雑談㉓【私のSDGsアクション_2022年2月22日時点】
ここまで、みんなにもしてほしいな、というSDGsアクションをお伝えしてきました。そこで、私自身が実践しているSDGsアクションを書き留めたいと思います。
【交通】
電気自動車の利用
私自身、2019年秋までは、ガソリン自動車に乗っていました。一般的な軽自動車です。車という便利な乗り物に感謝しているものの、車マニアではなく、移動手段としてのみ利用していました。しかし、SDGsを知り、「このSDGsというのは、ただ学問として学ぶだけでは全く意味を為さず、SDGsという不思議な横文字が言う内容を実践しなければ意味がないな」と悟った私は、間もなく電気自動車の存在を知ります。大企業であと2日在籍すれば多額のボーナスが手に入ったとしても退職を選び、ベンチャー企業であと1年頑張れば大きな名声を得られたとしても、何よりも大切にしなければいけないのは自分ではなく社会全体だと思えばすぐに行動に移って退職します。そういうことをいくつも繰り返すうちに、そもそも毒親と縁を切っていてお金の出どころ選択肢が少ない私は、基本的に貧困状態で暮らしてきました。その話はまた別でするとして、とにかく、常に首の皮一枚の経済状況において、ガソリン車よりも数倍、価格の高い電気自動車を購入するに至りました。心を決めるには時間はかかりませんでしたが、私の「サバイバルお金やりくり術」で乗り切りました。さらに無謀なことに、電気自動車は通常、外出に使って車庫に入れて保管している間に、自宅電源から繋がった充電ケーブルを車に差し込んで充電するのですが、なんと私のそのときの賃貸の家の駐車場は高さが足りず(車が入ることができないくらい駐車場の天井が低い)、、、最寄りの宗教団体が無料で開放している充電場所まで往復することになるのでした。。。普通は、電気料金の安いプランを準備している電力会社がありますし、寝ている間に充電が満タンになって、また翌日気持ちよく出発というものですが、私の場合は自宅到着前か出発直後に宗教法人さんのところによる必要があったのです。という体験談でした。しかし今となっては、今回も無謀な決断をして良かったと、心から感じています。
ここで、ユーザーから見た電気自動車のメリットを述べてみます。
〇給油のかわりの充電が必要な時に、ガソリンスタンドに行く手間が省ける
〇ガソリンスタンドで降りる必要がないので、においに敏感な体質でも平気
〇ガソリン代のかわりの動力源としての電気代が安い(参考)
〇ガソリンのかわりの動力源としての電気を再生可能エネルギー100%にしたら、とりあえずできることをやり切ったと感じられる(参考)
〇走行音が極めて静かなので近所迷惑にならない
〇好奇心旺盛な方々(なぜかご年配の方が多い)からよくナンパされる
〇自分はサステナブルな行動をしていますという主張が理解してもらいやすい
〇同乗者も一緒にSDGsアクションができて一体感を醸成しやすい
〇乗っているだけで、「へぇ~」と思う(同乗者の感想)
〇車屋さんのクリーン技術を向上させる
〇SDGs教育をするきっかけ作りに適している
カーシェアの利用
EV(電気自動車)を基本使っているとはいえ、充電スポットで時間を過ごす余裕のない場合や車内暖房をつけたいときなどは、カーシェアリングを使うか地域密着の車屋さんからレンタカーをします。カーシェアの良さは、車を保有することでかかる車両費関連の費用を削減できることだけではなく、例えば10人がそれぞれ保有すれば10台の車両を製造して廃棄しなければいけまえんが、10人が1台を共有して使えば、製造数も廃棄数も10分の1に減ります。人類がいなくなればSDGsは達成するよね、といった極端な正論は横に置いておくとして、作るものは基本的に少ない方が間違いなく環境に良いのです。もちろん、近場にカーシェアリングのサービスがなければ、使うことはできません。都会にはサービス拠点が多いので、是非そちらを。
【寄付】
NPO団体への寄付
