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【カフェ営業記】コーヒー屋の繁忙期と閑散期
僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。
「コーヒー屋にも繁忙期や閑散期があるんですか?」とよく聞かれます。
もちろんあります!お店によって違いはあると思いますが、うちのお店だけでなく他のお店の店主さんなどとも話している肌感でお伝えすると、繁忙期は春と秋です。
気持ち良い天候の日が多く、人も多く出歩きます。特に京都は桜と紅葉の名所も多く、観光の方も沢山訪れます。気持ち良い環境の中で様々な場所からやってきているお客さんと盛り上がれるのが春・秋の醍醐味ですね。
イベントも多く、イベント出店でもバタバタしています。また、うちのようにコーヒー豆の販売も行っている場合であれば、春・秋はホットコーヒーのお家需要もあり、喫茶営業でも豆販売でもある程度安定した売り上げが見込めます。
冬も寒さからコーヒー自体の需要は安定しています。
一度に500g以上コーヒーを買って帰られる方もおり、お家需要が伸びやすい時期でもあります。ただ、今週のように寒い日が続くと店舗の売り上げはどうしても冷え込んでしまいがち。
また、毎年の事ですが年末に向けてぐーっと売り上げが上がり、年始の成人の日を超えたあたりでがくっと落ちます。
「あ、正月でお金使ってみんな財布のひもが固くなってるな」と実感します。こうした世の中の雰囲気を肌で感じられるのはお店を経営する楽しさでもあり難しさでもあります。
さぁ!もうお分かりでしょうか(笑)
コーヒー屋の閑散期はずばり夏です!
「え?アイスコーヒーがあるんだし、ちょっと涼みたいっていうお客さんが増えるんじゃないの?」
そう思ったあなた!実際そうはならないんですよねぇ。
まず第一に日中は全然人が出歩いていません!特にここ二年は災害級の暑さが続き、お昼間の13時~16時くらいは一人も来客が無いこともざらにありました。また、コーヒーがお好きな方ほど「コーヒーはホットじゃないと本来の風味・香りが味わえない!」と思われる方も多く、自宅で作るにも手間が掛かるので、豆販売の売り上げも落ちます。
また、屋外イベントも少ないのでそうした臨時収入もあまり見込めない時期です。
指をくわえて売り上げが落ちるのをぼーっと見ているわけにもいかないので、夏限定メニューを作るなどはしていますが、中々売り上げが伸びにくいのが現状です。
知り合いの店主さんもみなこぞって「この時期は捨てですね」とおっしゃるので、夏に繁盛させることはかなり難しいのではないでしょうか。
夏の売り上げを劇的に伸ばすというよりは、存在を忘れられないように情報発信や話題提供を続けてなんとか耐え忍ぶ時期ですね。
とここまで書いてきましたが、大事なポイントはこういった売り上げに一喜一憂しないことだと思っています。
コーヒー屋・カフェという業態は、ある日突然売り上げが爆発的に伸びることはあまり考えられません。営業を重ねて、しっかりじっくり売り上げや知名度を上げていくことが求められます。
もちろん、大まかな閑散期・繁忙期はありますがその中でも売り上げがめちゃくちゃ良い日・めちゃくちゃ悪い日があります。
売り上げが良い日が数日続くと、「え!これが続いたら今月かなり数字上がるぞ」と思っていても、揺り戻しで暇な日が訪れて最終的には想定した売り上げに収束するもんです。
だからこそ、一日一日の細かな売り上げに一喜一憂し過ぎず、中長期的な視野で何を届けたいのかを考え続けることが大切なんだと思います。
今週も最強寒波の影響もあって、落ち着いた営業が続いていますがこういう時こそこうしたことをゆっくり考える時間にしたいですな。
「書く仕事をゲットする」を目標に、「日本一書くバリスタ」として、日々コーヒーの事や趣味について綴っています。
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![三輪浩朔(みわこうさく)@コーヒーショップLaughter(京都)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50227629/profile_04612117d68c283f7cc3f790a5266cab.png?width=600&crop=1:1,smart)