タンギングのクオリティを高める(ツキイチレッスンでできること5)
毎月複数回開催しているツキイチレッスン。音楽のレッスンの多くは、教室などに入会し、継続してレッスンを受講するため、生活の中に組み込む必要が出てきます。もちろんその少しの時間が生活に潤いを与えるものであればベストですが、仕事や学業、家庭のことと両立させるのが物理的に困難になると途端にストレスになってしまい、本来楽しむためのものが苦痛になる可能性もあります。
それなら単発でも参加でき、意志さえあれば自分のペースで継続もできるレッスンがあれば良いのでは?と考えて作ったのが単発参加型のツキイチレッスンです。
単発だっらたスケジュール的には気軽に参加できると思いますが、では1回のレッスンで何を見てもらえばいいの?という疑問が湧いてくる方も多いと思います。
そこで、数回に分けてこのブログで、どんなレッスンがオススメか書き出してみようと思います。「そういう内容だったら受けてみたい!」と思ってもらえたら嬉しいです。
今回はこんな提案をしてみたいと思います。
タンギングのクオリティを高めるレッスン
僕が初めてトランペットを吹いたのが中学1年生でした。その時最初に先輩から教わったタンギングの方法が、「舌で前歯の裏を突く」で、当時は当然管楽器に関して無知でしたし、今みたいに情報も手に入らないし、まったく疑うことをしませんでした。
それから高校に入って音大受験を目指すために師匠にトランペットを習い始めまして、どうやらタンギングというのは全然違うものだったと認識したのですが、残念なことに高校生の頃の僕もやっぱり研究する力が全然なくて、ひたすら言われたことだけを何度も何度も繰り返すだけの根性練習人間だったため、全然タンギングのクオリティが高くなりませんでした。音大に入ってからも師匠からタンギングが下手だと言われ続けていました。
タンギングのクオリティを高めるためには、舌のことだけを考えていても何も変化しません。大切なのは空気圧との関係です。いわゆる破裂音の発音をどのように発生させるか。それを日常の会話や発音の中から見つけていきます。
トランペットを演奏する、と言っても結局人間の持っている機能の中から有効なものを用いたり、それらのバランスを考えることを原則にしなければなりません。スポーツのように人間の限界を超えた筋力や機能が必要と思うとなかなかうまく演奏できないものです。
ですので、タンギングも滑舌良く発音するための舌や空気圧の働きに着目して練習していきます。
原理と方法と実践のバランス良いレッスンを行います
このようにトランペットを演奏する際に必ず原理とその原理が発生する方法を解説、共有した上で、具体的な実践を行うのが僕のレッスンの特徴です。きっと納得いただけるレッスンになるはずです。
ということで今回はタンギングのお話でした。ツキイチレッスンは単発参加型なので、どのような内容でもOKです。今悩んでいること、解決したいこと、やらなければならないこと(譜読みなど)、2重奏を一緒に演奏したいなどでも構いません。
もちろん1ヶ月に一回程度のペースで継続的にいらしていただくことが上達にもっとも有効ですので、初回レッスンでご納得いただけましたら、また次回もご検討いただければと思います。
今後のツキイチレッスンの開催日やお申し込みかこちらからお願いしております。会場は主に池袋周辺です。
ご参加お待ちしております!
荻原明(おぎわらあきら)