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シンガーソングライター頭慢の作詞講座

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石垣島在住ミュージシャン頭慢(とーまん)が、今まで400曲以上の作詞作曲をしてきた経験をもとに、今回は作詞についてのあれこれをまとめます。
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記事一覧

作詞講座 第七回 「断片とコラージュ」

今でこそ、忌み嫌われるようなアイテムになってしまった「煙草(たばこ)」だが、一昔前は、重…

頭慢
2か月前
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作詞講座 第六回 「作者だけが知っている」

まずは、これを読んでもらおう。さだまさしの「案山子」の一節だ。 この歌詞の中「金頼むの一…

頭慢
3か月前
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作詞講座 第五回 「リピート」

作詞講座を連載しているが、巷に「あなたも作詞ができる」みたいなテキストはたくさんある。 …

頭慢
4か月前

作詞講座 第四回 「五感」

小学校で作文指導をするとき「五感を意識して書きなさい」。これはよくやる指導方法。 たとえ…

頭慢
5か月前

作詞講座 第三回 「人称」

人称を考える。 一人称、二人称、三人称などという人称のことだ。 まずは吉田拓郎の歌の例か…

頭慢
5か月前
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作詞講座 第二回 「遠近法」

遠近法ということについて。 近くのものはハッキリ見えて、遠くのモノはぼんやり見える。 歌詞…

頭慢
6か月前

作詞講座 第一回「作詞はテーマから」

作詞・作曲、歌を作るときに一番大切なこと、それは、コンセプト。 これから歌をつくる時に一番最初にどんな歌をつくろうか、それを考える。 作詞でいえば、歌詞のテーマを考えることが大事。 作詞のテーマ。 例えばということで、ユーミンの歌で、テーマが分かりやすい歌を挙げる。 昔の歌だが「5cmの向こう岸」という歌がある。 背の高い女の子が、付き合ってた男の子の身長が自分より5cmも低いことを気にしはじめて、結局、別れてしまうというストーリーを歌った歌。 ユーミンの優しさは、時々、歌