魚釣りで、魚が1匹も釣れずに終わることを 『坊主(ボウズ)』と呼びます。 この坊主、由来は諸説あり、 ・お坊さんの頭が丸く、ゼロに見えるから。 ・お坊さんに毛がないので 「もう毛がない」→「儲けがない。」 ・お坊さんは無駄な殺生をしないので、 魚を一匹も釣らなかったということは、 殺生をしなかった。 など、様々な説があります。 まあどんな由来にせよ、何時間も釣り場にいて坊主な時は本当にダメージが大きく、目の前の広大な海がただの水たまりに見え、わしゃ一体なにをしとるんだと
親父の手術が9月の10日に決まった。6日から入院なので、昨日(5日)は親父の入院準備を手伝うことになった。 いつもは親父とふたりだけだったが、たまたま奥さんも休みになり、上の子は小学校なので、今回だけゴメンねと思いながら下の子を保育園に預けさせてもらい、久しぶりに大人だけの3人で出かけた。 この3人の組み合わせは何年ぶりだろうか。子どもができる前が最後だったので、7、8年ぶりだった気がする。親父は聞き上手の奥さんのことが大好きで、いつも特に会話もなく淡々と終わる入院の準備も、
親父がガンになった。食道ガン。ふたりにひとりがガンになるこの時代で、今まで好き放題に酒とタバコを浴びまくってきた親父だから、子どもにとっては「まさかあの親父が?」みたいな驚きはとくに無く「とうとう来やがったか」みたいな感想の方が強かった。 5月ごろ、親父が大阪に来た。いつものように我が家に泊まって、いつものように孫たちと戯れて、いつものようにみんなで外食をしていた時、親父が食べ物を喉に詰めた。なんとか吐き出させて、その後病院に行かせようとしたが、病院が大嫌いな親父なのと、日
ひとり暮らしや結婚してふたりで生活していたころは、ダイニングテーブルがなかった。ひとりやふたりのころは部屋もそんなに広くなかったし、こたつでじゅうぶんだった。 ちょっとだけ広い部屋へ引っ越しをして長女ができて、離乳食が始まったころ、ようやくダイニングテーブルと椅子を買った。と言ってもそんないいものではなく、汚されることを見越した、IKEAのものすごくシンプルでお手軽なやつ。だけど、ダイニングテーブルを置いたことでなんだか部屋にすごく『家族感』が出て、みんなで座ってニヤニヤして
小学生や中学生のころは 異性とふたりでいるのがなんだか 照れくさい、恥ずかしいことで その光景を見られると 「あいつらラブラブやん!」 「ラブラブぅー!!」 なんて 冷やかされたり からかわれたりして それで 好きな人がいることを言わなかったり 付き合っていることを内緒にしたり そんな雰囲気があった。 わたしもまさしくそんなヤツで 異性とふたりでいる友達を見ると 全力で 「ラブラブぅ〜!!」 なんて からかったり ニヤニヤして見つめたり
「しあわせ家族計画」という、かつて放送されていたテレビ番組をご存知だろうか?これは、過去にTBSで放送されていたテレビ番組である。この番組は視聴者参加型のバラエティ番組で、番組にハガキを送り、当選された家には「しあわせ配達人」という人がやってくる。このしあわせ配達人、いろんな人がいたと思うが、だいたいは北野誠だったと思う。多分。そしてこのしあわせ配達人がやってきた家はなんと、番組が用意したものから、好きな賞品を選ぶことができるのである!!家電でも、旅行でも、とにかくなんでも好
最近、釣りを始めた。まだ数回しか行ってないし、1匹も釣れてないけど。釣れてない釣りしかしてないのに、果たして釣りを始めたと言えるのだろうか。いや、言えない。 それでも海に仕掛けを落として、ウキや竿先を見つつ、カセットコンロでお湯を沸かしてカップラーメン食べたり、コーヒー飲みながらお菓子を食べる時間はとても良いものである。ほとんどピクニックやないか。 そうやって外でボーっとして、ゆっくりと過ぎていく時間を、ものすごく贅沢だと、いつの間にか感じるようになった。子どもは2分で飽
大好きなサンボマスターの曲の歌詞に、こんなものがある。 「僕らはいずれ誰かを疑っちまうから せめて今だけ美しい歌を歌うのさ」 もうこの歌詞を読んだだけで泣けそうなくらい、本当に素晴らしいと思っている。 誰だって、いつだって上機嫌ではいられない。どうしても納得がいかないこと、理不尽なこと、悲しいことがいっぱいある。それを出すか出さないか、出すにしても笑い話にするか、悲しい話にするか。他人にそれらをどう出すかで人のあり方は決まってくると思う。でも、距離感が近ければ近いほど、そ
