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通訳案内士ってどうよ

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通訳案内士になるまでの経緯や、なってからのドタバタなど、気ままに書いています。
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たまには真面目に仕事の話:その20-通訳案内士ってどうよ-どうにもならないことは、ある

たまには真面目に仕事の話:その20-通訳案内士ってどうよ-どうにもならないことは、ある

あっという間に今年もあと一週間。
今年最後のインバウンドツアーは、これまでで最悪のものだった。

どうにもならないことが多すぎた。

これは、もうひとつステップアップすべき、という忠告なのか。
あなたはガイドには向いていないよ、と言う警告なのか。

とにかく、久々に落ち込んだ。

話が通じない人というのはどこの会社にもいるけれど。
お客様で、そういう人にはこれまで出会ったことがなかった。

自分を

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たまには真面目に仕事の話:その19-通訳案内士ってどうよ-好きこそ物の上手なれ

たまには真面目に仕事の話:その19-通訳案内士ってどうよ-好きこそ物の上手なれ

この半年の記憶がほほない。
投稿が半年ぶりなのがその証拠。

地域おこし協力隊を途中で退任することを決めたのは8月。
「これからもあなたにお願いすることはありません」的なお言葉を役場職員から貰ったのが7月。決意するのに時間はかからなかった。

ここにいても時間の無駄。
何故何の目的もなく地域おこし協力隊を呼んだのか?
お国のお金が欲しかっただけか? そう思った。

私の後に続いた人も、任期満了前に

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たまには真面目に仕事の話:その18-通訳案内士ってどうよ-素晴らしき先輩方と能力テスト-

たまには真面目に仕事の話:その18-通訳案内士ってどうよ-素晴らしき先輩方と能力テスト-

櫻咲く4月の繁忙期、この時期、暇な通訳案内士などいるだろうか。
コロナ以降、とんでもないことになっているインバウンド観光客増加の勢い。

新人だろうが、ベテランだろうが、毎日フル稼働。
この時期に仕事を選べる人達が羨ましい。

申し訳ないとは思いつつ、地域おこしの仕事は長期間休みを貰って、ツアーの手伝いに参戦。

もう、金閣寺何回目よ。お百度参りレベルよ。
これだけ同じこと説明したら、上手くならな

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たまには真面目に仕事の話:その17-通訳案内士ってどうよ-鹿児島、お気に入りの場所 : 変わってしまったものと、変わらないもの

たまには真面目に仕事の話:その17-通訳案内士ってどうよ-鹿児島、お気に入りの場所 : 変わってしまったものと、変わらないもの

今年何度目かの鹿児島。
もう、なにがなんだか、とにかく来年に向けた準備で慌ただしい。

まだぴかぴかに見える立派な高層ビルの鹿児島県庁に来る度に思う。
外の広い階段を上がった場所から、桜島を撮影するポイントが残念すぎる。

県庁の皆さんはとても優しい。
こんな新参者にさえ、色々教えてくれる。

けれど、鹿児島中央駅から、果てしなく遠い。
タクシーに乗るなんて、レンタカーを借りるなんて、そんな無駄遣

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たまには真面目に仕事の話:その16-通訳案内士ってどうよ-超絶ハイシーズンが戻ってきた!-

たまには真面目に仕事の話:その16-通訳案内士ってどうよ-超絶ハイシーズンが戻ってきた!-

奄美から移動して、再びやって来た関西国際空港、JRパス窓口の前には、JRパス発行を待つインバウンド(国外からの来訪者)観光客の長蛇の列。
もはや、日本と言うより「異国」。

まずは、JRに乗るべきか、地下鉄に乗るべきかで右往左往している海外から来た人達。 空港の側、ここまでは辛うじてWifiが通じる。

駅の外では、携帯を見つめる人々だらけ。
そんな観光客は、基本放置されている。

「自分で調べて

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たまには真面目に仕事の話:その15-通訳案内士ってどうよ-個人向けツアーってどうしてる?-

たまには真面目に仕事の話:その15-通訳案内士ってどうよ-個人向けツアーってどうしてる?-

今年も通訳案内士一次試験が終わって、そろそろ3週間。
合格発表まであと3週間。
かつての時代と違い、随分日数が短縮され、二次試験に備えやすくなった。

まだ、脱力したままの方も多いかもしれない。
かなり暑かった今年、体力は回復したでしょうか。

受験者の2割が次の口述二次試験へ進む。合格率から考えても、その二人のうち一人は、全国通訳案内士として誕生する計算。

今年の受験者は、とても少なかったらし

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たまには真面目に仕事の話:その14-通訳案内士ってどうよ-やるべきことと、できないこと-

たまには真面目に仕事の話:その14-通訳案内士ってどうよ-やるべきことと、できないこと-

大阪伊丹空港から奄美大島へ戻ってきた先週、台風の影響で空港は大混雑!

