しょうもないが、回転寿司の問題について取り上げておく

話題の回転寿司問題だが、これに対して様々な著名人がコメントをしているようだ。
その中で、偶然にもひろゆきさんのコメントを見かけた。
その内容を簡単に説明する。

様々に殺人事件が裏で起こっているのに、「それより悪い」として今回のような「いたずら」に目を向ける。損害賠償も終わっているというのに、これが日本人のモラルなのか…というものだ。

この発言は、ひろゆきさんのYouTubeでされたものらしく、僕はそれについての記事を少し読んだだけだ。
だから、実際の発言がどのようなものかは知らない。その記事が大嘘をついていたら、これは完全な誤解になる。
しかし、調べたら同じような記事がいくつか出てきたので、ほとんどその通りなのだろう。

多くの市民がどのような感覚で諸々のニュースを見ているのか、それが僕にはわからない。
ひろゆきさんの言うモラルのない日本人が、「強盗殺人よりも、スシローのいたずらの方が悪い」と思っているのか、そこはさすがに言い過ぎじゃないか?と思う。
誰に聞いても、強盗殺人の方が悪いと言うのではないか、と想像するのだが、それよりもこの類のいたずらの方が悪い、と言う人もいるのだろうか。というか、殺人よりも悪いと思っているから話題になっているのか?そこは疑問である。

損害賠償の責任を果たしているのだから、という「法的な罪は償っているのだから」論法は、ある程度は正しいと僕も思っている。
例えば、人を殺しても、その罪の定義は「法律に定められているもの」である。それが、法治国家のあり方だ。
それに相当する刑罰を受けることで、加害者は社会に復帰して良いし、理屈の上では「償った」と捉えられる。
その社会復帰を妨げる形で、多くの人がネットリンチのような活動に走り、罪を償った人の社会的立場を永久に破壊してしまうことは、加害者への暴力であり、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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