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    当たり前に使っている「言葉」について向き合ってみます。※言語学専攻ではありません

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    私が人生で一番影響を受けたであろう、東北での思い出をまとめました。

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    解釈の数だけ新たな視点が生まれる。読書の世界を通して新たな世界に行ってみませんか。若干ネタバレあり?

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【新解さんの恋愛観?】『新明解国語辞典』の恋愛の解釈を第4・7・8版と比較してみた

11月19日に発売されたばかりの新明解国語辞典(以下・新明国、新解さん)の第8版を買ってきた。 「考える辞書」(前置き)新明国というと、アクセントだったり、その言葉に付随する助詞(-ヲ、―へ)など文法の使い方まで載っている。 しかし何よりも最大の特徴は、編者の独特な解釈(意味)といえるだろう。 そしてその解釈は版を重ねる、すなわち時代が経つごとに変わっている。 新しい第8版が発刊された。前の版の第7版は2011年に出来たものだから、実に9年ぶりの全面改訂。 9年前の

    • 『川島明の辞書で呑む』が神番組だった。やっぱり辞書は良いよね

      • 【毎日漢文】2年前(大学3年の頃)に毎日漢文という漢文エッセイをやってたんですが、社会人になった今もう一度再開しようと思います。 やるからには当時のような適当なものは作らず、Kindleなどで量も質も大幅に上げたいなーと考えています。 夏頃完成を目標に、少しずつ頑張ってみます!

        • たまに皆さんの記事を見る程度で投稿してませんでしたが、先日から一人暮らし&社会人生活が始まりました。 地方で新人研修なんですが、実家から一人暮らしの家に行くと死にますね。 週5で8時間勤務とか耐えられる気がしない…けど、まあ何とかなると思いこみます。お互い頑張りましょう。

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        【新解さんの恋愛観?】『新明解国語辞典』の恋愛の解釈を第4・7・8版と比較してみた

        • 『川島明の辞書で呑む』が神番組だった。やっぱり辞書は良いよね

        • 【毎日漢文】2年前(大学3年の頃)に毎日漢文という漢文エッセイをやってたんですが、社会人になった今もう一度再開しようと思います。 やるからには当時のような適当なものは作らず、Kindleなどで量も質も大幅に上げたいなーと考えています。 夏頃完成を目標に、少しずつ頑張ってみます!

        • たまに皆さんの記事を見る程度で投稿してませんでしたが、先日から一人暮らし&社会人生活が始まりました。 地方で新人研修なんですが、実家から一人暮らしの家に行くと死にますね。 週5で8時間勤務とか耐えられる気がしない…けど、まあ何とかなると思いこみます。お互い頑張りましょう。

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        記事

          書くことで自分の本心が理解できたけど、それは何かを色々考えて自分の意見を発する「とうふ納豆」の姿ではないと気付かされる。 色々学び考えた結果がこれだとは思わなかったので正直驚きや困惑もあるけど、考え続けることよりも本当の自分自身を受け入れることこそ「成長」だと言えるのかなと思う。

          書くことで自分の本心が理解できたけど、それは何かを色々考えて自分の意見を発する「とうふ納豆」の姿ではないと気付かされる。 色々学び考えた結果がこれだとは思わなかったので正直驚きや困惑もあるけど、考え続けることよりも本当の自分自身を受け入れることこそ「成長」だと言えるのかなと思う。

          現実に起きたことについて何かを「考える」より、起きたことに対して「感じる」だけの方が生きやすいし案外楽しいと最近思うようになった。 自分なりに問題意識(問い)と思考(答え)をもって何かを書く人の文章はすごく面白いんだけど、正直そういうnoteは以前に比べて激減したなと感じる。

          現実に起きたことについて何かを「考える」より、起きたことに対して「感じる」だけの方が生きやすいし案外楽しいと最近思うようになった。 自分なりに問題意識(問い)と思考(答え)をもって何かを書く人の文章はすごく面白いんだけど、正直そういうnoteは以前に比べて激減したなと感じる。

          反省

          昨年末、サークルの友人と縁を切ることにした。 理由は大したことではない。単純に口論で喧嘩して、わかりあえず、仲が悪くなっただけだ。 なぜか彼を含んだグループで仲が良かったけど、少なくとも、彼とは縁を切る。 (喧嘩といっても暴力的なものではなく、あくまで口論レベル。というか、本当の喧嘩とは論理的に言葉で済ませるものだと思う) 「喧嘩するほど仲が良い」という言葉は、相手に敬意があるからこそ成立するはずである。相手と喧嘩することによって、わかりあえたり、新たな関係になれると

          無題

          いやー…こんな気持ち初めてっすわ… 私、東京在住なんですけど、来年4月から地方で一人暮らしするんです。 内定先はそこそこ大きい規模のグループ会社なんですけど、そのうちの本社が地方にある会社に配属になって、通えないんで一人暮らし。(具体的には言えないので大雑把にしてます) 会社がどこにあるのか知らないので(最終・内定式含めてオンラインだった)、旅行も兼ねて先日駅から歩いて見に行ったんですけど、まあ想像以上に人がいなくて。 いやもちろん人はいるんですけど、車を使っている人

