乾とんと
私が今まで読んできた本の紹介や、読後の感想、全体の振り返りなどを記事にしたノートをまとめています。
どうしようもない話、取るに足りない話、気の利いた話などを書いた記事を集めています。たわごとも。
タイトル通り、ほぼ千文字くらいで書いたエッセイ記事のマガジンです。
オリジナルの小説や物語、創作物をまとめています。
ブクログレビューもやっています↓ https://booklog.jp/users/77efc11408cc98e0 よかったらレビュー読んでもらえるとありがたいです。 ブクログには、読了本の棚を作っていますので見てもらえると嬉しいです!
こんにちは。とんとです。 久しぶりの今回の記事は、サイエンスブックライターの秀逸な着眼本の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。 とりあげる本は、 アビゲイル・タッカー『猫はこうして地球を征服した』(インターシフト 2018)です。 <短めな紹介文> ネコ科で言えば、イエネコの他にも、ライオンもトラもサーベルタイガーも含まれていますが、本書は多くの部分を「イエネコ」に焦点を当てて書かれています。 イエネコが如何にしてヒトを手なずけ、現在のような生態
ほぼ4ヶ月ぶりの投稿です。 しばらく他のSNSでふらついていました。 また、自分の興味のおもむくままに、投稿してみようと思います。 気分を一新しようと思って、サムネを変更してみました。
最近は、ちょっと試していることがあってnote更新できてませんが、 今夜は、この本を楽しんでます。 5年前くらいの本なので、私のジャズ感性が鈍ってしまったなあトホホ。 でも、懐かしかったですね。 また、ジャズ聴いていこうと思います。
おはようございます。 朝からこの本で酔っ払っています。 倉橋由美子さんの『酔郷譚』 美酒というか魔酒を飲むと主人公が幻想的体験をするという短編集です。 毎回登場する美人にもドキドキさせられます。
やっとこさ朝から喫茶店に行けるようになりました。 少し読書出来ました。 古川さんの『ミライミライ』 インド連邦日本とか、ソ連領北海道とか、暗躍する元陸軍大佐とか、その血縁者のラッパーとか、設定にワクワクしています。
こんにちは。とんとです。 今回の記事は、臨床心理士の痛快なフィールドワーク本の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。 とりあげる本は、 東畑開人さんの『野の医者は笑う 心の治療とは何か?』(誠信書房 2015)です。 <短めな紹介文> 怪しいものが根っからに大好きな臨床心理士の著者による、沖縄フィールドワークを追体験できるノンフィクション本で、沖縄の怪しい「野の医者」をインタビューしたり、セッションしたり、スクールに通ったりする様子を追体験できると
「今日なに読んだ?」 こういう会話が日常にあればなあと思うんです。 「まだ読んでないからこれから読むよ~」でもいいですし、読んだ本の話をしてもいい、「読まなかったけどこんな映画を観たよ~」とかでもいいかもしれないですね。 コミュニケーションのあり方に、「バケツリレー式」と「約束の積み重ね式」がある、とどこかで読みましたが、 この、「今日なに読んだ?」は、どっちに当てはまるんでしょうか。 私は、自分の考えを相手に渡す「バケツリレー式」よりは、 約束事の共
こんにちは。とんとです。 今回の記事は、近代日本を生きた伝説の批評家の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。 とりあげる本は、 浜崎洋介さんの『小林秀雄の「人生」論』(NHK出版新書 2021)です。 <短めな紹介文> 近代日本は、考えてみれば非常にいびつな形であった。欧米諸国に立ち向かわんとするために急ごしらえで導入した、「四民平等」「立身出世」「文明開化」「富国強兵」「殖産興業」といった標語からの活動に加えて、かの国に対する「天皇制」をもって、
こんにちは。とんとです。 今回の記事は、いま言語関係の本で大注目の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。 今回の本は、 今井むつみさん、秋田喜美さんの『言語の本質』(中公新書 2023)です。 とても挑戦に満ちたアツい本でした! <短めな紹介文> なぜヒトだけが言語を持つのか?この謎に挑んだ学者たちは多かった。本書では、言語のあり方と人間の思考という二つの基地を行ったり来たりしながら、異なる学問分野をまたいで、筆者と一緒にこの謎を考えていく。
SNS全盛期な世の中になってるような感じですが、やめていく方もいるし、放置してROM(読むだけ)を決め込む人も結構いそうです。 ですが、せっかくの全世界と繋がるチャンスですし、日本国内に限っても言えることなのですが、ちょっともったいないと思ったりします。 ところで、SNSではよく、「フォロワー」の人数が話題になりますが、ただのフォロワー、というか謎のフォロワーは結構いますよね……。でも、本物のフォロワーも、もちろんいると思うんです。 違いは多分、その御方と「エピソー
筆を持つ手は微かに震えている。彼はもう何年も筆を持っていなかった。二十年は経っていたかとおもう。 書き出しはどうするかと一瞬よぎったが、あまり気にせず、えいと筆を水面に向けた。 「つれづれなるままに」 平仮名でこう書き出すと、汀に集まる人々からは感嘆がもれた。時たま冷笑的な声も聞こえたが、気にせず書き続けることにした。 「ひぐらし、みなもにむかいて」 原文に手を加えてやや興奮したのか、少し頬が紅くなる。ここで止めてしまっては駄目だと自分に言い聞かせて、彼は続
暑い夜だった。家の中にいても、35度はあったと思う。Tは、上半身は裸、下半身はハーフパンツといういつもの格好で部屋でテレビを見ていた。 外からは田んぼのカエルの鳴き声がひっきりなしにきこえてくる。クーラーもないから窓は開けっ放しで扇風機をつけているのだった。だから余計カエルがうるさいのだ。 「グワッグワッグワッグワッ」 一体いつまで鳴くんだろう…。忌々しいな…。お昼に一匹踏み潰してやったが、わんさかのさばってやがる…。Tは窓の外を一瞥して、悪態をついた。 「お前ら
心の体調管理に効くものごとは、意外と身近に沢山あると思います。 家の中を見渡しても、私の部屋には色々な本がありますし、パソコンで動画を楽しむこともできます。スマホを開けば音楽アプリで過去の名作から流行の新作まで音のシャワーを浴びることもできます。 部屋を出て、台所へ行けば料理をすることもできます。私は料理も趣味なので、肉料理で下味をつけるために漬け込みをしたりもするのですが、そういった下準備で待っている時間も他のことをしながらですが、ワクワクして気分が良いですね。
こんにちは。とんとです。 今回の記事は、少し前に読んだ本の読み跡(よみあとんと)です。 よろしくお願いします。 今回の本は、 伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書 2015)です。 とても衝撃的な本でした! <短めな紹介文> 見えることで、目に依存しすぎる我々。 それとは違う世界が<見える>彼ら。 本書は、「お互いの世界を言葉にして」 対話する、 福祉関係の本ではなく、「身体論」の書物であり、 助けるのでもなく、「違いを
夏なので、花火がしたい。 そんな話をしてたんです。 そしたら、私のアタマの中でなにやら謎の連想が働いて、 「好きなもの 苺コーヒー花美人 懐手して 宇宙見物」(寺田寅彦) 寺田寅彦の短歌が思い出されました。格好いい短歌なんです。 「花」と「美人」のところで、<花火>を連想しちゃうところが、 相変わらずぽんこつ脳ですが、 それはともかく、<花火>で短歌、作ってみました。 「ドドンパと 打ち上げ花火 上がり始め 気分上々 かち割り好調」 「打ち上がる 花火