カニカマだけを握りしめて幼稚園へ行った話。
今朝はなんと、手ぶらで幼稚園へ。
車で10分。幼稚園の駐車場について、さあ降りようと社内を見渡すもカバンがない。
娘の手には、強く握りしめられたカニカマが一本。車の中でなにか食べたい、というから出掛けに渡したカニカマを、まだ食べ終わらずに大事に握りしめている。
「やばい、カバン忘れてきちゃった」
娘を幼稚園へ預けたら一度家に帰って、荷物を持ってまた戻ってこなきゃ、なんて思ってすっかりテンションが下がったぼくを見て、娘がにやりと笑った。
「あー! カバンがないと困っちゃ