【家事シリーズ】洗濯物を畳む行為から、少しだけ哲学の話をしてみよう。
僕は、洗濯物を畳むことが苦手だった。
そもそも、なぜそれを畳まなければならないのかが、全くわからない。
中学を出たくらいの青年の、洗濯後の物に対する意識の平均がどの程度のものかはわからないが、あれを親が教えるとしたら非常に難しい概念だ。
なにしろ、洗濯物を畳む必要性がどこにあるのか、それが今ひとつわからない。
「皺になる」というが、なぜ皺になってはならないのか?と言い始めると、キリがない。
この、「キリがない」という非限定的かつ非生産的な概念は、非常に面白い。家事も、生活も