それでは今日も森鷗外の「逍遙子の諸評語」を読んでいきたいと思います。
鷗外は新たな批評家として坪内逍遥と幸田露伴を挙げ、逍遥の批評眼を取り上げます。鷗外は言います。批評眼とは哲理眼である、と……
#433で紹介した岸田吟香は、1877(明治10)年、売薬業「楽善堂」を興し、眼薬「精錡水」やビン入り濃縮レモン水の販売などを行ないますが、1881(明治14)年頃には楽善堂書房を設立して出版事業も手掛けます。日中間の相互理解を深めるため中国人の著書・訳本などを次々に刊行しますが、そのなかに劉海峯文集全10冊があります。
まずは、「小説三派」の概略から始まりましたね。
ということで、この続きは……
また明日、近代でお会いしましょう!