じょーじ

物語を書きます。絵も描きます。短歌作ります。お笑いが好きです。クリスチャンです。しょうもないことから深いこと、考えたい!一人の妻とニ人の娘の四人家族。関西人。男性の育児、結婚生活のこと話したい。対話歓迎!

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    小説を書いてみよう。 思いついたものから。

  • パパの1年育休日記+2年目育児日記

    思い切って1年間の育休を取得した、新米パパの育休日記 徒然なるままに綴っていきます。 たくさんの情報を期待せずに、気楽に楽しくどうぞ^_^

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自己紹介 じょーじです。友になる牧師に。(2023/09/03更新)

じょーじです! はじめまして! アーティストになろうとしています、いややってます! @hiro_art_in_christ でインスタやってます! 小説家もやってます!『Adam』がイチオシ! 短歌もたくさん詠んでます。 聖書もたくさん読んでます。 それら全部が相互作用して楽しいです。 聖書はアートに読むに限ります。 いろいろやってます!! モットーは、 「すべてのことに意味がある、すべてが無駄じゃない、虚しくない。  だからたくさん恥をかくんだ。  その恥が誰かの救いにな

    • 【短編小説】 『演』 前編

      森の中で一人、 月明かりに照らされ、 切り株に座ってパントマイムをする少年。 森下だ、、、! ずっと前に、森下の母ちゃんが死んだということは、先生の口から聞いた。 小2だったと思う。 それから4年。 たまたま、父ちゃんがコンビニに連れていってくれた夜10時、 公園のフェンスの外の森の中、昔作った秘密基地の辺りに蠢く影に気づいた。 止まって、目を凝らしてみると、人で、 少し近づいてみると、一人で、 雲が流れて月が出ると、顔が照らされた。 森下だ、、、。 「おい! し

      • 【短編小説】 『学歴格差』

        「久しぶりやなぁ」 「うん」 「中学ん時以来やから15年ぶりか」 「お〜、そんな経つんかぁ」 「30歳で同窓会なんか、なんや不思議な感じするのお」 「ほんまやでなぁ。年取ってもうたなぁ」 「塚本、お前今何してんねん」 「自動車メーカーで働いてるよ」 「へー! すごいやんけ! 何作ってんねん」 「、、、レバーや」 「レバー?」 「ハンドルの横にあるレバーあるやろ。あれの設計や」 「え? あれのどこを設計するん?」 「それはお前、握りやすさとかやんか。入

        • 育児日記 『かわいい』

          最近、ちーちゃんは「かわいい」が嫌い。 3歳5ヶ月であるちーちゃん。 街ゆく人は、当然メロメロである。 口々に「かわいい」と言われる。 しかしある日、ボソッと、 「ちーちゃん、かわいいって言われるの、やなんだけど」 と言った。 「え〜〜〜〜!! そうなん? なんで??」 「え、だってやだもん(笑)」 その時の、苦笑いが忘れられない。 目を細めて、なんとも言えない顔をしていたのだ。 それがめちゃくちゃ面白かったけど、今笑うと怒られるから必死に堪えた。 「え、じゃあ、かっ

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          育児日記 『設定』

          設定遊び。 「ちーちゃん、6歳ってことね?」 「おとうさん、おかあさんってことね?」 「それでー、おかあさん、その友達ってことね??」 我が家の3歳児、ちーちゃんは、設定を巧みに使う。 ややこしい。 ごっこ遊びの延長で、「〜ってことね」と言われたら瞬時に役に入らなければならない。 そしてそれは唐突に始まり(時々、宣告なしに始まっている)、間違えると怒られる。 なんと理不尽。 特に、僕も妻もいる状況で、 妻が僕で、1歳のきーちゃんが妻で、僕が赤ちゃん、とかなった時は大変

          育児日記 『設定』

          【短編小説】 『音』 後編

          半年後、世界はまだ静寂に包まれていた。 しかし僕の世界は一年前より賑やかだった。 教会のその無料手話教室は人で溢れかえっていた。 音のない世界でそうなるのは、よく考えれば当然のことだ。 無料だし。 みんな会話がしたいんだ。 そして、みんなが急速に手話ができるようになった。 そこでの会話が楽しいのだ。 その気になれば、いくらでも調べられる。 やる気さえあれば習得は早いのだ。 僕も手話を始めて半年で、本当に流暢に話せるようになった。 もう日常会話は問題ない。 知らない単語

          【短編小説】 『音』 後編

          【短編小説】 『音』 中編

          音のない世界において、手話話者は強い。 そんな当然のことに「音ロスト」以後、数ヶ月経ってから初めて気づいた。 元から音のない世界で生きていた人たちがいるのだ。 調べてみると、手話が今、注目されているらしい。当然のことだ。 みんな、何も介さずに会話がしたいんだ。 文字を介してのコミュニケーションに皆ストレスがあったのだ。 今なら僕も少しわかる。 生の会話は、何かが違う。 コンビニの前でのあの出会い以来、手話を学びたいと思った。 ネットで調べて、いくつか単語を覚えて、文法も

          【短編小説】 『音』 中編

          【短編小説】 『音』 前編 

          世界から音が消えた。 平日の昼過ぎだった。 会話の途中、作曲の途中、授業の途中で突然、何の音もしなくなったのだ。 宇宙では音はないという。 それは空気がないからだという。 ここに空気はある。あってよかった。 しかし震えなくなったのだ。 波打たなくなったのである。 流れているのになぜ震えないのか。 風は吹くのに、音はしない。 僕らは混乱した。 狼狽えた。 しかし思いのほか、困らないことに、すぐに気がついた。 僕らの社会はとっくに、オンライン上で回るようになっていたの

