三方の小品【64:プラネタリウム】
プラネタリウムプラネタリウム (テキスト版)内容は上の画像と同じです。
夜が好きだ。
いつだって夜の帳が下りる中で蝋燭の灯りを灯していられたならば……と、思うけれどもそうもいかない。
しかし、そんな時に合法的に夜の時間を伸ばすことができる、そんな夢の空間がある。
まんまるドーム、薄暗い闇、きらりんと音楽が鳴り始めれば、頭上は満天の星々。さながら自分も星になったかのよう。
大空に抱かれて心地よくてとろりんと眠ってしまいそうなところを我慢して、日常では見ることのできない数の星