沖縄や奄美のスーパーからものが消えているニュース映像を見たところで、それを気にする人はどれくらい関西にいるのか。

そんなことを思っていたら、次の台風は関西へ向かったらしい。

台風というのは皆その進路が気になるのだけれど、関係のないエリアに住んでいれば、「何かあったの?」レベルで関心がないもの。

こんな時、インバウンド観光

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たまには真面目に仕事の話:その13-通訳案内士ってどうよ-知識より、語学力より、大切なもの-

たまには真面目に仕事の話:その13-通訳案内士ってどうよ-知識より、語学力より、大切なもの-

帰省中のとある日、大好きな公園で、プレーリードッグに出会った。
全然知らない人とも話ができる関西人同士、話が弾む。

立ちあがってお腹を太陽に当てるどころか、暑すぎて日陰を探して股の間に収まる可愛いやつ。

帰省の目的は、奄美大島の宣伝のためラジオ局への訪問、体調管理を兼ねた検査、そして押し寄せるインバウンド観光客への対応、だったのだけれど。

なぜひとり、公園を歩くことになったのか。……それは、

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たまには真面目に仕事の話:その12-通訳案内士ってどうよ-インバウンド観光客爆増のなかで-

たまには真面目に仕事の話:その12-通訳案内士ってどうよ-インバウンド観光客爆増のなかで-

怒涛の桜シーズンがようやく終わりを迎えたと思ったら、修学旅行シーズンが始まった京都。

インバウンド観光客が、3年分一度に押し寄せたのかと思う程の京都では、新人ガイドらしき人たちが、街のあちこちに見受けられました。

その中にもまれるように歩く制服姿の学生さんたち。

インバウンド観光客解禁後の初の桜の季節。
多くの人が無事にガイドデビューできたのではないでしょうか。

今年の梅雨は早まりそうな予

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たまには真面目に仕事の話:その11-通訳案内士ってどうよ-初仕事-

たまには真面目に仕事の話:その11-通訳案内士ってどうよ-初仕事-

奄美大島での初めてのお正月

正月気分が全くない正月だった。
正月早々、大阪でガイドをしていたせいもある。

けれど一番の原因は関西の実家の付近に《しめ縄飾り》が殆ど見られなかったせいかもしれない。
それくらい祝う気分になれない環境の家が多かったという事か。

年末に数多く訃報を聞いた。
未だに施設に入っている方たちを最後に看取るのは施設の人たちということになっている。家族が最期に会えない状況を何

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たまには真面目に仕事の話:通訳案内士ってどうよ10ー ふーてんの寅子、活動再開ー

たまには真面目に仕事の話:通訳案内士ってどうよ10ー ふーてんの寅子、活動再開ー

久しぶりの投稿になってしまった。
のんびりしに来たはずの奄美大島で、なんだか慌ただしい日々が続いている。

そう、観光客が戻って来た。旅行割の成果も大きい。
入国制限が緩くなり、インバウンド客も、来春の予約も激増している。
それに合わせるかのように、旅行説明会が各地で行われている。

ひとり「宇検村ってご存じですか?」的な営業をして、名刺を配り倒す。
飛行機の時刻も、バス時刻表も変わり、以前に投稿

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たまには真面目に仕事の話:その9 -通訳案内士って、どうよ?-必要な素質って?-

たまには真面目に仕事の話:その9 -通訳案内士って、どうよ?-必要な素質って?-

たまには仕事の話をしなくては、と思いながら雑務に追われ続けた3か月でありました。

実際のところ、来年の、いえ、今年の秋から既にFIT(外国人個人旅行客)の予約はかなり増加してきています。
各種緩和措置のおかげもあってか、依頼件数も増加。
アサインされるべく手を挙げ続ける日々が、再び始まりました。

とはいえ流動的な入国制限、各種手続きが間に合わず、再びキャンセルするお客様も続出。

奄美に移住し

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たまには真面目に仕事の話:その8 -通訳案内士って、どうよ?-学びに終わりはないということー

たまには真面目に仕事の話:その8 -通訳案内士って、どうよ?-学びに終わりはないということー

さてさて、少し前、観光庁から継続研修を受けるようにと連絡が来ました。本当に、勉強に終わりのない仕事だなぁとつくづく思います。
座学と実地の勉強にどれほど費用をつぎ込んだか分かりません。

知識をひけらかす仕事というよりは、実際はおもてなしができるかと、
コミュニケーションができるかの方が大切なんですが。

二条城で、大先輩の前でひっどいガイディングをして、ひっどい成績を付けられた新人研修の苦い記憶

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たまには真面目に仕事の話:その7 -通訳案内士って、どうよ?-合格後に必要なお話を少し(その2)ー

たまには真面目に仕事の話:その7 -通訳案内士って、どうよ?-合格後に必要なお話を少し(その2)ー

前回、つらつらと書いていた内容。
通訳案内士試験を合格してからのお話の続きです。

来月の試験会場でのイメージトレーニングはできてますか?
暑くても、音がうるさくても、集中しないといけません。

「合格した!」って予祝のイメージ浮かんでますでしょうか?
「これだけ勉強したんだから絶対大丈夫」という思い込み、結構大事です。

さて、ざっくりと、前回書いた合格後に必要なことがら。

では、前回からの続

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