多くの管楽器奏者が合奏練習がほとんどのために問題点を解決する環境がない現状
毎月1日は2ヶ月後のツキイチレッスンのお申し込み開始日です。なので、9月1日から11月開催分の募集を始めたわけですが、大変ありがたいことに9月1日の夕方に確認してびっくり。その日だけで15枠もお申し込みをいただきました。
本当にありがとうございます。
中でも9月開催分は現時点で16日(月祝)の2枠(11:00,13:00)のみの募集となりました。
お申し込みはこちら↑から直接行えます。
どのような内容でもOKの単発参加型レッスンです
ツキイチレッスンは単発参加型なので、基礎的なことから音楽的なことまで生徒さんの希望に沿った内容でレッスンを行うことができます。
その中でも初めてレッスンにお申し込みいただいた方は奏法面や基礎的な面に悩みをお持ちの方が多い印象です。
多くの管楽器奏者が問題点を解決する環境がない現状
管楽器を演奏している方の多くは吹奏楽やオーケストラの楽団、部活に所属しています。僕も中学校の吹奏楽から音楽に関わるようになりました。
ツキイチレッスンや楽団の分奏レッスンなどに伺ってお話を聞くと、特に社会人の方は平日はお仕事でほとんど楽器に触れることができず、週末の楽団練習の時だけ音を出しているとおっしゃいます。
楽団の練習は基本的に合奏形態なので、曲を作っていく上で指揮者やトレーナーの方からいろいろな指摘や提案を受けることになるのですが、それを解決する時間がないまま課題だけが蓄積してしまい、結局そのまま本番を迎えてしまう、という流れになりがちです。指摘されたことを解決しようと心がけていても具体的に結果につながることが難しいのは経験年数が豊富な方ほど痛感されていることと思います。
部活動でも最近は各パートに音大生や音大卒業生など専門の講師が来てくれることも少なくありません。それは確かに価値のある時間になると思うのですが、しかしそれもパート練習の域を超えません。例えば奏法や練習方法で疑問や悩みがあったとしても、その講師を1人の生徒が長時間独占して質問やらレッスンを受けることはなかなかできないわけです。
いずれにせよ、根本的な解決策が手に入らない状態で練習回数と未解決課題が増えていく現状です。
単発参加型だからこそのメリット
そんな時に、ツキイチレッスンにいらしていただきたい、と心から思っています。指揮者から同じことを何度も指摘されるのだけれど、解決策がわからないので困っている、自分でも上手に演奏できていないのは理解しているけれど、練習しても解決しない。
ツキイチレッスンはそのためにあるようなものです。
奏法や技術的な解決をする際に僕が心がけていることは、その原因を辿って原理とか深層の根っこの部分を確認し、そこをどのようにするべきかを考え、実践します。
それはレッスンでも同じで、例えば指揮者から「もっとタンギングをキレイに」と指摘をされたからと言って、タンギングの方法だとか舌に意識を向けていてもきっと解決しません。タンギングを改善するのはタンギングの方法ではなく、もっと根本的な体内の空気圧です。そしてその体内の空気圧を的確に用意するためには腹筋に力をかけることが必要です。さらにその腹筋も種類がたくさんあり、その中で最も適した腹筋をチョイスするわけですが、そのためには腹筋の具体的な働きを理解する必要があるし、そもそもなぜ腹筋が必要なのか、腹筋が働くと体内では具体的にどのようなことが起こるのかを理解していなければなりません。
こうやってもっとも根底にあるところに辿り着いて、正しい知識と使い方を知り、そして使えるようにする。そうすることで質の高いタンギングができるようになります。
もちろん舌の的確な使い方を知っておかなければなりませんが、その際にも舌の日常の働きなどを理解していなければ使うこなすことはできません。
いかがでしょうか。タンギングひとつとっても、ここまで深層に辿り着いてこその解決が導けるわけです。管楽器を演奏するための方法はそれほど複雑ではないのですが、人間の体は個体差があるので、その方法を正しく実践するためのアクセス方法がそれぞれ違うのです。そのために、方法論だけを手に入れてマニュアル化されたものだけを参考にしても解決できないことがほとんどなのです。これが管楽器を難しく感じされる要因です。
それを解決するために大切なのは、先ほども書いたように原理を知り、理解することです。体の個体差はあっても原理はひとつですので、それを実現するために「自分は」どのようにすればよいか、という考え方で研究を進めると、自分特有の方法が見えてくるはずです。
ひとりでやるのは時間も根気も必要で、とても大変です。ぜひツキイチレッスンで一緒に上達の糸口を見つけていきましょう。
ツキイチレッスンは現在11月開催分まで募集しております。
ご参加、待ちしております!
荻原明(おぎわらあきら)