粉末ソースは二つだけ使って あとは醤油とか入れてアレンジして 残った粉末ソース一袋は そのままずっと 彼の部屋の冷蔵庫の たまご入れの一角に 入れられたままになっていた 別れた彼女は 歯ブラシも着替えもみんな持って行って 唯一残していったものが 焼きそばの粉末ソース一袋だった ちなみに残った粉末ソースは 野菜炒めや焼き飯、焼きうどんに使うのがおすすめです
門前の小僧が覚えた州名はネヴァダアリゾナペンシルベニア 今日は一日いろんな州の名前を聞きました
くまいると公園で会った男の子あそっかだいじょぶ熊はいないよ 公園で おかあさんといっしょにいた3歳くらいのおとこのこ 「こんにちは」 と話しかけたら 「くまいる」 とお返事してくれました ん?くまいるって何? と戸惑っていたら もういちど 「くまいる」 と言われて そこでやっと あ~そうか! 公園に熊がいるんじゃないかと心配しているんだな と気づきました かわいかったなー くまいる
くるくると螺旋をつくる秋仕事みんな美味しい干し柿になれ 干し柿つくりの季節がやってきました~
昼食に招きし友の好物の柿の白和え大皿に盛る 秋のごちそう! 柿の白和え お客さんを招くと ちょっと大変だけど 普段自分だけの食事だと なかなか作らないメニューも 「よし、やってみよう!」 と思えるから良いですね もちろん 昼からビールもね! みなさま良い連休を
「闇猫」→「猫道」→「道草」→「草取り」→「取り皿」 と、テーマをしりとりにしてみた10月です 一つの言葉についてじっくり考えることによって 自分でも思いもしなかった発想や 忘れかけていた過去の出来事を思い出したりして やってみるとなかなか楽しいものです 泊まり賃前払いしておくからと友より届く船橋の梨 小学校六年生の甥っ子はカニカマが好きカニは食べない 見るものがあってよかった眠れぬ夜窓の向こうに猫らしき影 痩せた猫空き家の脇の側溝に慣れた様子でするりと消えた 道草
旅先で見かける猫はなぜかしらみんなのんびり幸せそうだ 「修学旅行」→「旅行猫」です 旅行先で ねこを見つけると嬉しくなります なぜかみんな のんびりしていて 幸せそうなねこに見えるのは 旅をしている自分の精神状態が ゆったりとしているからなのでしょう ブロック塀の上のねこは 特にいいなあと思います 自分にとっては非日常の土地が ねこには日常のくつろぎの場なのだなあと思う あの感じがとても好きです
班決めの日に欠席し私に友なきを知る修学旅行 かなしいうたになってしまった…。 たしか実話だったと思うのだけれど 忘れようと強く願ったせいか 単に年を重ねたおかげなのか そういえばそんなこともあったな~ という程度の思い出です 若いからこそ つらいこと、悲しいことって 沢山あると思います あのつらかったことをこうして短歌にして 平気で公開できるような未来が来るとは まさに想像もしていませんでした
あのひとは温泉行くと洗い場でいつも必ず歯みがきをする 「学習」→「習慣」です。 日帰り温泉に行くと いつも洗い場で歯を磨く人がいます 習慣なんだろうなー 私は風呂では磨かない派です
朝が来て学習しない酒飲みの頭は重く財布は軽い 「見学」→「学習」です。 アインシュタインさんは 「教育とは、学校で習った全てのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう」 と言ったとか言わないとか。 学習しない酒飲みの中に残るのは、飲み過ぎたゆうべのお酒です。 お酒はほどほどに。 ところで 「財布が軽い」 っていうのは もう死語に近いのでしょうかね?
不思議だね×をつけるのいいけれど○をつけたら無効になるよ 最高裁判所裁判官国民審査 「辞めさせたい人に×を」 って 勤務先なんかでやってみたいような やってみたくないような…
つぶさないように家まで持ち帰る社会科見学おみやげのパン 「姿見」→「見学」です そういえば小学校の社会科見学でパン工場に行ったな と思い出したら 大きなボウルの中で生地がぐるぐる回っていたことや 生まれて初めてベルトコンベアーを見たこと おみやげにひとり一個ずつパンのおみやげをもらったことなど 思い出が次々に蘇ってきて我ながら驚きました 社会科見学って 思っていた以上に 子供にとって大切な経験なのかもしれません おみやげのパンはふわふわで 嬉しくって 手さげのいちばん