お金のある人は、お金の生み出しにくいことをしている団体や個人を寄付という形で応援しましょう、というのもです。私自身はお金持ちではないのですが、それでも、お金を渡した方が良いよね、と判断できるくらい、知れば知るほどに世の中は厳しい。弱ければ弱いほど、その身が辿る脚本はあまりにも苛酷なのです。ただし、例えば1000円を寄付して、そのうちどれくらいが本人に届いているのか?といった疑問は非常に重要だと思います。もし仮にですが、そのうち800円が、日本の都会にある事務所の賃貸費用の支払いに使われていたら悲しいですよね。こういった目線があればあるほど、より透明性のある団体が増え、また、支援したい人に届く割合が増えるでしょう。とはいえ、非営利団体が今の何倍も活躍すれば、社会は確実によくなります。ですので、不確かな部分も許容して、私は寄付を継続的にしています。
【家事】
水を綺麗に保つ洗濯機放り込みグッズ
一部だけですが、私も家事をします。洗濯は簡単で私にもできるので積極的にしていますが、ここにもSDGsアクションができないかと考えました。調べていくと、どうやら洗濯用洗剤には界面活性剤が入っていて、泡に包まれた汚れは消えることなく、川へ、海へと流れていくと知りました。私の家は人里離れたとことに立地しているので、上下水道はなく、うちの敷地内で何とかきれいにしてそのまま川に排出するという状況です。なので、できるだけきれいな状態の水で排出したいと考えました。本当に素敵な商品がどんどん開発されて市場に出ていますね。ぜひこちらから、詳細の商品説明をご覧ください。
ほうき
私の家に掃除機はありません。かわりに、箒とちり取りで室内のホコリなどを掃除しています。あまりに広いお家でのホウキ掃除は体力を使いすぎるという理由で取り入れられないのは合理的にわかりますが、基本的には、電力も使わず、静音で、床も傷つきにくく、寝ている赤ん坊や犬や猫ちゃんが起きにくく、故障が少なく、故障しても直せる場合が多く、コードレス掃除機よりも軽く、なぜか愛着がわいてくるので、私はほうきを使っています。
【仕事】
口だけではなく、本当にSDGsの達成に寄与しようとしている企業と仕事
これは見抜くのが非常に難しいですが、私の経験上、「事業内容も組織運営も優れている組織」が最高に応援したい企業と感じています。ですので、事業内容は当然ながら、その企業は従業員に対してパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントやアカデミックハラスメントなどをしていないか?その組織が世界で一番経済的に豊かになったら世界は良くなるか?SDGsに貢献しているとホームページで主張しているけど、SDGsの何に貢献しているのか?地域住民に偉そうにしていないか?環境に良いことをやっている、と言っているが、その反面で弱者の声を無視していないか?など、チェックしたい点はいくつかあります。私は、心から応援したい企業様としか関わらないと決めています。是非、皆さまにも、こだわりが強い私が心をゆるした人たちを知っていただきたいなと思います。
サステナブルを最重要事項として考えている企業への採用支援
上記の中の一つに、とりあえず企業に人を紹介してマージンで稼いでいる人材業界に一石を投じたくて、人材マッチングをしています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
脱炭素の仕事をしています
行政や民間企業様に脱炭素の実現に対してアドバイスなどをさせて頂いております。パリ協定などでも取り決められているように、脱炭素は必須のアクションです。人間嫌いな私とこういったお仕事を繋いでくださるご縁に深謝しています。
【オフィス】
廃屋リフォーム
そのままでは使えないモノを工夫して再利用するアップサイクルという考えがあります。そのままでは住めない家を住める家に変えるというのは、大きなアップサイクルです。ある資源で何とかする。そのためには知恵やアイデアが必要です。限りある資源(無限ではない資源)をどう活かすかが重要です。
健康被害を引き起こさない建設資材を使っています
人間の健康にも、大気の綺麗さにも悪影響な物質が世界にはたくさんあります。これから家を建てようとしている方やリフォームで建築資材を選ぼうとしている方などは、健康被害を防ぐような建築系の書籍をまずは一読することをおススメします。