年度途中からの入園で、なかなか園に馴染めずに毎日泣いていたことも 園に着いてもまったく親から離れず、いつも先生に引き剥がされていたことも そのくせ園での遊びが楽しくて、お迎えに行くとまだ遊びたいって怒っていたことも お気に入りの先生ができて、やっと泣かずに登園できたと思ったら、その先生が休みの日でそこから泣き出したことも お気に入りの先生と親が話すのが嫌で、ちょっとでも話すと「早く仕事行って!」と怒ったことも 友だちと登園のタイミングがかぶると、ずっと走り回って全然
ここに、一台のミニカーがある。これは私が覚えている限りで、いちばん最初にもらった「お土産」だ。4、5歳くらいだったと思う。相手は祖父からだった。大のお爺ちゃん子だった私が、祖父が出掛ける前にギャン泣きしたので、帰りに買ってきてくれたらしい。そんなことはとっくに忘れたが、とにかくこの緑のミニカーが嬉しくてめちゃくちゃ遊んだし、どこへ行くのにも持って行ったのを覚えている。すこぶる調子の良い脳みそである。だが、それにいちばん喜んだのは私ではなく、祖父だった。父いわく、私が生まれてか
先日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、いわゆるUSJ、関西人っぽくいうとユニバ(発音はマクドとかゴジラとか天満とかミスドのアレね)に、家族で行ってきた。一年振りに行ったユニバは天気も気温も最高な上にいつもよりお客さんが少なかったらしく、アトラクションもほとんど並ばずに乗れた。遊園地やテーマパークは子どもの成長を目の当たりにするのにちょうど良く、去年は乗れなかった乗り物に乗れるようになったり、今まで楽しんでいた乗り物に興味を示さなくなったり、怖くて乗りたがらなかった乗り物をノ
例えば。 焼き鳥の有名店でずーっと修行してきて、毎日毎日毎日焼き鳥を作ってきた人が言う 「モモはタレ」 これはわかる。 焼き鳥が大好きすぎて年間何万本も焼き鳥を食べていて、焼き鳥に関する本も出している人が言う 「ムネは塩」 まあ、わかる。 趣味が食べ歩きで焼き鳥もまあちょいちょい食べて、自称食通のおじさんが自信満々で言う 「モモは塩」 これはわからん。 まったくわからん。 全然わからん。 まあわたしみたいな何を食べてもおいしい人間からすると、そもそもおいし
みんな、なおぽんさんのnote読んだ? 読んだよね?読んでない?じゃあ貼っちゃう。 いやー。すごい良いよね。2年前に死んじゃった姉ちゃんと重なるところが多すぎて、もう泣いたよ。86リットルくらい泣いたよ。うそ。84リットルくらい。多分。知らんけど。 あの時もいっぱいいろいろ考えて、なんでなんやろとか、なんで気付かれへんかったんやろとか、なんかできへんかったんかなとか、いろいろ考えたなー。 でも最近、違う考え方もできてきて、時間ってすごいなー、それなりになんとかしてくれ
家を買った。 なんか知らんけど。 いや、そんな適当な感じで買ったわけではない。ただなんとなく、気になった物件があり、なんとなく見に行ったら良い感じで、担当してくれた人もすごくいい人で、 なんか気づいたら買っていた。 完全にヌルヌルっと決まっていった感はあるが、まあ大事な物事が決まる時ってのはそんなもんなんだろうなーと思いながら、新生活へのワクワクと、今まで慣れ親しんだ賃貸へのさみしさと、ローン地獄が始まる恐怖で1日5食しか食べられない毎日を過ごしている。あと荷造りはも
娘「パパ!髪の毛して!」 パパ「お、おう!どんなんがいいの?」(全然やったことない) 娘「コーラルみたいなんでね、ねじねじして!」 ※こちらがコーラルこと、キュアコーラルです。 パパ「ふたつに分けて三つ編みにするってこと?」 娘「うん!」 パパ「はーい!」(1回もやったことない) … …… ……… (できた。できたけど…なんか違う。いや、全然違う。なんか左右の三つ編みの位置が、カンフーの構えみたいになってる。) パパ「もっかいやっていい?」 娘「いいよ
昨日6月16日(水)、22時30分ごろ、2人目の子どもが生まれた。コロナ禍で立ち会いもできず、ママもパパも娘も不安な中に生まれた2850gの男の子は、みんなの不安が吹き飛ぶくらいの元気な産声を上げ、ママはもちろん、助産師さんや先生たちをたいそう驚かせたらしい。(この「たいそう驚かせたらしい」ってやつ、昔話っぽくてイイネ!)生まれた時間にはもう寝てしまっていた娘は、朝一でママから送られてきた写真を見て「かわいい。娘ちゃん、お姉ちゃんになったんだねー」と、恥ずかしいような、誇らし