- 運営しているクリエイター
#ゴジラ
“キング”コングになるために。『ゴジラxコング 新たなる帝国』
生まれてこの方特撮ファンをやらせてもらっているが、間違いなく今、「ゴジラ」というIPがもっとも元気である。
国産最新作『-1.0』がアカデミー視覚効果賞を受賞し今なおロングラン公開が続き、TVでは『ちびゴジラの逆襲』の新しいシーズンが放送中である。数年前とは比較にならないほど、ゴジラの名を目にする機会が増えた。新作が長い間途絶えたことのある歴史を踏まえれば、考えられないほどに恵まれている。
感想『ゴジラ-1.0』日本人対ゴジラ、日本人対ニッポンとしての娯楽超大作
やはりと言うべきか、数多の趣味や大好きなコンテンツを抱えつつ、ことゴジラとなると「真打」というか、心構えと緊張感が他の作品とは比べ物にならない。数えきれないほど予告編や公式サイトに目を通し、妄想を膨らませ、トイレの心配をしたくないので初回鑑賞時は事前に水以外を一切口に含まずして臨む。初回はただ目の前の事象を追い、2回、3回と重ねるごとにようやく言葉が浮かんでくる。事前の期待通り、今回のゴジラはた
もっとみる『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』はアニメと小説でようやく完結する。
2022年7月26日、一冊の本が発売された。
円城塔による、自ら脚本を手掛けたアニメの、ノベライズ。それだけでなんだか緊張感が増すというか、ただ事ではないぞ、という風格がハードカバーの本からにじみ出ていた。
意を決して表紙を開く、1ページ、2ページ、3ページ……。どのあたりかはハッキリと覚えてはいないが、「あ、これはアニメを理解していないと無理だわ」と読書を中断し、本棚に戻してしまった。
四の五の言わず殴り合え!!歓喜と懺悔のタイトルマッチ『ゴジラVSコング』
ゴジラVSコング。ゴジラとコングが、平成を飛び越して令和の今、再び対決した。今、この地球最大の決戦を目撃し、未だ震えの止まらない身体でこれを書いている。そして、おれがすべきことはたった一つ、誠心誠意を込めた謝罪、ハラキリでケジメをつけることだ。
アダム・ウィンガードさん、靴を舐めさせてくれ。
以前おれは、Netflix版『Death Note/デスノート』に失望し、このアダム・ウィンガードな
『ゴジラ FINAL WARS』との付き合い方を、改めたい。
2020年12月1日、Netflixにて『ゴジラ』全28タイトルの配信が始まった。Amazonプライムビデオでも配信されてはいたものの、こちらはアニゴジまでも網羅しており、12月18日からはゴジラを本当に神と崇める男が作った宗教映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も独占配信されるとか。DISCの切り替えの手間もなく気軽に全ゴジラ作品を鑑賞できる土壌が揃った。うれしい。
ハイローにゴジラ
『ゴジラ2000 ミレニアム』は今リメイクすれば名作が生まれるかもしれないという話
1954年11月3日は映画『ゴジラ』が公開された日。それにちなんで、11月3日は「#ゴジラの日」として、日本記念日協会から認定を受けた立派な記念日である。『シン・ゴジラ』の大ヒットを契機に日本を代表する名キャラクターの立ち位置に復権し、様々なコラボレーションやグッズ展開、海の外ではモンスターバースも進行中とのことで、10数年前までの怪獣映画冬の時代がウソのような好景気だ。
そんな11月3日の
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』とは、王位戴冠式である。
ゴジラが大好きだ。平成VSシリーズのVHSと共に幼少期を過ごし、新世紀シリーズは全て劇場に足を運んだ。『FINAL WARS』には子どもながらに言いたいことがないわけでもなかったが、最後のゴジラ映画ということもあり二回劇場に連れて行ってもらった。それから約10年に渡る怪獣映画冬の時代を耐え忍び、『パシフィック・リム』に熱狂した。そして満を持してスクリーンに帰ってきたゴジラは日本生まれアメリカ育ち
もっとみる