再生可能エネルギー100%の電力を使っています
電力の小売がOKとなってから、再生可能エネルギーの比率が高い小売業者が生まれています。ただし気を付けたいのは、再生可能エネルギーを供給します!と言っている会社でも、そのほとんどは、再生可能エネルギー100%ではありません。ではどの事業者が100%なのか?⇒参考(環境省HP)
ただし、ニュースなどをしっかり見て、その事業者が、メガソーラーの建設のために土砂災害を引き起こしていないかや、社員の離職率はどのくらいの高さなのかなど、気持ち良い社会貢献をしたい方が、実はある意味で騙されていた、といった事態を避けたいですよね。
【保護活動】
動物保護をしています
年間で2万頭以上の罪のない犬と猫ちゃんが殺処分されているのをご存知でしょうか?環境省が詳細のデータを公開していますので、こちらよりご覧ください。自分一人にできることは小さくても、同じ行動をする人が増えてほしくて、保護しなければすぐに命の危険にある猫や犬を保護して一緒に暮らしています。自分より弱い命を大切にする心を育み続ければ、動物に対してのみに留まらない、優しい人格形成に役立つでしょう。SDGsを真剣にしようとすると、優しい気持ちが重要になってきます。なぜなら、時には誰かや何かを助けるために自分の一部を削るときもあるからです。
動物保護施設をつくろうとしています
現在、上記の想いが強いので、動物を保護するための場所を作ろうとしています。何かお手伝いして頂ける方はご連絡ください。
【教育】
SDGsを教えています
学生でなければ、受動的にSDGsを学ぶ機会は基本的にはないので、興味を持った方々にて、私のわかる範囲で教えさせて頂いております。これまでに大手から中小の企業、行政、そして個人向けにも教えてきた経験があり、今現在も勉強し続けております。ご興味のある方は、プロフィール記事をご覧下さい。
サステナブル・ショップ
通販はあえてせず、さらに店舗も構えず、口コミだけで販売をしたことがあります。非常に反応が良かったのですが、他の事業やこのnoteでの情報発信を優先しておりますので、ノウハウやマインドを学んでサステナブル・ショップをしてみたい方はご一報を。SDGsを人々に教え込んだ上でスーパーなどでの買い物中に正しい選択をするということは非常に難易度が高い。なので、究極的には、スーパーにはサステナビリティのある商品しか置かないようにする。そうすると、全ての市民がSDGsを理解していなくても、必ずサスティナブルな購買体験ができる、という理論です。今回は身近と思われるスーパーの例を出しましたが、どんな商売でも同じです。私の場合は、サステナビリティに貢献するコンサルティングしかしません。あなたの場合はいかがでしょうか。
【景観保護のための清掃】
ゴミ拾いをしています
役所の怠慢により、役所が清掃することになっているエリアを住民が清掃しています。つまり、役所の管轄であるエリアのゴミ拾いを私はしています。タバコやゴミなどのポイ捨てに対する罰が、日本では軽すぎるのでしょうか。シンガポールの場合は、ゴミのポイ捨ては初犯最高1000ドル、再犯は最高2000ドルと清掃作業などのペナルティがあったり、香港では、ゴミやタバコの吸い殻をポイ捨てした場合、罰金ではなく、ゴミに付着したDNAから本人そっくりの指名手配写真を作って貼りだしているようです(全員ではないと思います)。ポイ捨てをした人へのペナルティを大きくしてほしいという思いを持ちつつ、自分が率先して地域をきれいにすると、とにかくその地域はいったんは綺麗になるので、環境のためとか大仰に思わず、自分のためと思ってしたいな、と自分に語り掛けています。結果として、例えば私がプラスチックごみを拾うことで、そのごみが数百年後に分解されるまで地球を汚し続ける要素を1つ取り除いたということで、実は大きな好影響を与えるものなのです。ゴミ拾いを一人でするのが寂しい方は、SNS型のアプリもあるので試してみては。
今回は、一般的に理解されやすいであろう項目を記載しました。
もっとディープな内容も書いたのですが、ちょっと刺激が強すぎるので、追って開始予定のメンバーシップにご参加いただいた方だけに公開します。