          【短編小説】 『音』 前編 

          「天才とホームレス」 第24話 『みんなと僕』

          繋ぐ それが僕たちの会社「ロケットえんぴつ」の役割だ。 人と人を繋ぐ。 会社と会社を繋ぐ。 業界と業界を繋ぐ。 繋ぐとは混ぜること。 境界線を壊すのではなく、超えられるようにするのだ。 この2年半、会社とは僕たちがそう呼んでいるだけで、金銭のやり取りがないために、厳密には会社ではなかった。 機能はしているが、ビジネスはしていない。 会計もなければ経理もないのだ。 それは会社というよりもNPOとか、社会活動に近いということが、活動の中でわかっていった。 それでも僕ら

          「天才とホームレス」 第24話 『みんなと僕』

          【クリエイターズチャーチ】

          表現者、創作者が集うコミュニティを作りたい。 友になりたい。 共に創っていきたい。 そしてそこをチャーチと呼びたい。 表現者は恥をかく。 恥をかいてまで、本当の自分、正直な気持ち、その黒さ、そして希望を表現する。 誰かに伝えたいと思う。 誰かを励ましたいと思う。 それは愛である。 愛を目指して前進していくこと。 愛とは何かを求めていくこと。 愛したくてもがくこと。 それはキリストを求めることだと、僕は思う。 それをしている人と僕は友達になりたいし、 仲間と呼びたい。 だ

          【クリエイターズチャーチ】

          「天才とホームレス」 第23話 『二年後と今』

          「今日で3年目、なんと22回目の祭りということで、  ゆきやくん、どういう気持ちでしょうか?」 吊るされた巨大な猪をバックに、僕はマイクを向けられた。 ローカルテレビ局のキャスターが目の前に立っている。 最初の祭りから2年が経った。 今日は一年で七度ある祭りの中で一番大きな夏のお祭りの前夜祭である。 「本当に嬉しいですよ。  僕は代表という肩書きをいただいていますが、この祭りはたくさんの方の働きで成り立っています。」 「え、ちゅ、中三なんですよね、、、?」 大きな目をパ

          「天才とホームレス」 第23話 『二年後と今』

          【短編】狼少女とアイドル-後編

          最後の夜、森に行った。 キャシーが手を引いてくれた。 二人で、深い闇の中に。 狼の群れの中に行く。 そして一夜を明かすのだ。 私たちはすぐに仲良くなった。 キャシーがずいぶんと”大人”だったのだ。 丁寧なコミュニケーションをしてくれた。 私のことを聞き、自分のことを話してくれた。 私に敵意がないことを確認し、自分に敵意がないことを伝えてくれた。 私を年上として甘えてくれ、私の知りたいことを教えてくれた。 落ち着いた、深い、丁寧なコミュニケーションが、言葉は拙いのに、す

          【短編】狼少女とアイドル-後編

          【短編】狼少女とアイドル-前編

          そこは狼のいる森の中だった。 アイドルとしての人気が絶頂に達したとわかったときに引退し、その後女優への華麗なる転身を遂げた私を、その監督はナメきった目で見た。 目だけではなく口から出る言葉の端々からも、私を見下していることがわかる。 本読みでまだ一文字しか読んでないのに「ハッ」と笑われた時は、首を180度回転させてやろうかと思った。 「ナメんじゃねぇぞ」 誰もいないトイレの鏡の前で、そう呟いて心を落ち着かせた。 私は元ヤンだ。狂犬と呼ばれていた。 トイレから出るとそこに

          【短編】狼少女とアイドル-前編

          育児日記 『きーちゃんの正体』

          きーちゃん(1歳)は、生まれた時から落ち着いていた。 親バカだろうと思っていたが、 出産で取り上げられて、泣いている時、名前を呼んだらこっちを見たのだ。 今になって思うとそれは錯覚ではなかったのではないか、と思う。 なんか「わかってる感」があるのだ。 僕は思う。 中身、大人なんじゃ、、、 もちろん普段は、だーだーと甘えてくるし、コテンと転んで泣き出す。 そのまんま、幼児である。 しかし、ふとした時に、すごく大人びた返事をすることがあるのだ。 ある日のお風呂。 僕が体

          育児日記 『きーちゃんの正体』

          小説『小説家』 第六話

          第六話 『男は焦りとは無縁だった。』 「おっちゃん、ほんまにこの一節を書いた人なん?  めっちゃ焦ってるやん」 そう冷ややかな目を向ける小学3年生の少年は一郎のファンである。 『穴掘る男』の連載が始まって半年が経った。 相変わらず誰が読んでいるのかわからないその文芸誌に載り続けることは、日常とは切り離されたところにあるものだった。 そんな時に、まさか「顔バレ」を経験するとは、微塵も思っていなかったのある。しかも公園で。しかも小学生から。 隣の部屋のあおいはまだわかる。

          小説『小説家』 第六話

          【短編】続・Cathyの手紙

          ※これは続きです(前編はこちら) 『三年次終了後の夏期休暇中の手紙』 施設の皆様、 長らくそちらに帰ることができず、また手紙を出すことができておらず、申し訳ありません。 研究に勤しんでおり、教授と共に各地に研究旅行に行っているのです。 私は今、インドにおります。 ご存知だとは思いますが、インドには私のような狼に育てられた子どもの例がいくつもあるのです。 それが今回、インドに来た理由です。 その子どもたちの中で、私のように学力をつけ、社会に復帰した例はほぼないようです。

          【短編】続・Cathyの手紙