          【辞書書評】1986年と2020年の岩波国語辞典を読み比べたら、言葉に対する国語辞典の覚悟を見ることが出来た。

          久々に古辞書を購入。 今回購入した辞書は、写真の通り岩波国語辞典の第4版。しかもうれしいことに、本当に発売当初に発行された第1刷。 1986年10月というと、バブルに入る直前(もう入ってる?)。 派手なイメージの時代に、無駄のない重厚なデザイン。やっぱ国語辞典はこういうシンプルなほうが好みだな。 今回はせっかく第8版も持っているので、読み比べしつつ面白いなと思った点をいくつか紹介していこうと思う。 序文から見る岩波のスタンス比較をする前に、まずは、岩波国語辞典の序文

          【辞書書評】1986年と2020年の岩波国語辞典を読み比べたら、言葉に対する国語辞典の覚悟を見ることが出来た。

          勉強って、努力が認められる数少ないことだと思う。 就活も恋愛も運動も、見た目とか時代とか性格とか運で左右されることも多い。 でも、勉強はすればするほど成績は上がり成果につながる。就活失敗したとしても、勉強すればするだけ成果を出せる仕事を探して、そこで勉強しまくればいいかなと思う。

          勉強って、努力が認められる数少ないことだと思う。 就活も恋愛も運動も、見た目とか時代とか性格とか運で左右されることも多い。 でも、勉強はすればするほど成績は上がり成果につながる。就活失敗したとしても、勉強すればするだけ成果を出せる仕事を探して、そこで勉強しまくればいいかなと思う。

          100均のシャーペンから万年筆を使うようになったら、文字を書くのが楽しく大好きになった話。

          書道の時間、いや文字を書くこと自体が嫌いだった。 文字がどうも汚くて、シャーペンも鉛筆もボールペンもずっと握ってると手が痛くなるし、何より書き心地が悪い。 春休みの習字や日記を書く時間が苦痛だったし、大学に入ってからもレポートとか文字を長く書くのが苦痛でしかなかった。 オンライン授業になってパソコンのレポートだから手書きの量が減ると思いきや、プリントに手書きでメモを書く必要があったし、パソコンでダラダラ書いても思考がまとまらないので、手書きでメモを書く必要があった。

          100均のシャーペンから万年筆を使うようになったら、文字を書くのが楽しく大好きになった話。

          岡本太郎は「人生は積み重ねではなく、積み減らし」という名言を残している。 過去の蓄積にとらわれるとそれに埋もれて身動きが出来なくなる。 捨てれば捨てるほど命は膨らんで強くなっていくと思ってたんだって。 すごくいい表現。

          岡本太郎は「人生は積み重ねではなく、積み減らし」という名言を残している。 過去の蓄積にとらわれるとそれに埋もれて身動きが出来なくなる。 捨てれば捨てるほど命は膨らんで強くなっていくと思ってたんだって。 すごくいい表現。

          他人事なのかもしれないけれど。【震災から10年】

          2018年~2020年、東北の被災地に何度か行ったことがある。 初めて陸前高田に訪れたのは2018年。 当時震災から8年も経ったのである程度復興しているのかと思っていたら、想像以上に更地ばかりで、ガタガタの道路を土で汚れた工事用のトラックや鉄道の代替バスが走り、車が通った後は砂ぼこりが舞っていた。 その後、津波や原発事故や震災で、大切なひとを亡くした方や家とか思い出を失った方にも会ったことがある。旅に行った後だったのでさぞかしつらい思いをされているんだろうと思った。

          他人事なのかもしれないけれど。【震災から10年】

          【22卒】自分は就活というより、哲学に向いていない

          先日、リクルーター面談も受けた企業の選考の面接を受けた。 そこでまあいろいろ話したんだけど、話を聞く中で自分は就活じゃなくて哲学に向いてないのかなあと感じた。 これまで何度も哲学の記事を書いてきたとおり、私は人生や人間とは何かを考える、すなわち哲学は好きだ。 だけど、「哲学が好き」と「哲学が向いている/できる」は違う。 本当は哲学もどきを知っただけで、理解できていない。ただの学生だから当然かもしれないけど。 結局のところ自分自身を知ることができていなかったのだ。そし

          【22卒】自分は就活というより、哲学に向いていない

          2018/11/6 原発終着駅の富岡駅を訪れる

          久しぶりの東北被災地旅の記録です。 2018年、大学1年の秋。 今まで宮城や岩手の被災地ばかり行っていたが、福島の被災地にも行ってみたくなった。 宮城や岩手の沿岸部は7年経ってある程度復興し始めた地域もあるように見えた。しかし、福島の浜通りは津波や地震だけではなく「原発」という、これまた非常に重くのしかかる別の被害を受けていた… 今回は原発付近を走っていた常磐線が運転見合わせとなり、原発付近で立ち入り禁止区域の手前(当時終着駅になった)富岡駅までまでいった記録です。

          2018/11/6 原発終着駅の富岡駅を訪れる

          【書評】『勉強できる子卑屈化社会』を読んだら、思い当たる節が多すぎる!

          あなたは勉強は好きですか? 私は中学校は学年トップ5で、いわゆる進学校に余裕で入学。中学校までは勉強しないでも余裕で頭がいい人に君臨した。 いや、正確に言えば勉強はしてたんだけど、まあ勉強できたけど運動ができない。 ということで、頭がいい嫌味な奴と運動音痴なダメ男という烙印を押された。 今思えばお互い子供だなあと思うけど、当時はコンプレックスでしかなかった。特に勉強ができることで妬まれることに。 でも、勉強ができる人がたくさん集まる高校があると知った後は、勉強して見

          【書評】『勉強できる子卑屈化社会』を読んだら、思い当たる節が多すぎる!