気の抜けたどうでもいいことを書きたいが、それが一番難しい

僕は文章を書くことは、仕事柄、全く苦にならない。書けと言われれば、いくらでも書くことができるし、話題が無ければ適当に展開することもできる。
ただ、大袈裟に書くといちいち「考えさせたり」、「何かありそうな」内容になる。それにしたって大層な内容ではないし、うるさいことばかり書いてある。

だから、気の抜けた、エネルギーを全く使わないような内容を書こうと思うのだが、日常のことなどになると全く書けない。
わざわざ文字に起こすほどの日常が、どこを探しても見つからないのだ。
今日何があった、など気軽に読めるものが良いが、本当にその言葉通り「何も無い」。
気の抜けたことさえ、無いのだ。

僕くらい毎日、変わり映えのない日常を送っている人はいないのではないか、と思えるほどに、何も無い。
もちろん、僕はそれで楽しい。毎日同じことをしていて楽しい。同じことと言っても、1つではなく、いくつかのことを繰り返し行なっている。
自分の頭の中では、色々なスパークが起こっていて楽しい。その感じは、日々同じではない。
だから、客観的に見れば何もない日常でも、僕の中には色々なことがある。
ただ、そういうことを書き記すと、それはそれで結局、かなりうるさい内容になるし、情報量も多くなる。
日々の仕事などの日誌ではないのだから、もっと気の抜けた、簡単に読めるものを目指してきた。しかし、それが一番難しい。
そういう日常ではなく、「何も無いように見えて、何かが隠れていそうな」日常の方を書きたい。

そう考えると、本当に何も無いのだ。
ちょっと書いてみよう。

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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