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ぼくのきおくの書

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2024年11月の記事一覧

欲望年表を書いてみる

千葉雅也が『勉強の哲学』で「欲望年表」を書くべきだと勧めていると、阿部幸大が『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』で紹介していた

千葉雅也はその目的として「人生のコンセプトとなるキーワード」を「無理にでもわざの考え出す」必要があるとする。

ここから阿部幸大は「年表をネタにきて現在の研究内容と自分の人生とのリンクを人工的につくる」ことを目指す。

わたしは特に論文を書く予定もないけ

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悲しい話が伝えられない

来客の多い1日。いつもの人、久しぶりな人、パートナーを連れてきた人、定期的くる人、思いもよらぬ人、お世話になってる人、別れを告げにきた人。

人付き合いが苦手なわりに、お店にいるとそれなりの会話をしている。先日、知人から社交性がある人だと思われていて驚いた。人見知りで自己嫌悪になっていたティーンエイジャーの自分に教えてあげたい。

それでもやはり人と話すのは苦手だ。悲しい話を伝えなくてはいけない人

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昔からそこにある

古くて巨大なものに会いに行く。信仰心は持ち合わせていないけれど、存在感に圧倒される。

感受性の高い人なら、何かしらの声が聞こえるのではないだろうか。見上げているうちに雲が流れて陽の光が差し込む。

自分がとてもちっぽけなのもに思えてくる。それは悲しいものではなく、喜びを感じる。

いつも自意識過剰で自分の不甲斐なさに悲しくなっている。だから、揺るがない大きな存在を実感することで、そんな自分はちっ

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場違いのままここにいる

うっすらと1日中眠かった。この頃、こんな日がよくある。

仕事をこなしてはいるものの、手応えがあまりない。散らかっているから、もっと身の回りを整理整頓したほうがいいのだろう。

地元の友人の何人かはもう10年以上、会ってないし連絡をとっていない。たまにこうして思い浮かんでくるけど、いつも何もせず年月が過ぎる。

結婚して子どもが生まれて、家族と家業を何よりも優先して生きてきたから、友人関係はおざな

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別の人生を歩む

娘の入試が近づいて落ち着かない日々だ。娘の希望が叶うことを願う。

無事に合格すれば春から大学生。それまでには成人もする。不意に、娘がわたしの手から離れることに実感がともなって愕然とする。

自分の不甲斐ない18歳の頃を思えば、甘えた部分はあるにしろ娘のほうが社会性を身に着けている。仕事をして生きていく力は娘のほうがあるだろう。

それなりのコミュ力、物怖じしない精神力、場に馴染む適応力。そんな、

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人間不信。わたしも含みます。

やっと校了した。兵庫県知事選の惨事から目が離せず、執筆が大幅に遅れてしまった。

仕事を優先すべきではあったが、状況を細かく追っていたことは無駄ではなかったと思う。

かなりの多岐にわたる複雑な要因があって、ここにまとめる力量もないが、それでいいのだと思う。

シンプルに語る時に抜け落ちるものがある。そうしたストーリーにこそ人は騙されてしまう。

幸いなるかな、わたしは人間不信。誰かを心から信じる

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会釈はしなくてよくなくないか

定期検診に病院へ。ここは基幹病院なのでどの時間帯でも人が多い。最初は見知らぬシステムに戸惑ったけれど、すっかり慣れて我がもの顔で院内を闊歩する。

エレベーターから車椅子で降りてくる人がいたから脇に避けてまつ。車椅子の人も付き添いの人も会釈をするので、わたしも会釈で返す。

そういえば、以前エレベーターに乗っていたら車椅子の人が入ってきた。わたしはドアを開けて待つ。車椅子の人は前方を凝視したまま。

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目的地を設定します

分かり合えない人でも、どこか通じ合うことを見つけられたらと思う。

何かを信じている人に、はわたしの声は届かない。否定することでは、何も解決しない。

現状は別々の場所に立っていても、目的地を同じくすることは、できるかも知れない。

あなたはどんな世界で、
どんな人生を、
どんな人たちと、
過ごしたいですか?

そのために、できることがあるかも知れない。

そんなことを考えていくことが、わたしとあ

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3人寄れば大混乱

同業者たちとの久しぶりの飲み会。長い付き合いではあるものの、盛り上がりに欠ける。

今日は欠席していたが、何人か話し上手な人もいる。その人たちが参加しているときは、場が盛り上がる。

そもそも、わたしは昔からグループでの会話が苦手だ。よほど気心のしれた友人たちなら問題ないが、知人程度だと、空回りをする。

まず、会話に入るタイミングがわからない。二人なら聞いていると順番が回ってくるので自然と話し始

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なにげなく1日が

キッチンのテーブルにノートパソコンを持ってくる。いつもは居間にあるテーブルで仕事をしているけど、今日は〆切が近いため気分を変えることにした。

左側に窓があるから、差し込んでくる光の向きもいつもと違う。やけに明るくなったキーボードを叩いて、なかなか進まない原稿に取りかかる。

修正を繰り返し過ぎて、わたしは何を言いたいのかわからなくなってきた頃に、娘が二階から降りてくる。

娘の休日はいつも昼過ぎ

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扇風機とストーブとラグいわたし

急に寒くなったので押し入れからストーブを引っ張り出してきた。ガスストーブなのでスイッチを入れるとすぐ熱風が吹き出す。暖かさが身にしみる。

ストーブの隣には扇風機がある。そろそろ片付ける頃かなと思いつつも、たまにあった暑い日の風呂上がりに風を浴びていた。数日前にも使った。

広い部屋でもないので、ストーブと扇風機が並んでいると、移動するのに邪魔である。かといって扇風機を分解して収納するのは面倒なの

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自己嫌悪嫌悪

ナイーブな自分をアピールして、そんな弱い自分を認めて欲しいというキャラに嫌悪感を持ちつつ、気がつけばそこに立っている。

こういう意思表示がまさにそうなっていて、もういい加減うんざりする。

かといってアクティブでポジティブな人間でもなく、気が小さいコミュ障である。わたしはどうすればいいのか。

わたしもいつの間にやら50歳。長年、そんな性格を変えるように努力してきたので、外面はそれなりに取り繕え

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終わらない雑談、どうしようもない不安

イベント最終日なのでお客さんが多く、慌ただしい1日。

知人もたくさん来店して、対応していたら、あっという間に時間が過ぎる。

忙しくて心に余裕がなかったけど、みんないつも通りにのんびり話をしてくれていたから、普段通りのわたしにみえていたのだろう。

顔や態度にでやすいタイプなので、うまく取り繕えていたようだ。

今日あった笑えた出来事を夕食の時に話したが、家族の反応が薄かった。かなしい。話術を磨

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日記健康法

知人がメールマガジンをしていて、近況報告が毎週送られてくる。メールで届くというのは、なんだか手紙をもらったようで新鮮だ。

知人は文章が上手くて、こんなにいつも自分の内面と向き合って日々を過ごしているのかと驚く。

長くて全文はなかなか読めないのだけど、誠実に日々を過ごしている言葉にふれると、わたしも意識的にならねばという気になる。

自分に意識的になるということが、自分を大切にすることなのかも知

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