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「世界不思議地図」佐藤健寿
TBSラジオ「たまむすび」のコーナーゲストで、著者の佐藤健寿さんがこの本の紹介をされていた。
子供向けの「図鑑」的なつくりであるが、大人も十分楽しめる、世界中の「不思議」な事象を集めた本である。
子供がこういう本を読んだら、一生頭に焼き付くだろう。僕も子供の頃に、UFO や雪男やら神隠しやら、「不思議」を集めた本を読んで、今の人格が形成されたわけである。
ラジオで話されていた「介良事件」(1
「ゼロの王国」鹿島田真希
延々とリアルでない会話が続く、不思議な小説。こういうのを会話劇というのだろうか。
最初読み始めた時は、なんでこんな本を手に取ったのだろうと思ったんだけど、だんだんこの世界に馴染んでくるというか、続きが読みたくなってくる。やめられなくなる。不思議な小説だった。
主人公の吉田青年は、多分実際に身の回りにいたら僕は絶対に友達にならないと思う。こんな善人と付き合ったら息が詰まる。
しかし
『NOVEL 11, BOOK 18 - ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン』
著者:ダーグ・ソールスター
書店で本棚を眺めていて、シンプルで良い装丁だなあと思い手に取った本。
村上春樹訳、作者はノルウェイを代表する作家で、タイトルは著者の「11冊目の小説、18冊目の著作」ということらしい。
訳者があとがきで書いている通り、とにかく不思議な小説。
主人公は50歳、若い官僚で妻子がいたにもかかわらず、若い女性と恋に落ちて逃亡、地方の都市の収入役になるが、
『つかこうへい正伝1968-1982』長谷川康夫
評判になっていて、新田次郎文学賞も受賞した本。
つかこうへいの性格がかなり詳細に描き込まれていて、興味深かった。
僕自身が芝居、舞台に造詣がなく、そのあたりは流し読み。
なかなかついていくと大変そうな人だなという印象だった。