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12月1日(日)昼食 牛スネ肉の赤ワイン煮

12月になったのでクリスマスらしい料理を紹介してみます。

初めは家庭で簡単に作る牛肉の赤ワイン煮です。
簡単にといっても時間はかかるので参考にして作る人は覚悟して下さい。
金曜の夜に仕込んで食べるのは日曜の昼食です。
これも特別な時にしか作らない料理のひとつです。

牛肉の部位は赤身肉でなければなんでもいいです。
スジの多い部位を使うと美味しくできます。
バラ肉や頬肉など脂身の多い肉でも美味しいと思います。
今回は和牛のスネ肉を使いました。

赤ワインは高いものでなくても大丈夫です。
出来ればフルボディに近いものを選ぶと良いでしょう。

画像多めの説明たくさんなので長い記事になっています。


(材料)
牛スネ肉 540g
玉ねぎ 1.5個
人参 1本
セロリ 1本
赤ワイン 1本(750ml)
薄力粉 大さじ2
トマトペースト 1パック(18g)
フォン・ド・ヴォー 1パック(22g)
ローリエ 1枚
塩 ふたつまみ
黒胡椒 3粒
無塩バター 20g
EVオリーブオイル 適量

ニンニクは使いませんでした

1 玉ねぎ、人参、セロリは角切りにする

玉ねぎは半分の残りがあったので1.5個分使ってます

2 牛肉のドリップをキッチンペーパーで拭き取る

ドリップは雑味や臭みになるので拭き取るようにします

3 密閉できる容器やジッパー付きの保存袋に香味野菜、牛肉、赤ワインを入れて一晩漬け込む

ジップロックを使いました
1本使いますよ
しっかり密閉して冷蔵庫へ

おやすみなさい



土曜です
おはようございます


4 ザルに空けて牛肉と香味野菜、赤ワインに分ける

赤ワインが肉や野菜に染み込んでます
ザルに空けてよく赤ワインを切っておきます

5 漬け込んだ赤ワインを鍋に入れ中火で加熱する

加熱していれば勝手にアルコール分は飛んでいきます

6 中火で加熱したフライパンにEVオリーブオイルを入れ、牛肉を焼く

大さじ1弱くらい
ジューっと音がするくらい加熱してから焼きます
焼き色がついたら裏返します
ここでしっかり焼き色をつけておきます
この焼き色が旨味になります

7 焼き色がついた牛肉を鍋に加える

8 フライパンに鍋の赤ワインをレードル2杯くらい加え、ヘラでこそげ底の旨味を剥がし鍋に加える

フライパンについた旨味(スュック)を赤ワインで剥がします(デグラッセ)
これも旨味になります

9 フライパンにEVオリーブオイルを入れ水気を切った香味野菜を炒める

そのまま洗わずに使います
しっかり水分を飛ばすように炒めます

10 火が通ってきたらトマトペーストを加え、よく炒める

生のトマトやトマトピュレでもいいです
ここもしっかり炒めます

11 薄力粉を加えてよく炒める

強力粉でもいいです
振るわずにそのまま加えてます
小麦粉が入ると焦げやすくなるので
手早く炒め合わせます

12 炒めた香味野菜を鍋に加える

鍋に加えます

13 フライパンに水を入れ、底の旨味をヘラでこそげ鍋に加える

ここでもスュックをデグラッセします
側面についたスュックも忘れずに
加熱しながら剥がして少し煮詰めます
スュックをデグラッセして加えれば
顆粒コンソメやブイヨンは必要ないです

14 肉がかぶるように水を加え、沸くまで強火で加熱する

丁度良い水分量だったので水を加えてません

15 沸いたら火を弱め、灰汁を取る

灰汁は雑味になるので丁寧に取ります

16 フォン・ド・ヴォーとローリエ、黒胡椒、塩を加え弱火で3時間煮込む

缶詰や冷凍で売っているのを使ってもいいです
あればローリエと
粒黒胡椒を加えます
塩を加えて煮込みます
ポコポコと沸くくらいの火加減で
1時間煮込みました
蓋は少しずらして煮込んでます
肉がかぶるくらいの水を足して
また煮込みます
2時間経ちました
もう灰汁もほとんど出てません
あと1時間煮込みます
少し水を足します
3時間経ちました
柔らかくなってるか確認します

17 肉を取り出し、野菜とソースを分ける

崩れそうなくらいホロホロです
破片が残っていたので味見します
ザルとどんぶりを使います
香味野菜はもう使いません

18 鍋にソースを戻して2/3量になるまで煮詰める

ソースを戻します
もったいないのでゴムベラで綺麗にしてね
中火で加熱します
混ぜながら煮詰めます
鍋の側面についた旨味も取りながら

19 目の細かいシノワでソースを濾す

先日購入したシノワがここで活躍します
シノアと刻印してありますね
目の細かいザルでもいいです
滑らかなソースにします
細かい屑が取れました

20 肉をソースに戻し、一晩冷蔵庫で寝かせる

冷めていく過程で肉に味が染みていきます
粗熱が取れたらラップを密着させて冷蔵庫へ
香味野菜はもったいないので食べます
旨味は抜けているので味気ないです

おやすみなさい



日曜です
おはようございます

21 鍋に牛肉とソースを入れ温める

ゼラチン質が冷やされて固まってます
弱火でゆっくり加熱します
固まっていたソースが溶けてきてます
ソースを上からかけながら肉を温めます

22 牛肉が温まったら皿に取り出し、冷たい無塩バターを加えてソースを仕上げる

味見して塩で調味して下さい
今回はちょうど良い塩加減だったので加えてません

23 ソースをかけてボナペティート

また付け合わせを用意し忘れてます
セロリの葉があったので飾ってみました
食後のデザートも用意
いただきます

・時間はかかりますが、かかった分だけメチャクチャ美味しいです。
牛スネ肉はナイフがいらないくらい柔らかくなっています。

・調理自体は難しい工程がないと思います。
牛肉に焼き色を付けるのが少し難しいくらいですかね。
焼く前にキッチンペーパーで表面の水分(赤ワイン)を取ってから焼くか、小麦粉をまぶしてから焼くといいです。


食後のデザートも
いただきますよ

・作って30分後に食べた昨日より美味しいです。
ジェノワーズとクレーム・シャンティが馴染んでます。
ジェノワーズには水飴を加えているので冷蔵庫に入れてあってもふわふわのままです。



金曜の夜にジェノワーズを焼いて、牛肉と香味野菜を赤ワインに漬けました。
(薄力粉の在庫を切らしていたので途中スーパーへ買いに行きました)
土曜の午前中にショートケーキを仕上げて、午後に牛肉と野菜を焼いて煮込みました。
日曜の午前中にソースを温め直して仕上げました。
時間のかかる2品を平行して作るのはとても疲れましたが、どちらも満足のいく仕上がりになったので良かったです。


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