知らないところで芽吹く
「えっ、このフォーマットを作った方なんでんですか?」
「えっ、このマニュアルを作った方なんですか?」
誰のためでもなく、自分のために、自己満足程度に作っていたフォーマットやマニュアルを、可愛らしい後輩に、とても褒めてもらった。
私、すごく使わせてもらっていて、何度もそのマニュアルを読んでるし、フォーマットも何十回も見ています、と。
この存在がどれだけ貴重であるか、と。どれだけ頼りにしているか、と。
可愛らしく大きく開かれた瞳から、きらきらの絵文字がこぼれ、空中に浮いて輝いて