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愛の実践の第一歩を踏み出したいのです。

アドラー心理学の学び直しをする中で、改めて大変重要な気付きを得たのは、アドラーの言う「人生の3つのタスク」についてだ。

それは、「仕事」「交友」「愛」のタスクの3つである。そしてこれらはそれぞれ、自分の幸せ、他者の幸せ、自分と他者双方の幸せ、に対応する。

「仕事」のタスクとは、人間社会を成立させるために必要な分業システムの一翼を担うために、信用を基にして自分自身の持てる資質を活かせる形での他者貢献を行うことだ。人間の価値は、その仕事に「どのような態度で取り組むか」によって決まる。

「交友」のタスクとは、他者への尊敬に基づいて関係性を構築することだ。自分が尊敬されることを求めがちな人間であるが、他者に自分を尊敬せよ、信頼せよと強要することはできない。自分にできることは、まず先に他者を尊敬することだけだ。

「愛」のタスクとは、自分と他者の双方の幸せを築き上げることだ。自分だけでも、他者だけでもなく、それより上位のものとして自分と他者の双方を掲げるということだ。

この中でも特に私に欠けていた視点は、「他者に関心を寄せる」ことだったのではないか、と思う。

このブログでは徹底的に自分自身に向き合ってきた。それは、私の大きな個人的特性の1つに「内省」があるからであり、自身の行動や思想を常に点検して反省し、アップデートを加えてきたところがある。

しかしながら、これから先に特に必要になってくるのはおそらく、「交友」のタスクと「愛」のタスクの実践だ。

自分自身が今まで特に意識的になれていなかった「他者に関心を寄せる」ということについて、もう一度自分の人生において重要な位置づけを与えなければならないだろうと思っている。それこそが、これまで私がこのブログで言語化し、ずっと苦手としてきた「愛の実践」の第一歩であると思う。

だから、このブログについても、少しずつ意識的に、「誰か」や「何か」について考えたことを書けるようにしていきたいと思う。

その対象物を観察し、実験して反応を見たりした結果について書いたり、その対象物の目線で別の現象や社会を捉えてみた結果について書いたりしてみたいと思う。

このことが、真の意味での他者の目線に立って物事を考える(「他者の靴を履く」)ことの基盤になりそうだ。

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ともやの思考整理note
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