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どうしゅようかねー。
親父がガンになった。食道ガン。ふたりにひとりがガンになるこの時代で、今まで好き放題に酒とタバコを浴びまくってきた親父だから、子どもにとっては「まさかあの親父が?」みたいな驚きはとくに無く「とうとう来やがったか」みたいな感想の方が強かった。
5月ごろ、親父が大阪に来た。いつものように我が家に泊まって、いつものように孫たちと戯れて、いつものようにみんなで外食をしていた時、親父が食べ物を喉に詰めた。な
ダイニングメッセージ
ひとり暮らしや結婚してふたりで生活していたころは、ダイニングテーブルがなかった。ひとりやふたりのころは部屋もそんなに広くなかったし、こたつでじゅうぶんだった。
ちょっとだけ広い部屋へ引っ越しをして長女ができて、離乳食が始まったころ、ようやくダイニングテーブルと椅子を買った。と言ってもそんないいものではなく、汚されることを見越した、IKEAのものすごくシンプルでお手軽なやつ。だけど、ダイニングテーブ
シガーボックスでお願いします
「しあわせ家族計画」という、かつて放送されていたテレビ番組をご存知だろうか?これは、過去にTBSで放送されていたテレビ番組である。この番組は視聴者参加型のバラエティ番組で、番組にハガキを送り、当選された家には「しあわせ配達人」という人がやってくる。このしあわせ配達人、いろんな人がいたと思うが、だいたいは北野誠だったと思う。多分。そしてこのしあわせ配達人がやってきた家はなんと、番組が用意したものから
もっとみる悲しみで花が咲くものか
大好きなサンボマスターの曲の歌詞に、こんなものがある。
「僕らはいずれ誰かを疑っちまうから
せめて今だけ美しい歌を歌うのさ」
もうこの歌詞を読んだだけで泣けそうなくらい、本当に素晴らしいと思っている。
誰だって、いつだって上機嫌ではいられない。どうしても納得がいかないこと、理不尽なこと、悲しいことがいっぱいある。それを出すか出さないか、出すにしても笑い話にするか、悲しい話にするか。他人にそれら
DADAKKOOOOO
先日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、いわゆるUSJ、関西人っぽくいうとユニバ(発音はマクドとかゴジラとか天満とかミスドのアレね)に、家族で行ってきた。一年振りに行ったユニバは天気も気温も最高な上にいつもよりお客さんが少なかったらしく、アトラクションもほとんど並ばずに乗れた。遊園地やテーマパークは子どもの成長を目の当たりにするのにちょうど良く、去年は乗れなかった乗り物に乗れるようになったり、今ま
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家を買った。
なんか知らんけど。
いや、そんな適当な感じで買ったわけではない。ただなんとなく、気になった物件があり、なんとなく見に行ったら良い感じで、担当してくれた人もすごくいい人で、
なんか気づいたら買っていた。
完全にヌルヌルっと決まっていった感はあるが、まあ大事な物事が決まる時ってのはそんなもんなんだろうなーと思いながら、新生活へのワクワクと、今まで慣れ親しんだ賃貸へのさみしさと、ロ
弁当にはだし巻きより玉子焼き。
小学生の頃、遠足とかでお弁当にちっちゃいグラタンが入ってる人がすごい羨ましかった。うちは母親がいなくて婆ちゃんが弁当作ってくれてたんやけど、婆ちゃんに何回も弁当にグラタン入れてほしいって言っても、そんなもん作り方知らんから無理って言われてた。それに婆ちゃんが作る弁当は和食ばっかで、色もキレイじゃなくて、弁当が必要な行事が嫌でたまらなかった。大人になってわかることは、あのグラタンは手作りでもなんでも
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